救急隊について

訪問診療を行っていると、まれに患者さんの病状が悪化し、救急車を要請することがあります。

これまで自分は3次救急で働いており、いつも救急隊を「受け入れる」立場にありました。
その経験から、「救急隊は皆腰が低くていい人だなぁ」という印象でした。

しかし、在宅診療することになり、今度は救急隊に「お願いする」立場になりました。

そうしたら、ビックリです。

救急隊員のなんと態度が横柄なこと!

救急車を呼ぶということは非日常であり、家族の方にとってはオロオロしてしまう方もいます。
そんな家族に対して優しい言葉をかけるどころか、上から目線の言葉で話しています。
施設のスタッフにしてもそう。
自分のクリニックの看護師に対してもそう(おたくの部下ではないんですけどねぇ)。

あたかも自分たちが一番偉いんだぞみたいな態度です。

もちろんすべての救急隊がそうということではありません。
隊長から的確に部下に指示をし、一番迅速に病院に搬送できる方法を考え行動する、
すばらしい救急隊もいます。

しかし、これまでみてきた札幌市の救急隊のうち9割近くは、「横柄」です。

施設のスタッフも救急搬送を経験されている方が多いですが、その方たちの感想もたいがい「横柄だ」です。

自分はどちらの立場にも立っていますから、この救急隊の態度の変わりようには本当腹が立ってしまい、「これはいかんだろ」というものに関してはその場で隊長にモノ申しています。
(しかし、そのようなとき決まって「そのようなつもりではありませんでしたけど・・・」と回答されます)

施設スタッフだって介護のプロですから、どちらが上ということではないはずです。
お互いプロ同士対等な立場です。

オロオロしてしまっている家族にも優しい言葉をかけるべきでしょう。

もちろん患者さんに対しても優しく声をかけるべきです。
(一度、意識ある患者さんに対してすら、事務的なことを話しかけるだけで、優しい言葉もかけないで搬送した救急隊がいました。そこの隊長は部下に対しても威圧的な言葉で指示しており、このような姿は患者さんや家族にみせるべきではありません。)

これは「3次救急」と「在宅医療」という、真反対の立場に立ってみたからわかった真実です。
本当、いろいろな立場に立ってみるということは大事だなぁと感じました。

 

それともこの「横柄」というのは、札幌市特有なのでしょうか??

救急隊の態度をみているだけで、プロ意識があるか一目瞭然です。

これからも救急隊の観察は継続していきます。