認知症介護おすすめの本

先日、とある本を読みました。

「医者には書けない!認知症介護を後悔しないための54の心得」廣済堂・健康人新書

というものです。
久々にすごく良い本だなぁと思いました。

医療のこと、介護のこと、介護者自身のこと、介護グッツまで、とにかくとてもよく凝縮されうまくまとまっています。
しかも文章もとても読みやすい。

本の中には「認知症の人を殺したい!と思ったときには?」という、一見おだやかじゃないタイトルのコーナーもあります。
しかし、この「殺してしまいたい」という感情が起きてしまうことは避けて通れません。
なかなか周りに相談できることでもないし、介護されている方はみなさん悩まれていることと思います。
自分自身のためにもしっかりと向き合わなければならないテーマです。

この本がすごいなぁと思ったのは、自分が認知症診療をしていて、ご家族に相談されることそのものが的を絞ってずばり書かれていることです。

この先高齢化が進むにつれ、認知症介護に関わる人もどんどんと増えていきます。

認知症介護に関わる人、関わりそうな人に、この本はわかりやすく書かれているのでおすすめです。

この本の著者も、介護で大変なのによくこんな立派な本が書けるなぁと感心しました。

介護は「自分あっての介護」です。
家族がつぶれてしまったらどうにもなりません。
自分一人でかかえこむのではなく、いろいろなサービスをどんどん導入し、「自分を守ること」も大切です。

自分が良い精神状態じゃないと、認知症患者さんにもその心は伝わってしまいます。
そうすると結局悪いサイクルに入ってしまいます。
自分がイライラすれば、患者さんに伝わり、さらに自分がイライラする…。
結局自分に跳ね返ってきます。

もちろん介護の仕方の価値観も人それぞれです。
「大変だけど自分一人でみる方がストレスじゃない」という人もいるでしょう。

とにかく「自分がストレスに感じる時間を減らす」ことが大事じゃないかなと思います。