ワクチン接種後の癌についてこれまでブログに書いてきました。
もちろん因果関係はわかりません。
しかし共通することは
・ワクチン接種前は癌の「が」の字も連想させないほど元気だった。
・ワクチン接種後に急に体調不良をきたし、病院に行くと進行癌(ほぼ末期)が見つかる。進行が急激。
というものです。
そして世界でも、ワクチン接種後に癌が急増していると報告している医師もいます。
そこで今回とある中学3年生の子の考察をご紹介したいと思います。
その子が書いた文章をそのまま記載します。
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あっている根拠はありませんがコロナのワクチンを打つことによって、制御性T細胞の働きが活発化し、癌が早く進行するのではないでしょうか。
制御性T細胞の働きはキラーT細胞などの免疫細胞が過剰に、抗原を攻撃し、周りの正常な一般細胞を巻き込み攻撃してしまわない様に、制御する働きを持つ細胞です。
ちなみに制御性T細胞は本来体の異物である、がん細胞も守ってしまうことがあります。
なぜかというと、がん細胞は外から来た外敵ではない為、普通の一般細胞だと制御性T細胞が思い込んでしまい、免疫細胞の働きを制御してしまうのです。
その為癌が進行してしまうのです。
なのでコロナのワクチンを打つことによって制御性T細胞の働きが活発化して今までより過剰にがん細胞を守ってしまうのです。
あと制御性T細胞はキラーT細胞などの免疫細胞の攻撃からがん細胞を守るため、キラーT細胞を攻撃してがん細胞への攻撃を辞めさせようとするため、ざっくりまとめると制御性T細胞が、がん細胞と共闘してしまうという事になります。
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どうです?
この中学生らしからぬ考察。
免疫の知識があまりない方には少し難しいかもしれませんが、なるほどと思いました。
その子はテレビでコロナの番組を観ているときにひらめいたそうです。
少し解説をすると、リンパ球のT細胞はざっくり言うと、最近やウイルスなどの異物を除去します。
これは主にキラーT細胞などがにないます。
しかし、免疫が暴走しないように、暴走を制御するT細胞もあるんですね。
暴走をたしなめるT細胞というか。
それが制御性T細胞(Treg細胞:てぃーれぐさいぼう)というものです。
制御性T細胞(Treg):T細胞の一種であり、免疫細胞が過剰に働きすぎるのを抑制的に制御し、アレルギー反応や炎症反応などを抑える働きを持つと考えられている。
国立がん研究センター研究所のHPより
がんと制御性T細胞
上記のHPにはこんな説明が書かれています。
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がん細胞に対する免疫応答のなかでも注目を集めているのが、制御性T細胞と呼ばれる免疫抑制細胞です。
制御性T細胞とは、本来は自己免疫病などにならないように、自己に対する免疫応答の抑制(免疫寛容)を司っている細胞で、健康人のCD4+T細胞のなかの約5%を占めています。
しかし、がん細胞はこの制御性T細胞を利用して、免疫系からの攻撃を回避しています。
実際、悪性黒色腫や肺がんなどの多くのがん微小環境では、活性化して免疫抑制機能が強くなった制御性T細胞が、CD4+T細胞の20から50%に増加しています。
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頭を整理するために以下の図を参考にしてください。
ネット上からお借りした画像です。
左上に青文字で「Treg細胞」と書かれています。
しかも「免疫抑制」とも書かれている。
つまりここが活性化しすぎると、「免疫抑制」として働いてしまいます。
緑色の字に注目してください。
killer-T細胞(CD8)と書かれています。
キラーT細胞のことですね。
そして「癌化細胞の処理」と書かれています。
つまり、この綠のラインがブロックされてしまい、癌細胞をやっつけるキラーT細胞が働かなくなるということです。
以前に書いたブログ、ワクチンとがん②で紹介したライアン・コール医学博士の動画に、まさに「CD8キラーT細胞」という言葉が出てきました。
ちなみに「ヘルパーT細胞」という言葉も出てきましたが、上の図でいうと「Th1」「Th2」「Th17」がヘルパーT細胞のことです。
ライアンコール博士は、こんな風に動画で話していました。
「ここ数週間の腫瘍の全体像をみて、ヘルパーT細胞とCD8キラーT細胞の比率をみて、何をしているのかを確認したい」と。
上の図で言うと、綠の線にあるTh1が減ってしまうということです。
そして参考にTh1とTh2の図を紹介します。
これもネットでお借りしました。
上の図で左側に注目してください。
Th1が減ると腫瘍性免疫が低下してしまいます。
Th1とTh2はシーソーのような関係になっており、どちらかが増えるともう片方は減ります。
Th1が減ってしまっている状態を表す一番下の図をみてください。
・生体防御能減弱(易感染、発がん促進)
と書かれていますね。
ライアンコール博士は、別の動画では
「このワクチンによるキラーT細胞の抑制の結果、子宮内膜がんだけでなく、メラノーマ、さらにはヘルペス、帯状疱疹などが大幅に増加している」と述べています。
ワクチン後の帯状疱疹、ここに関係がありそうですね。
そしてこんなことも話しています。
「CD8キラーT細胞は何をしているのか?CD8キラーT細胞の役割は、他のすべてのウイルスを抑制することです」
つまりCD8キラーT細胞が働かなくなった結果、他の感染症にかかりやすくなる可能性があるわけです。
ワクチンによってスパイクタンパクをブロックすることにより、新型コロナの重症化は防げたとしても。
すべて話はつながっています。
「制御性T細胞(Treg細胞)の機能不全により癌が急速に進行する」という可能性は十分にありそうです。
というか否定はできないです。誰も検証していないなら。
一方で、タイミングよくネットでこんなニュースをみつけました。
新型コロナワクチンでがんにはならない 将来体に影響が出ない理由を医師が解説
読んでみてどう感じましたか?
すごく薄っぺらくないですか?
まぁ、高校生相手の新聞にしろ、ちょっと子供だましのようです。
一方で、一番最初にあげた、中学生の子の考察はどうでしょう。
雲泥の差ですね。
この記事には、
「mRNAはDNAに組み込まれない。だからガンになるのは起こりえない」
とほんっとに中身のない説明です。
根拠が何も書かれていない。
科学的なことを抜きにしても、注射して実際に何年もたった人を見ていないのによくも断言できるなと思います。
ここに神様誕生です。
この先生、以下の論文とかご存じなのでしょうか?
崎谷博征先生のブログからの情報です。
https://ameblo.jp/nomadodiet/entry-12674220766.html
2021年5月、新型コロナ遺伝子ワクチンの遺伝子(mRNA, DNA)は、私たちの細胞の遺伝子に組み込まれるという細胞実験の結果が出ています。
Reverse-transcribed SARS-CoV-2 RNA can integrate into the genome of cultured human cells and can be expressed in patient-derived tissues.Proc Natl Acad Sci U S A. 2021 May 25;118(21):e2105968118
崎谷先生がまとめたところによると、
・新型コロナウイルスなる遺伝子を細胞に曝露させると、その遺伝子は確かに細胞の遺伝子(DNA)にさまざまな形で組み込まれることが再確認された。
・今回の研究から再確認されたことは、新型コロナウイルス、ジカウイルス、デング熱ウイルス、インフルエンザウイルスのような逆転写酵素を持たないRNAウイルスも私の細胞の遺伝子の一部になるということ(私たちの細胞にあるその酵素を利用する)。
ワクチン安全隊の方々は、
「mRNAはDNAには変換されない、だからDNAに組み込まれることもないし癌化することもない」
とだけ説明して、安全性をアピールしています。
じゃあ、上記の論文で確認されたことはなに?ってことになります。
ちなみに、上記の論文は以前にも発表されており、今回はその論文をアップデートし、再確認されたというもの。
かなり確証がある結果です。
こういう情報を知ってか知らずか、子供だましで高校生新聞なるものに記事を書く。
必要性のない子供にワクチン接種を勧める。
由々しき事態です。
これで本当にガンとの因果関係が認められたら、この記事書いた先生どうするんでしょうね。
とりあえず高校生で接種する人は、高校生新聞のこの記事を印刷しておきましょう。
万が一何かあったら、責任とってもらいましょう。
記事が書かれたのは上記論文が発表されただいぶ後ですから、知らなかったでは済まされません。
ご丁寧に、「2021年9月時点での情報をもとに作成」と太字で書いてあります。
自分だったら訴えますね。
ちなみに、ワクチンを打ってしまった方。
免疫が落ちているのか…ガンや感染症の恐怖が襲いかかってくるのか…と悲観的になる必要はありません。
一番最初に挙げた図を見てください。
グレーの字で「NK細胞」とありますね。
ナチュラルキラー細胞の略です。
NK細胞も、癌細胞やウイルス感染細胞をやっつけてくれます。
今回のワクチンでは今のところNK細胞の話は出てきません。
NK細胞もTreg細胞に抑制されるという話もありますが、キラーT細胞の抑制よりはそれほど影響はないと思われます。
NK細胞を活性化するのは、「笑うこと」です。
お笑い番組でも観て笑えればいいのですが、病気が発覚した方などは心から笑えないかもしれません。
でも、「作り笑い」でもNK細胞が活性化されるのは有名です。
この際治療だと思って、起きている間はずっと作り笑いをするくらいの覚悟で過ごしてみてください。
「作り笑い」が一番副作用のない治療です。
心から笑えれば一番ですが。
また睡眠ホルモンの「メラトニン」もNK細胞やTh1細胞を活性化させます。
十分な睡眠も大事ですが、ここは手っ取り早くメラトニンのサプリを内服する方法がおすすめです。
さて、最初に挙げた中学生の子の文章と、記事を書いた医者の文章と、どっちが専門家っぽいですか?
この子は、学生さんがレポート作成のときによくやる、ネット上の文章をコピペして作成したわけではなく、すべて自分の言葉で書いたそうです。
ネット上の情報の受け売りではなく、自分の頭で考え、自分の言葉ですべて書きました。
自分の言葉で説明できるということは、しっかりと理解しているということ。
中学3年生でここまで説明できる子、ふつういないですよ。
めちゃくちゃすごくてびっくりです。
よっぽど、この子に医師免許証を譲渡した方がいい。
国語、数学、理科、社会、英語、すべてまんべんなくできることが優秀とされている日本の教育ですが、本当にもったいない。
すべてまんべんなくできないと評価されないのです。
五教科まんべんなくできる子は確かに優秀なのでしょう。
でも免疫に関してはこの子の右に出る者はいないと思います。
五教科しかできない「五教科バカ」よりも「免疫バカ」の方がよっぽどおもしろいと思います。
(この場合のバカは、オタクとかマニアとかそういう意味での敬意をあらわすバカです)
こんなにも免疫の理論について考察できる子を評価できる仕組み、そういう得意な分野を伸ばせる教育システムが義務教育からあったら、日本にはもっとすごい研究者が生まれるんだろうになって思います。
中卒で大学の研究室とかに入っても、若いからこそ、そして変にすれていないからこそ斬新なアイデアが思いついて大発見につながるかもしれないです。
もちろん基礎的な勉強は大切かもしれませんが、実践していくうちに必要なことは後からついてきます。
例えば英語が苦手でも、研究をしていると英語と関わらざるを得なくなります。
しかし好きな分野の英語ならきっとスッと頭に入るでしょう。たぶん。
漢字が苦手でも必要な漢字は覚えるし書けるようになるし読めるようになる。
「骨粗鬆症」の「鬆」の字のように。自分は医者になって書けるようになりました。
統計学が苦手でも、そういうものは得意な人に任せたらいい。
何でもかんでも自分一人でできなければいけないということではないはずです。
なぜか話が教育論で終わるという、わけのわからない不思議な展開。
ちなみに上記の中学生の子の考察の話、うちのクリニックの看護師さんのお子さんの話です。