久しぶりの講演会

先日ひょんなことから紹介を受け、久しぶりに講演会に参加してきました。

星槎大学の坪内俊憲教授のお話でしたが、とても刺激的で有意義な内容でした。
坪内教授は獣医師なのですが、経歴がとてもおもしろく、製薬会社で不老不死の薬を作るチームに参加したり、WHOでは長寿と食事の関係を調査する国際疫学調査に栄養専門家として参加されたそうです。

「不老不死」「長寿と栄養」なんて、誰でも興味を持ちそうな話ですよね。
当時の話も刺激的でしたが、今回はコロナパンデミックを中心とした講義をしていただきました。

教授という立場ですから、専門的な情報も提示いただき本当に勉強になりました。

内容はコロナをはじめとした感染症の話や栄養、ワクチン、マスク、化学物質、電磁波の話など幅広かったです。

ちゃんとした肩書きのある方なので、詳しい内容を書いてしまうと迷惑がかかってしまうかもしれず、詳細な内容はここには書きませんが…。

ただ、自分の身を守るという意味で、ビタミンDマグネシウム、亜鉛、血糖コントロール、腸内細菌が重要であるとおっしゃっていました。
そして大麻成分の一つであるカンナビノイドについても指摘されていました。

ビタミンDについては、自分も飽きるくらいこのブログに書いてきました。
亜鉛やマグネシウムもとても大切で、患者さんには必ず勧めるようにしています。

ビタミンD、亜鉛についてはほぼ全例採血で血中濃度を測定するようにしています。

ビタミンDについては、患者さんのほぼ100%欠乏~不足状態です。
採血した方は高齢者がほとんどなのでデータに偏りはあるかもしれませんが、若い女性の方は特に日焼け止めクリームを塗ってしまったりするので、若い方も欠乏の方は多いかと思います。
ちなみに男性の中・高校生を何例か採血して調べたことがありますが、欠乏状態でした。
約1000人くらいのうち、ビタミンDがまあまああった人は、2~3人くらいしか記憶がありません。
そのうちの一人は釣り人でした。
いかにも太陽の光を浴びて自然と体で作られるわけですね。

亜鉛も不足している人がほとんどです。
しかしたまにちゃんとある人もいるので、むやみやたらにサプリメントを補充するのは良くありません。
亜鉛は銅とのバランスが大切で、亜鉛が増えると銅が減る、亜鉛が減ると銅が増えるという感じで、シーソーのような関係になっています。必ずしもではないのですが…。
ただ亜鉛を体に入れすぎると銅が極端に減ってしまうこともあり、貧血の原因になってしまいます。
亜鉛は体の何百という代謝に関わるミネラルでもありますし、免疫や細胞分裂には重要な栄養素なので、足りない人はしっかり補充することが大切です。ストレスで亜鉛は消費されてしまいますし。
一度採血で血中濃度を調べてから補充をする方が確実です。

マグネシウムも血中のマグネシウム濃度を調べることができるのですが、重要なのは細胞内のマグネシウム濃度で、これは簡単に調べることができません。
採血でわかる数値は目安程度になります。
しかし、現代の野菜は農薬や化学肥料のせいで栄養不足になっていますし、その他リン酸塩などの添加物の影響でマグネシウム不足になっている方が多いといわれています。

マグネシウム不足が関係する疾患は多岐にわたり、現代の病気のほとんどが含まれていんるんじゃないかというくらいです。
それこそマグネシウム補充をしたら、多くの薬がいらなくなり、多くの病気も落ち着いてしまうのではないかというくらいです。

マグネシウムサプリは多くの種類があり、海外では吸収効率の良いものなどが販売されています。
しかしなぜか日本では製造できるマグネシウムサプリは限られており、あまり吸収が良くないものだったりします。
「にがり」をうまく活用して補充する方法もおすすめです。
しかしにがりにも品質にバラツキがあり、しかも商品によって含まれているナトリウム濃度がまったく違ったりしますから注意してください。

ビタミンDは欠乏の人ばかりですし、比較的高用量(1日5000IU)のサプリを飲み続けても過量になりすぎて副作用が出る方はほとんどいません。
ただ心配な方はやはり採血で血中濃度を調べた方が安心かもしれません。
ビタミンDはマグネシウムとセットでとるとさらに効果が発揮されますから、マグネシウム補充も忘れないでください。

最後に坪内教授の話で一つだけ。

日本には昔は熱中症なんていませんでした。
それが減塩ブームが始まってから、熱中症というものが突然増えてきたのですね。
つまりナトリウム不足が熱中症を引き起こしているのです。

そして塩分と高血圧は関係ないとのことです。
天然の海塩、岩塩などをとっている限りは問題ないとのこと。

天然の塩であれば血圧には作用しないということは本で読んで知っていまし、患者さんにもそのように指導はしてきましたが、
実際にその研究をされてきた方の話を伺うことができ、実験内容も聞きましたからとても説得力がありました。

マウスに人間換算で1日200gもの塩を投与しても、血圧は上がらなかったそうです。
1年たっても2年たっても死ななかったようです。

だけど減塩であるとか高血圧で儲かるところがあるから、都合の良いデータだけが引用され、強引にブームが作られていくのですね。

世の中すべて「お金」の流れをみないと「真実」はわからないですね。
当たり前、当然と思っている常識も疑ってみる必要があります。