これまでコウノメソッド、減薬、栄養療法などを主体として診療してまいりましたが、外来診療内容をわかりやすくするため、下記の専門外来の名前をつけることとしました。もちろん一般外来も受付しております。
すべて予約制になっておりますので、お電話もしくはホームページのお問い合わせ欄よりお問い合わせください。
対象の方
- 最近物忘れが気になる方
- 現在認知症診療を受けているにもかかわらず、逆にどんどんひどくなっている方
- 物忘れの進行をできるだけ抑えるためにいろいろな情報を知りたい方
認知症診療には一般的に抗認知症薬が処方されます。しかし抗認知症薬の効果は限定的であり、間違った使い方をすると周辺症状(不穏、徘徊、易怒性など困った症状)を悪化させてしまったり、逆に認知症自体を悪化させてしまうことになります。いくつかある認知症のパターンを判断し、それにあった治療をしていかなければなりません。
また「人の体は食べたものでできている」ように、物忘れ・脳機能に限らず病気一般について、「栄養がしっかり足りているか」も大切な要素です。
脳機能の維持・改善に重要な栄養素も確認します。
コウノメソッドの目標にもあるとおり、困った症状を落ち着かせ介護者の負担軽減につながることを第一とします。しかしただ抗精神病薬で抑え込むという治療ではなく、患者さんのADLや本来の人格を犠牲にせず、残っている機能をなるべく引き出すことを目標としています。
サプリメントを推奨することもありますが無理強いすることはありません。脳機能に良いといわれているサプリメントは数多くあり、値段もピンからキリまであります。高いものを使っても継続できなければ意味がありません。数あるサプリメント類の中でも、実際に長期間使用しているケースを振り返り、より効果を実感しているものなど紹介いたします。ビタミン、ミネラル等のサプリに関しては、御自身・ご家族でインターネットで買い物ができる方は、一番安く手に入る方法を案内しております。
また、血液検査で欠乏が認められる栄養素に関しては保険薬で対応できるものもあります。
なるべくお金のかからない診療で効果をより引き出せる治療を目指しています。
対象の方
- 高血圧やコレステロールの薬など、このままずっと飲み続ける必要あるの?と疑問に感じている方
- 詳しい説明もなく漫然と同じ薬だけが処方されて疑問に感じている方
- なるべく精神病薬(抗精神病薬や抗うつ薬、抗不安薬)を減薬したいという方
- とにかく薬を飲みたくない方、薬に疑問を持っている方
薬は飲まないにこしたことはありません。一般的な薬は石油から作られた化合物です。そして現代医療のもっとも間違っていることは「対症療法」でしかないことです。でている症状に対して薬を処方して打ち消しているだけ。だからずっと薬を飲み続けるはめになります。医療は本来「根本治療」であるべきです。「怪我が治ったら通院が終了する」みたいに、病院から卒業することを考えなくてはいけません。
いろいろな根拠を元に(いろいろな裏もありますが)血圧の基準値もどんどん下げられており、血圧の数値だけをみて薬がバンバン処方されています。あるいは外来で「このままだと脳卒中になりますよ」など脅されて処方されるケースもあるでしょう。
高血圧を一例に取り上げましたが、本当に今飲んでいる薬が必要なのか、血圧の薬を減薬や断薬をして脳卒中のリスクが上がってしまうのだとしたら、その脳卒中を予防するにはどうしたらよいかまでをアドバイスいたします(逆に血圧の下げすぎで脳梗塞が増えているという事実もありますが)。
精神病薬で悩んでいる方も多いです。ちょっとした悩み・気落ちから抗うつ薬が安易に始められ、そのあとどんどん薬漬けになってしまっている方がいます。その人本来の人格も壊れていってしまっている方もいます。真面目な方ほど、真面目に薬を飲み続けてしまうので犠牲になっている方が多いです。精神病薬を減らしたい、断薬したいという強い気持ちを持っている方のサポートをおこないます。
しかしただ減薬するだけでは成功率は高くありません。ビタミン、ミネラル、タンパク質が不足しているとうまくいきません。不足している場合はその治療も並行しておこなっていきます。
処方薬にはいろいろな思惑が隠れていることもあります。そのようなお話もできるかもしれません。薬が必要な場合でも、しっかりと厳選して本当に必要なもの、副作用が少なく良い薬だけに絞っていきます。
詳しい血液検査の結果を元にしっかりとした体作りをしながら、減薬・断薬を目指していきます。
対象の方
- 自分の体の状態を知りたい方、それを元により良い体作りを目指したい方
- 病気になるリスクを減らしたい方
- 健康に興味のある方など
採血をおこない、体の状態(特に栄養面)を詳しく調べます。健診等でおこなわれる一般的な検査項目以外に、亜鉛、銅、ビタミンD、ビタミンB1、ビタミンB12、葉酸、フェリチン、ホモシステイン(脳梗塞や心筋梗塞のリスクがわかります)、オメガ3とオメガ6のバランスをみたりなどします。
血液検査の結果をもとに、補充するべき栄養素など詳しく説明・アドバイスをします。
下記料金は、採血費用、説明費用まですべて含めた金額です(採血と結果説明の2回来院していただきます)。
ビタミン、ミネラルなどの栄養補充が必要な場合はなるべくお金のかからない方法を提案いたします。サプリメントにもいろいろな種類があります。興味のある方にはそれらについても説明いたします。
費用:22,000円(税込)
(採血費用、説明費用、2回分の診察費用を含みます)
対象の方
- 今やっている治療はこのままでいいのか、今飲んでいる薬はこのままでいいのか不安のある方
- がん治療について疑問のある方、何か他に方法はないか探している方
これまで病院に通院していて疑問に感じたことはありませんか?主治医にはなかなか聞きづらいことでもじっくりとお話をうかがいます。あるいは今おこなっている治療や、これから行おうとする治療について疑問・不安のある方についてもお話をうかがいアドバイスいたします。例えば手術であったりがん治療のときは、大きな決断を必要とし迷ってしまう方が多いと思います。そんなときになんのしがらみもない第三者の医療者に意見を聞くのは参考になるかもしれません。
また末期の癌と診断されたけど、家族として何かしてやれることはないか、などにもアドバイスいたします。
すべてがすべて、三大療法(手術、抗癌剤、放射線)がよいとは限りません。かといって民間療法も高額すぎて怪しいものもたくさん出回っています。本当によい治療はそれほど高くなかったりします。どんな治療法があるかなどについてもアドバイスできると思います(あきらかによくわからない民間療法はわかりませんが…)。
費用:1時間10,000円(税込)