皆さんはきっと西洋医学一辺倒の頭ではないと思います。
なるべくなら薬は飲まないに越したことはないし、自然で体に優しい治療法があるならそれを求めたいと思うでしょう。
いわゆる自然療法です。
そこでこんな記事がネットニュースにありました。
SNSで蔓延「自然療法」に潜む致命的なリスクとは…現役小児科医が示す”自然派”がぐうの音もでない事実
『”自然派”がぐうの音もでない事実』
なんてすごく気になりますね。
しかしツッコみどころ満載のしょうもない記事でした。
確かに自然療法だけで解決するものばかりではありません。
西洋医学も必要なときはあります。
しかしこの記事は、とにかく思考が偏りすぎ。
内容が極論過ぎるのです。
こういうとき決まってホメオパシーをあげてくるのですが、
『有毒物質・ベラドンナが含まれていたり…』
なんて書いてあります。
ベラドンナは結構有名なレメディですが、この人、自分でも書いているようにレメディは物理的にはすんごい希釈したものなのです。
『それほどまで希釈を繰り返すと元の物質はなくなり、ただの水です。』
なんてて自分でも書いているのに、矛盾していることを言っていることに気づいていないのでしょうか。
(外国で)過剰なものが含まれていたケースがあったということなのでしょうが、それによる具体的で詳細な健康被害はどんなものだったのでしょうか?
ベラドンナをあげるのなら、漢方薬によく含まれる「附子」は問題ないというのでしょうか?
「附子」は「トリカブト」です。
ホメオパシーに比べれば漢方薬の方がよっぽど濃度が高いですよね。
そして西洋薬のジギタリス製剤は毒ではないというのでしょうか?
そもそも西洋医学の薬は毒だらけでしょうに。
添付文書にどれだけ副作用が書かれているんだか。
この記事を書いた医師は添付文書読んだことないのでしょうか。
そして決まってホメオパシーを批判する人は
『ビタミンKの代わりにレメディーを与えられた乳児が亡くなった例』
を持ち出してきます。
一体いつの出来事だっていうの。
この例しか持ち出さないんですよね。
これしかないのでしょう。
バ○の一つ覚えのように、いつもこの件を持ち出してきます。
というかこの件しか持ち出してきません。
西洋医学では治療によって人を殺したことないというのですかね。
ホメオパシーを否定する人は、毎回思うのですけど本当根拠が薄っぺらいのです。
自分で試したこともないだろうに、ただただ「否定すること」だけが目的となっているので内容が全くなく、ちっとも説得力がありません。
カレー味のウンコがあるとして、食ったこともないのに「ウンコはマズイ」と完全否定しているようなものです。
たとえがよくわかりませんが…。
(あっ、ウンコは試す必要ないですよ)
そして一番の見所は最後の部分です。
「原始人が長生きできなかったワケ」と副題がつけられている部分。
「何かがおかしい。空気は清浄だし、水はピュア、運動は十分しているし、食べるものはすべてオーガニックや放し飼い。なのに誰も30歳以上、生きないんだ」
という文章を持ち出し、つまり原始人は究極の自然療法で生きてきたはずなのに長生きできなかったじゃないか、ということを言いたいのだろうと思います。
マジで言っているの?
この記事書いたの本当に医者?
とびっくりしてしまいました。
寿命が延びたのはいろいろと要因はありますが、
・安定的な食糧の確保
・周産期医療の発達
・衛生環境の改善
・救急医療の改善
・外敵から身を守るシステムの構築
などがあげられます。
原始人の時代なんて、食料がいつとれるかわかりませんよね。
十分な食料が確保できず栄養失調になったり餓死してしまった方も多いと思います。
オーガニック云々以前の話です。
書いてあることが飛躍しすぎなのです。
そして原始人時代との比較ではありませんが、2020年の乳児死亡率(生後1年で死亡する比率)は千人あたり1.8人でしたが、1920年はなんと165.7人だったのです。
原始人時代なんてもっとじゃないですか?
下水道の整備による衛生環境の改善も寿命延長に寄与しています。
そして原始人時代なんて、それこそ野生の動物に襲われた人たちも多くいたでしょう。洞窟に潜んでいたって安心ではありません。
現代は屋根付きの立派なおうちに住むことができ、熊に襲われる心配もまずないでしょう。
そして今なら怪我しても救急車で運んでくれてすぐに治療してくれます(ここは現代医療が活躍するところです)。
キズができて化膿しても、外傷で敗血症になって死ぬ確率は原始人時代に比べたら当然少ないでしょう(ここも現代医療が活躍するところです)。
原始人が皆30才くらいで老衰で死んだと言うのでしょうか??
どこにそんなデータ(死因別統計)があるのでしょう。
自然食を食べていたからって原始人と比較すること自体がナンセンスです。
比較する次元が違うというか、おかしなことを持ち出しているのです。
まったく科学的でも何でもありません。
読者を煙に巻いているだけです。
だから内容が薄っぺらく感じるし説得力が一切ありません。
これを紹介する出版社も出版社ですね。
知識がないというか…。
結局この記事を書いた医師は、自分が批判している内容そのままを自分自身が実践しているのです。
極端なことを書いて表示数を伸ばそうとしているだけ。
矛盾だらけなのにそんなことにも気づかないのでしょうか。
はっきり言って「ずれまくり」です。
むっかしのホメオパシー・ビタミンK事件を持ち出してきたり(いまだに)、よくわからん比較持ち出してきたりして自然療法を責めたいのでしょうけど、こんなふうに矛盾だらけの苦しい内容でしか記事が書けないんでしょうね。
自然療法を批判するにしても、この程度の内容でしか勝負できないということなのでしょう。
題名にあった『”自然派”がぐうの音もでない事実』。
どこにそんなすんごい事実が書いてあったのでしょうか?
「ぐうの音もでない」と言うからには説得力のある相当すんごい内容が書いてあると期待して読んだのですが、どっこにも見当たりませんでした。
大げさに言っているのではなく、何度読んでも本当にわからないのです。
どこに「ぐうの音もでない事実」が書かれているのか、わかる人いたら教えてください。
現代は原始人時代にはなかった作られた化学物質が蔓延しているのですね。
作られた化学物質は「不自然なもの」です。
そんなもの体に取り入れない方がマシなのは当然の考えです。
しかし便利さになれてしまった現代人は、100%自然派で生活するのが難しくなってしまいました。
ある程度のリスクを背負って便利さを享受するのです。
電磁波だらけ、排気ガスだらけの下界から山や海に行ってみてください。
ほとんどの人が、あぁ空気がおいしい、癒やされるなぁ、自然っていいなぁって思うでしょう。
(たぶん上記の記事を書いた医師はそういうことを感じない希有な人なのだと思います)
人工甘味料だ添加物だ農薬だ化学肥料だ電磁波だとか、そういうものが積み重なって癌や各種疾患につながっているのではないですか?
(あっ、ここには「余計な医療」も含まれます)
上記医師はどうしていろんな病気が起こると思っているのでしょう。
まさか100%遺伝だとか言い出すんじゃあるまいな。
自然なものを求めてなぜいけないのでしょう。
少しも自然なものを求めず、西洋医学オンリー、西洋医学どっぷりな方が逆に怖いですわ。
記事を書いた人は小児科医らしいですけど、記事にあるようなASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の子たちをみんな治せているとでも言うのでしょうか。
自分は100%自然を目指していくことはできませんが、やりたい人にはやらせてあげてもいいんじゃないでしょうか?まわりがとやかく言うことではありません。
この記事書いた女医さんもスーパーでものを買うときは、絶対成分表示とか確認していると思いますけどね。
