エルゴチオネインという言葉聞いたことがあるでしょうか。
健康オタクの方ならご存じかもしれませんが、キノコや麹菌など一部の微生物しか生成できない、強力な抗酸化作用を持つアミノ酸の一種です。
以前テレビでも、脳の神経幹細胞を活性化させる、神経細胞を修復させるとして紹介されたことがあります。
キノコや一部の微生物しか作れないので食べ物から摂取するしかないのですが、人の身体にはエルゴチオネインの輸送体が存在します。
他の動植物にも存在しており、これらはエルゴチオネインを利用していたと言えるでしょう。
「また抗酸化サプリかよ」
と思わないでください。
以前ブログにも書きましたが、過度に抗酸化作用サプリを摂ればいいという話ではありません。
酸化物質まみれの現代においては抗酸化作用サプリを摂って問題になることはほとんどないのですが、体にとっては「酸化作用」が大事な場面もあります。
体に入ってきた外敵やらをやっつけるのは酸化作用が働くおかげです。
で、エルゴチオネインのすごいところは、そこのバランスを非常にうまく取るところなのです。
フリーラジカルなどを必要な場面・部位では過剰に消したりしないのです。
エルゴチオネインは酸化が過剰な部位に蓄積します。
そこも賢いところです。
そして必要な分だけ火消しをしてくれます。
その人にとって必要な部位に、必要な分だけ働く、というイメージです。
エルゴチオネインは過剰な酸化ストレスがあるところで活躍し、酸化・抗酸化のバランスを取ってくれるのです。
エルゴチオネインは「酸化部位に蓄積する」と書きましたが、グルタチオンの体内での半減期は約6時間程度、エルゴチオネインは約1ヶ月程度あるといわれています。
つまり体にしっかり蓄えておくことで、不意の酸化作用にも即座に対抗できるという仕組みです。
蓄える、と書きましたが、現在のところエルゴチオネインの過剰症の心配はないと言われています。
そんなエルゴチオネインですが、いろんな疾患・病態に効果が期待できます。
脳神経系、心臓血管系、代謝・内分泌系、呼吸器系、筋骨格系、皮膚、眼、メンタル、胃腸などの消化器系、睡眠、免疫系の調整等です。
特にこれまでの研究では、エルゴチオネイン濃度が低いほどアルツハイマー病発症が早かったという論文や、アルツハイマー進行率が高まるなどの結果が出ています。
エルゴチオネインの神経保護作用は、
・神経再生の促進
・神経栄養因子の誘導
・神経細胞の成熟促進
・抗酸化作用と抗炎症作用
によってもたらされている可能性があるといわれています。
また他の研究では、エルゴチオネインの補給によって
・精神運動速度
・言語記憶
・単純注意
・持続的注意
が改善されたとの結果が出ており、高齢者においては、
・反応時間
・認知領域(遂行機能、複雑性注意、認知的柔軟性、言語記憶、想起)
・複数の神経認知評価、特に視覚および学習検査の向上
が改善されたとの報告もあります。
※ちなみに神経変性疾患はグルタチオン濃度の低下と関連するという研究結果もあります。
血管系に関しては、酸化LDLによる傷害から血管内皮を守ると言われ、エルゴチオネインは死亡率の低さや心血管リスクの低さと関係しているという研究結果があります。
その他、肝障害(特に脂肪肝や肝線維化)の部位にエルゴチオネインが蓄積するという知見があったり、呼吸器系、生殖器官の健康(妊娠サポート、胎児・乳児の脳の発達、男性の生殖能力)、睡眠障害の改善、運動パフォーマンス・回復の向上、そして健康長寿にも寄与するという知見があります。
アルミやフッ素をデトックスする作用もあるといわれ、特に体内に取り込まれたフッ素は松果体に蓄積し機能に影響を及ぼすと言われていますから、松果体を守るためにも有効かもしれません。
そんなエルゴチオネインですが、各メーカーからすでにサプリが販売されています。
とはいえ、より吸収効率のが良く、うまいことバランス良く配合されたものがあればなお良しです。
そんな商品が、あのQSS社(クイックシルバーサイエンティフィック社)から発売されました(エルゴチオン+)。
QSS社といえばリポソーマル技術としては右に出るものはないと言っても良いくらいなのですが、創設者のDr.シェードは、なんと米国政府要人のメディカルアドバイザーに選出されています。
つまりはそれだけ信頼があるということです。
さらっと書いていますが、結構重要な耳より情報です。
成分には、エルゴチオネインだけでなく、ビタミンC、セレン、グルタチオン、ホスファチジルコリンなどが配合されております。
成分みただけでも、抗酸化作用として効きそうだし、いかにも脳や細胞膜によさげな感じがします。
グルタチオンも入っているなら、エルゴチオン飲んでおけばグルタチオンはいらないのか?という疑問はわくでしょう。
グルタチオンはグルタチオンで、これまでブログに散々書いてきたとおり多くの利点があります。
長年の研究による知見も豊富ですし、安全性も高い。
人体で産生されるものであるし、年齢と共に低下してくるものであるから、それを補ってあげるという自然な考え方としても使えます。
なんなら保険薬にもあるとおり、国が認めている効果・効能です。
そしてリポソーマル製品なら、皮膚に直接塗るという使い方もできます。
酸化物質にあまりさらされない生活を送れている人なら、エルゴチオネインだけでも健康維持は期待できるでしょう。
しかしシェディング被害を受ける機会が多い場合には、エルゴチオネイン+グルタチオンで対策した方が良いかと思います。
1日1回エルゴチオンを摂取し、シェディングを受けたら状況に合わせてその都度摂取するみたいな感じです。
もちろん使用方法は人それぞれです。
ただ一つこの商品の欠点は「容器」です。
リポソーマルグルタチオンのようにプッシュ式なら摂取しやすいのですが、こちらは単純なボトル状です。ただ瓶に液体が入っているだけです。
1回量は小さじ1杯なのですが、毎回毎回スプーン等用意しなければなりません。
ですから朝エルゴチオンを摂取し、その後はシェディングの状況によりグルタチオンをシュッシュするというのが良い方法かなと思います。
ネット上にも「エルゴチオネイン」の情報は多く見つかりますのでぜひみなさんも調べてみてください。
