先日代替療法についてのブログを書きましたが、ちょっと極端な書き方をしてしまったかなぁと思い改めて書かせてもらおうと思います。
西洋医学完全否定、代替療法一本でいけるとはぜんぜん思っていなく、西洋医学だって当然素晴らしいところはたくさんあります。
代替療法の中には科学的に説明できないものもあります。
自分は結構科学者をけなしているようなこと書いていますが、科学的に説明できるのであればやはりそれが一番良いと思っています。
科学者自体をけなしているのではなく、頭の固さを非難?しているのです。
世の中には説明できないこともたくさんあるし、解明できていないこともいっぱいありますよね。
それなのに科学一辺倒の考え方であるとか、科学以外は認めないという姿勢がどうなの?と思ってしまいますし、もっと柔軟に考えたらと思うのです。
西洋医学に関しても、基本的には「科学」をベースに成り立っているものであり、薬の機序であるとか治療法は科学的に説明できることがほとんどです。
ですからこれらもうまく使えば役に立つことももちろんあります。
自分だって薬は処方します。
「薬を処方しない医師」と勘違いされている方もいるようですが、バリバリ?処方しています。
バリバリは言い過ぎで、もちろん最小限にとは常々考えて処方しています。
ただ自分の考え方の基本としては、自分がおこなう医療で患者さんを逆に傷つけたらいけないと思っているのです。
いわゆる「医原病」を起こしてはいけないと思っています。
その点で考えると、西洋薬ではどうしても副作用のリスクが高まります。
ピタッと治療が当てはまれば良いけど、そうじゃないことも多いですし、やはり代替療法に比べれば医原病が起きる確率が高いでしょう。
西洋薬を使うにしてもそのリスクとメリットを天秤にかけ処方しています。
なるべく体に負担をかけず、なるべく自然な方法で体調不良が改善すればそれが一番です。
それは誰も異論はないのではないでしょうか。
現代の医療は結果(症状)だけを見ていて、根本的なことには目を向けていないことが多いと思います。
血圧が高い、血糖値が高い、コレステロールが高いとか、その症状だけを見て、薬でごまかそうとしているだけに過ぎません。
いわゆる対症療法です。
なぜ血圧が高くなっているのか、なぜコレステロールが高くなっているのか、本当にそのコレステロール値は下げないといけないのかとか、そこまで考えるべきですし、その根本原因のあてがつくなら、そちらにアプローチしアドバイスするべきだと思います。
もちろん一般の医者も、運動しろだとか食べ過ぎないようにだとかアドバイスはするのでしょうが、それだけで十分だとは思えません。
例えば現代人にはマグネシウム不足の人が多いように、やはり栄養面からのより詳しいアドバイスが必要ですし、まず薬、よりもマグネシウム補充から勧めたいと思っています。
薬を漫然と飲むよりも、マグネシウム補充で落ち着いた方が良いに決まっています。
もちろんマグネシウム補充だけで必ず落ち着くわけではありませんし、結局はマグネシウムと薬の併用となることもあります。
しかしその薬は最小限の用量に抑えることができる可能性が高まります。
あるいは葉酸と動脈硬化の関係ははっきりしていますが、葉酸補充することで脳梗塞等のリスクを減らせる可能性があります。
もし仮にマグネシウム補充で血圧も安定し内服薬が必要なくなったのであれば、心臓血管系のリスクが高いと思われる人はマグネシウムや葉酸補充をしていれば良いことになります。
つまり定期的に病院かかって薬をもらいに行く必要はなくなるのですね。
上記の例はあくまでかなり単純化したケースですが、体に優しい治療はどちらなのかといえば明白ですね。
医療費削減にもつながります。
しかも葉酸は認知機能低下予防効果もあると示唆されており、マグネシウムに関してはブログのMMDシリーズにたくさん書いたように、血圧だけでなく他にも体にとって良いことがたくさんあります。メリットだらけです。
農作物の栄養不足や、環境中にストレス物質が充満している等により、現代人は理想的なビタミン・ミネラルを普通の食事では補充しづらくなっていますし、ビタミン・ミネラルを過剰に消費してしまっています。
ましてや添加物入りの加工食品を食べれば、逆にミネラル等が体から流出してしまいます。
結局はこういったことが、病人が一向に減らない要因ではないでしょうか?
ちなみによくいわれるのが、農薬にしろ添加物にしろ「安全基準内だから心配ない」と言われたりしますが、各国で基準値も違うように、日本の基準値で本当に安全なのか?という疑問はあります。
「安全基準内だから心配ない」というのは「単体」だけを考えた場合であって、「複合的な要因」はほとんど検討されていません。
たった1種類の添加物が体に入ってくる訳ではありませんよね。
いろいろな種類の添加物が体に入ってきたときに、それらが相互作用を起こして毒性が高まる、という可能性だってあります。
「複合的な要因」はほとんど検討されていません、と書きましたが、実は食品安全委員会において2006年に食品添加物の複合影響に関する調査をおこなっており、「複合的な影響が出ている事例は見出されず、日常摂取している範囲内では、添加物を複合してとることによる健康影響が実際に起こる可能性は極めて低いことが報告されました」なんて結果を発表していますが、本当に調べ尽くしたのか甚だ疑問です。
組み合わせなんて果てしなくあるだろうし、摂取量だって人ぞれぞれだろうし、無限のパターンが考えられます。
また添加物同士だけでなく、農薬、排気ガスをはじめ、人体に入ってくる他の化学物質と相互作用する可能性だってあります。
考えたらきりがないですし、何も食べられなくなってしまうのでこの辺にしときます。
こんなこと書いていてなんですが、自分の考えとしてはそこまで極端に避ける必要はないし、食べ過ぎないように心がける程度で良いと思っています。
日本の調査では「複合的な影響による健康被害はない」なんて調査報告出していますが、最近の海外の調査ではこんなものもあります。
食品添加物の組み合わせにより2型糖尿病リスクが上昇する可能性。10万人8年観察で明らかに【最新情報】
上記記事にはこのように書いてあります。
『注目したいのは、「個々の添加物が2型糖尿病リスクを上げる」のではなく、「食品添加物の相互作用がリスクを上げる」と同氏たちが考えているという点です。
添加物そのものには毒性が(少)ないとしても、作用がかけ合わさると思いもよらぬ悪影響が出る可能性があるわけです。』
当然の考え方ですね。
ちなみに日本の調査報告書(食品添加物の複合影響に関する情報収集調査 報告書)はこちらです。
https://www.fsc.go.jp/fsciis/attachedFile/download?retrievalId=cho20070330001&fileId=001
PDF70ページにもわたるたいそうな報告書ですが、なんなんでしょうね。
話を本題に戻します。
医師の中には特にそのサプリについて知ってか知らずかわかりませんが、サプリメントを非難する人は多いです。
異常なくらい拒否反応を示す人がいます。
処方薬に下剤としての酸化マグネシウムや水酸化マグネシウムがありますが、サプリのマグネシウムとどう違うのでしょうか。
なぜサプリのマグネシウムは悪いもの扱いされなければならないのでしょうか。
マグネシウムサプリは下剤としてではなく吸収の良いマグネシウムもあり厳密は異なるものも多いですが、サプリとしての酸化マグネシウムだって販売されています。
「マグネシウム」という大きなひとくくりでは一緒です。
ビタミンB群だって、処方薬の「混合ビタミンB群」もありますけど、サプリのビタミンB群とどう違うのでしょうか。
処方薬のビタミンB群は良くて、サプリのビタミンB群が悪いという理由がわかりません。
サプリは高用量だから…なんて声も聞こえてきそうですが、処方薬だって1日量は同じだったりします。
サプリ販売でよからぬ輩が金を儲けている…なんて声も聞こえてきそうですが、サプリを非難しビタミン剤処方のためだけに無駄に通院させてカネを儲けている医者もいたらどっちもどっちでっすよね。
確かにビタミン・ミネラルサプリ等には医療機関専売商品の割高なサプリがあることも事実です。
ちなみに自分はビタミン・ミネラルについては基本的にはiherbのものでも良いと思っていますし、患者さんにもそのように勧めご自身iherbのサイトで購入いただくようにしています。
より吸収効率よいもの、品質が確実なものなどこだわりたいのであれば、医療機関専売品を購入すれば良いと思っています。
グルタチオンだって、処方薬や点滴製剤としての「タチオン」もありますが、サプリのグルタチオンとどう違うのでしょうか。
吸収効率や用量、そして効果までもサプリメントの方に軍配が上がります。
誰でも困った症状は早く治したいと思いますよね。
であればサプリを有効活用するのもひとつの手だと思うのです。
ただ冒頭の話にも関係してきますが、西洋薬が超役に立つケースだって多々あります。
早く効果を出したいときに西洋薬が良いときもあります。
例えばこれまた血圧の話ですが、血圧がびっくりするくらい高い状態の人がいたとします。
サプリや生活指導で改善を目指すにしても時間がかかります。
であれば、処方薬でまずは対応し、並行して栄養療法もおこなっていくと良いと考えています。
ただこれもあくまで理想です。
マグネシウム等の重要性を伝えてもサプリで補充してくれない人もいるし、サプリが飲めない事情がある人もいます。
ですから仕方なく処方薬で対応を続けざるを得ない人が多くいるのも事実です。
糖尿病の人は特にそうで、薬がゼロにできた人もこれまでいましたが、ほとんどは内服薬は必要になってきます。
西洋薬だってかなり活躍していますし必要なものです。
ですから「西洋医学=悪」と言うわけでは決してないし、人類に貢献してきたところもいっぱいあるし、今でも貢献しています。
CT検査ひとつとっても、確かに被曝の影響はあります。
しかし体の中身の現状を知る上では非常に役に立ちます。
被曝するから嫌だと毛嫌いするのではなく、必要なときには受けるべきです。
ただCT保有台数が世界一といわれる日本において、無駄な検査を勧められる場合があることも事実です。
そのときに受ける検査のメリットなども自分で十分考え、検査を受けるか受けないかを判断してもらいたいと思います。
例えば自分の「救急搬送された事件」がありましたが、自分で自分の体の症状を診てもはっきりとした検討がつかなく、症状から大動脈疾患も否定できないと思い、胸腹部の造影CTを受けました。
広範囲にわたる被曝です。
でも調べるメリットの方が大きいと思い、ためらいなく受けました。
造影剤によるアナフィラキシーのリスクだってありますが、確実に診断するメリットの方が大きいと考えました。
自分の体の中を透視できる能力はありませんので仕方ありません。
ここまで書いてきたことはあくまで一例であり、病状や状況によってはいろんなパターンがありますので、上記のことがすべて当てはまるということではありません。
専門的な治療など西洋医学をメインに治療した方が良いケースだって数多くあります。
ただ自分の方針としては、特に一般的な慢性病に対しては
・薬はなるべく使いたくない(といっても処方していますので…)
・なるべく体に優しい方法で治療を提案する
・医原病を引き起こさない
という感じでしょうか。
そして現代医学では解決できないものも数多くありますよね。
そこにはやはり代替療法の可能性も出てくるのではないでしょうか。
ワクチン後遺症ひとつとっても、病院で検査しても原因不明のケースが多々あるようです。
でも確かに症状は存在しているのです。
それを心の病にされてしまうこともあるようです。
原因がわからないからといって心の病の診断に逃げるのではなく、西洋医学の限界にも気づいてほしいものです。
緊急事態でなければ自分で試せることはいっぱいあります。
情報も今やたくさん手に入りますし(怪しいものや極端に書いてあることもあるので要注意ですが)、危険性が少ないものであれば代替療法から入っていくのもありだと思います。
風邪でもそうですが何でもかんでも病院に頼りすぎだと思うのです。
そして西洋医学大好きな人、代替療法大好きな人両方に言えることですが、ある考えや方針、主義に固執しないことも重要だと思います。
柔軟に物事を考えて欲しいなと思います。
固執する考え方自体が病を引き起こしているということもあるかもしれません。
ある体調不良の患者さんから相談を受けたら、自分は西洋医学的な治療、栄養的なサポート方法、代替療法的なアプローチを頭に思い浮かべます。
そこで自分はまず代替療法を勧めるとかではなく、やはり患者さんの要望を察して一番ベストだと思う方法を提案します。
というか代替療法をまず提案するということはほぼないです(漢方は除く)。
基本保険診療のクリニックですし。
ただ栄養的なアドバイスはほぼ全例します。
また状況によっては西洋医学オンリーの治療法の場合もありますし、大きな病院での西洋医学的な検査・治療を勧めることもあります。
そして代替療法の可能性があればそれも話してみます。
もちろんその人の家族背景であるとか、生活環境、心理的な面もこっそり確認します。
確認といっても直接的にあからさまに聞くことはほとんどなく、家族と一緒に来たのであればそのやりとりの中で推測したりします。
状況によっては直接聞くこともありますけどね。
生活環境だとか人間環境が大きく関与していそうだと思ったときは、そのときははっきりと伝えます。
だからといって環境を簡単に変えることは大抵できないのですけどね…。
あとは元気な?前向きなオーラを与えていくだけです。
ユーモアも大事にしながら。
これも代替療法ってやつですかね(しかも怪しい寄り?)。
西洋医学も大事だよということをお伝えしたかったのですが、ただワクチン後遺症・ワクチン副作用についてはどうなんでしょうね。
ワクチン接種後に多くの方が体調不良になり、分科会という専門家集団によってワクチンとの関連が否定できないとの理由で多くの補償がなされています。
ワクチン後遺症や副作用で悩んでいる方々を西洋医学は救えているのでしょうか?
さじを投げられている人も多いのではないでしょうか?
結局ワクチン接種によって西洋医学に裏切られ、体調不良になっても西洋医学に裏切られ…
これじゃ医療不信が広がってもおかしくありません。
西洋医学に固執している医師ども(←ほぼワクチン推進派)にはぜひ責任もって西洋医学のみにおいてワクチン後遺症・副作用で苦しんでいる方々を救って欲しいと思います。
もっと幅広く治療の手段を学んだ方が多くの人を救えると思うのですがね。
