健康であることに固執し、健診を毎年受けてその結果に一喜一憂し、異常があればとにかく精密検査に行く。
病院にかかりまくるような人いますね。
確かに検査結果によくわからないマークとかついてたら気になってしまいますから、その気持ちもわからなくはないです。
ただ基準値自体が厳しく設定されているし、基準値の根拠も「?」なのもあるし、自分はマークがついていたってほとんどは気にしません。
というか健診自体受けていません。
完全自腹で自分でときどき血液検査するくらいです。
レントゲンも撮ってないし(あまり大きな声では言えないのですが…)、胃カメラさえ飲んだこともありませんし、バリウムなんてもってのほかです。
さて今回は「健康」が超気になる人にお勧めの本を紹介します。
超気にならなくても、健康に興味ある人全員にお勧めです。

著者は久坂部 羊さんといって、これまでいくつか小説や医療関係の本なども書いてきている作家兼医師の方です。
根拠のない安全性を振りかざしワクチンを激推してSNSなどで過激な発言などしていたどこぞの小説家兼医師よりもよっぽど面白い本を書いていると思います。個人的には。
健診センターでも非常勤で勤務されており、健診についても本音で書かれています。
『むやみに健診やがん検診を勧めるのは必ずしも良心的ではない』
とのスタンスです。
『裏にビジネスがあるからで、医療業界、製薬業界、健診業界などは、することばかり勧めて、しなくて良いことの情報は滅多に出しません』
なんてことも書かれています。
『タダだから受けておこうという人が少なくないようにも思えます』
なんてことも書かれてました。
ワクチンと一緒ですね。
『健康に執着するあまり、健康維持が健康意地になっていたり、「健康のためなら死んでもいい」などと叫んだりすることもあるようです』
なんてことも書かれています。
「コロナで死ぬよりワクチンで死んだ方が良い」なんていう人もいましたよね。
両者とももはや理解の範疇を超えています。
この本には基準値の問題や、なぜ基準値が変更されるのかなんてことも書かれています。
血圧のことについても当然のことが書かれています。
『むしろ中高年の場合は、血圧を低めにすることで、脳梗塞などの危険性が高まることがあります。ですから、危険因子が少ない人は、血圧は今の厳しすぎる基準に合わせる必要はないと思います』
『本当にみんなが健康になったら、困るのは医療者です』
なんて本音も書かれています。
またこの本には所々ユーモアがちりばめられています。
実際の健診の場での医者側のことについてです。
例えば、両目の下まぶたを押し下げて目を診ることありますよね。
著者は『これはまったくのパフォーマンスで…』なんて書いてしまっています。
いかにも診察っぽい雰囲気を出しているだけということですね。
理由は血液検査でわかるから、とのことです。
確かにそのとおりです。
貧血だったり黄疸だったりは血液検査ですぐにわかります。
必ず血液検査をする健診であれば確かにパフォーマンスでしかないのかもしれません。
ちなみに訪問診療の現場では自分も時々この診察をすることがあります。
ひょっとしたら貧血があるのかなぁと疑ったときなどです。
かならずしも毎回の診察で血液検査をするわけではないですから、一応普段の診察においてはパフォーマンスということはありません。
この診察で眼瞼結膜が白かったりしたら、やっぱり採血するか、という判断になったりします。
また「聴診」についても本音を書いてしまっています。
『聴診をするとき、「大きな息を繰り返してください」と言いますが、これも一応、言っているだけで、あまり意味はありません。…(中略)…なんとなく診察している感じを出しているだけです。』
なんて書いてしまっています。
自分としては大きく息を吸って吐いてしてくれた方が肺の音は聞こえやすくはなると思うんですけどね。
でも実際の診療の現場ではあまり言っていません。
気になるときだけ大きな息を吸って吐いてしてもらうことがあります。
そして聴診スタイルについてはこんなことが書かれています。
『聴診をするときは、視線を下げて少し首を傾げます。こうするといかにも耳に神経を集中しているような感じになり、受診者さんに好印象を与えます。聴診なんか何の意味もないと本音を思い浮かべながら、おざなりにやると、すぐ受診者に伝わり、「しっかり診てくれなかった」とあとで苦情を言われたりします』
レントゲンとか心エコーをやるのであれば確かに健診の場では聴診もあまり意味はないかもしれません。
ちなみにこれまた実際の診療の現場では、その場でレントゲンとか心エコーするわけではないですから、聴診は意味があります。
自分は真剣に聴くときは目をつぶって耳に集中したりするときがあるのですが、目をつぶって聴診しているとき「きっと周りには真剣に聴いているように見えるんだろうなぁ」とかよくわからんことを思ったりするときがあります。まぁ真剣に聴いているんですけど。
そして上記にあるとおり、今や何でもかんでも苦情を言われたりします。
こっちの事情を何もわかっていないだろうに、ただの思い込みだとか、昔の常識を振りかざして苦情を言ってきたりするのですね。
ですから医者の方もパフォーマンスが大事なときもあるのでしょう。
ある意味こんな裏事情が書かれている本は貴重かもしれません。
健診センターに勤めており、健診についての本音が書かれているのですが、著者自身はどうかというと
『ちなみに私は受けていません。』
とのこと。
この本には他にも医療情報など書かれています。
これまでタバコとアルコールのことについてブログに何度か書きましたが、『タバコに厳しく酒にゆるい日本』なんてまさに思っていることも書かれていました。
認知症の新薬(高額な点滴治療)のことについても少し触れられていました。
これも自分と同じスタンスで、副作用は結構あるのに治療効果はごくわずかであることが書かれていました。
がん治療についても書かれていました。
抗癌剤等が毒であることは間違いはありませんが、実際自分ががんになったとき、「何もしない」という選択を取ることはなかなか勇気のいることです。
実際に効くケースもあるからです。
著者は
『試しにちょっと治療してみて、ダメならすぐに引き揚げる。そういう戦略がいいのかもしれません。』
と書いており、これには自分も同意しましたし、患者さんから治療について相談を受けたときもずっと同じようにアドバイスしていました。
また自分は常々「安易に病院にかかるな」と言っていますが、これについてもこの本にはこのように書かれていました。
『病院に行くべきか否かの判定は、一般の人にはむずかしいと感じるかもしれませんが、要は少しようすを見て、これはヤバイと思ったら病院に行くというのでいいでしょう。』
これまた自分がずっと言っていることと同じです。
体調不良が起きたとき「何か違う」とか「何かヤバイ感じする」とかそういう感覚があったら受診するというスタンスで良いと思っています。
間違っても「37度の発熱で…」とか「風邪ひいて…」とかで安易に受診するものではありません。
受診希望のそういう電話がかかってくると本当辟易します。
この本には健康マニアは「しなければならないこと(バランスの取れた食事、適度な運動、健康診断…)がいっぱいで、人生を楽しむ時間が減ってしまいます」なんてことも書かれていましたが、まさにその通りだと思います。
まぁそれで自分が幸せならそれでいいのでしょうけど。
価値観は人それぞれです。
しかしそこまでストイックに生活していて、いざ病気となったらその気分の落ち込みはすさまじいものがあるでしょうね。
自分のしてきたことはなんだったのか…ってなりますよね。
周囲もなんと声をかけたら良いものか。
そもそもそのようなストイックな生活を続けて、人生の最期の最期、穏やかに迎えられる確証はありません。
死に際「もっと自由に楽しんでおけば良かった」と後悔するかもしれません。
だからもっと楽しもう、ということではなく、価値観は人それぞれということです。今後の人生のことだとか、老後のことだとか、どのように死を迎えるのかとか、その辺よく考えての行動だとは思いますが、他人がとやかく言うことではありません。
そしていろんな健康法とか食事法とかあり、それによるデータなども出ていたりしますが、万人にそれが当てはまるということでもありません。
結局は「自己責任」です。
自分でどういう生活スタイルだとか食事スタイルを選ぶか。
それはその人本人です。
ちょっとした知識も必要ですが、意外と「本能」で生きている人が強かったりもします。
自分の体の反応をしっかりと観察し、これは自分に合っているとか合っていないとか感じる能力も大事ですね。特にウソ情報だらけの現代においては。
自己責任とはいえ、大切な人には親身にアドバイスしたくなってしまいますよね。
しかしそのアドバイスをちっとも聞き入れてくれないこともあります。
そうなるとただただこっちが気をもんでストレスになるだけです。
ですから「アドバイスを聞いてくれたらラッキー」くらいの軽い気持ちで勧めるしかありません。
聞いてくれなかったらそれはそれで仕方ない、と冷めた気持ちも持ち合わせていないといけません。
これはワクチンと同じですね。
家族に「打たない方がいい」と説得しても無駄だった人が数多くいます。
多くの人がそれで悩みました。
結果的に、打った本人は元気で(今のところは?)、説得した方は悩み続けストレスを抱えていた、なんてこともあります。
そんなバカな話ありますかね。
そのストレスによって病気が発症してしまう場合もあるわけです。
未接種を貫いたのに説得できなかったストレスで病気を発症したなんて笑えません。
たとえ家族であろうと「人は人、自分は自分」という冷めた気持ちも大事だと思います。
自分を守るためには。
シェディングのことを考えると自分を守るためにも打って欲しくなかった、というのもありますけどね。
一方で、説得に応じて理解を示してくれたりする場合もあるのですから、やはり情報提供はしておいた方がいいとは思います。
あとは本人に任せるしかありません。
このブログを読まれている方はきっと少なからず健康に興味を持たれている方が多いでしょう。
というか健康に興味がない人なんていないかもしれません。
中高年になるとほぼ皆、「健康」が気になるかと思います。
「健康」ばかりにとらわれてはいけない、とは思うのですが、世の中毒だらけですからねぇ…。
メディア見たって本当の情報は出てこないし、今や国が勧める通りにしていたら逆に不健康になる可能性の方が高いです。
ワクチン受けまくったり健診受けまくったり(この本には医療被曝のことについても触れられています)。
世の中ワナだらけです。
マーケティングだとか心理学だとかそのような技術を駆使して、あの手この手で人々を扇動します。
ですから「真実」であるとか「裏の事情・本音」を知ることは大事です。
製薬会社がただただ「人々の健康のために存在している」と思っていたら、その人の頭はお花畑です。
もちろんそれもあるでしょうが、会社としてはやはり儲けなければなりません。
今や儲け第一主義となってしまっているのではないでしょうか。
2024年度の武田薬品CEOの報酬は21億円ですよ。
ファイザーのCEOにいたっては約48億円(2023年)ですよ。
ちょっと儲けすぎじゃありません?
もちろん製薬会社が潰れるのはよくありませんが、会社の性格上、会社が潰れない程度に薬価を下げるとかもっと人のため世のために活動してほしいものです。
普通に考えていればおかしいことに気づくと思うのですが(例えばあのコロナワクチンの開発の異常な早さとか)、なぜか賢いと思えるような人でさえそのワナに引っかかってしまうのですよね。
不要で余計な病気にならず、与えられた寿命を全うするためにも、自分で調べ情報を得ていくしかありません。
そして自分の頭で考えることです。
「健康」についてもこれは誰にでも興味のあるテーマですが、とらわれすぎないことも大事です。
とはいえ以前に比べ考えなければならないことも多くなっているとは思います。
添加物、農薬、電磁波、医原病などなど。
完全排除なんて難しいのですから、ほどよく考え、ほどよく対策をしていくしかありません。
