お酒

今回はお酒好きの方には耳が痛い話かもしれません。

これまでも飲酒の問題について何度かブログに書いてきました。
先日また衝撃的なニュースがありましたね。
JALのパイロットによる飲酒問題です。
これまでもJALパイロットによる飲酒問題はたびたび報じられてきましたが、今回は多くの人に迷惑をかけただけでなく、検査記録を複数回にわたって改ざんしていたというのです。

JAL飲酒機長、アルコール検査記録を改ざん…飲酒リスク高い「要注意者リスト」に名前

JAL、飲酒機長解雇へ ホノルルで自主検査60回もゼロにならず

つまり改善していたときはお客さんをリスクにさらしていたということです。
恐ろしいことですし、頭下げて済む話ではありません。
しかも飲酒問題を繰りかえしているのです。
そのたびに「再発防止に努めます」とかいいながら「再発」しています。
しかもしかも10回も記録を改ざんしているのに、企業側はそれを見抜けなかったのです。
見抜けないというかチェックしていないのではないでしょうか。
いい企業自体に加減行政処分とか何らかのペナルティが必要ではないのかと思います。
いいたいこと山ほどありますが、この辺にしときます。

で、このパイロット、もう依存症ですよね。
お客様の命を預かる立場で、しかも飲酒問題が繰りかえされてきた企業です。
それでも飲んじゃうんですから。
人の命よりも自分の欲優先です。
「欲」と言ってももう病気です。
それを見抜けなかった企業の責任が大きいでしょうし(一応要注意リストには入れていたようですが)、アルコールに寛容すぎる日本の責任でもあると思います。

なぜJALばかりで飲酒問題が起きるのか。
当然JALのパイロットだけがお酒が好きな人が集まっているとは考えにくいですし、企業の問題なのか、あるいは他の企業はうまく隠しているのか…。

当然規律を守れないパイロットは解雇になるでしょう。
しかし安心はできません。

【独自】JAL系の格安航空スプリング・ジャパン 「過去に飲酒問題を起こしたパイロット」を重用

問題パイロットを格安航空会社で再雇用しているというのです。
言葉も出ません…。
安全性を求めるなら料金の高い大手に乗れってことなのか。
でもJALだって飲酒&記録改ざんパイロットがまた乗務している可能性だってあるし、どうにもなりませんね。

飲酒運転で時速125キロ、死亡事故起こした少年が持論展開「運転に集中するためスピード出した」

飲酒ひき逃げで瀕死の娘は、心身に大きな傷を… 危険運転で起訴の27歳女は「気づかなかった」と否認

直近で目について飲酒関連の事故のニュースですが、罪のない人を巻き込む悲惨な事故ばかりです。
(JALだって事故が起きなかったのは運がいいだけです)

一流人気芸能人を多用し、アルコールの爽やかなCMばかり流れています。
一方米国などではアルコールのCMは制限されていたりするようです。

日本はアルコールの害に対する教育が甘すぎます。

米国人の飲酒率、過去最低に 過半数が「アルコールは健康に悪い」と回答

『過半数に当たる53%の米国人が「1日1~2杯の適度な飲酒も健康に悪い」と回答した』

とのこと。日本じゃ信じられません。
ぜひ日本でも同じアンケートをしてもらいたいものです。

『健康リスクゆえにアルコールを控えた方が良いことを示す証拠は増えており、「適度な飲酒は健康によい可能性がある」という長年の認識は否定されつつある。』

まさにその通りで、アルコールには適量はないという考えが主流になりつつあります(日本以外)。

さて今回は一冊の本を紹介します。
出版当時に読んだのですが、改めて引っ張り出して読んでみました。

お酒を飲んで、がんになる人、ならない人 ‐知らないと、がんの危険が200倍以上

お酒を飲む人は一読されることをお勧めします。
特に、お酒は強い方ではないのに飲めるようになった人、は要注意です。
まったく飲めない人もいますが、慣れてきて飲めるようになってしまう人もいるのですね。
最初は顔が赤くなったりしてしまって気づきやすいのですが、飲み続けていると2~3年で慣れてきて赤くならなくなるようなのです。
それで自分は強くなったと勘違いして飲み続けてしまう人がいます。
しかしアルコールを分解する酵素は遺伝的なものですから、体の代謝は大きく変わりません。
それで、癌の発症につながってしまう人が多いのですね。

特に食道癌、咽頭癌、喉頭癌、口腔癌、肝臓癌が関わってきます。

そして今回注目していただきたいのが、「乳癌」「大腸癌」にも大きく関係しているということです。

「乳癌」なんてびっくりですね。
しかし欧米では100以上の研究で一貫してこのことが示されているというのです。
日本においても5万人の女性を5年間追跡して、ほとんど同じ結果が出ているとのことです。

ワイン1杯あるいはビール500mlを半缶だけで、乳癌リスクは7%増えるとのことです。
そしてリスクは直線的に増えるとのことですので、ワイン4杯なら28%のリスク上昇ということです。
これはお酒を飲むと女性ホルモンのエストロゲンが増えるからだ、という説が有力のようです。

アセトアルデヒドを代謝する酵素(ALDH2)アルコールを代謝する酵素(ADH1B)の違いによって、飲酒によるリスクが大きく変わります。
どのようなタイプが癌のリスクが高まるか、詳しく書かれています。
お酒飲む方は読んでおいた方がいいと思います。

ちなみに当然禁酒すれば癌のリスクは下がります。

アセトアルデヒドには体に深いな反応を引き起こす作用もあるのですが、一方で多幸感をもたらす作用もあります。
不快な反応に対して体が慣れてしまうと多幸感だけが残るようになり、お酒にハマってしまうのですね。

もはや依存性の塊という感じです。
そして発癌リスクもある。

CBD云々で騒ぐよりも(CBDは何ら依存性もないし合法なものです)、社会ではアルコールの問題の方が大きくはこびっているのですから、こちらを大きく議論するべきです。

アルコールの害に対する啓蒙が、日本では本当になさ過ぎます。
タバコはこれでもかってくらいなのに。
タバコと同レベルでアルコールも規制した方がいいと思うのです。

お酒飲むの大人は格好いいんだとか、青春だとかを感じさせるようなドラマのシーンやCMばかりじゃないですか。
せめて子どもたちが勘違いしないように、制限するべきだと思うのです。

禁酒法作ってお酒を禁止にしろといいたいのではありません。
大人が自分で節度を守って楽しむ分にはいいと思うのです(適量はありませんが)。

お酒が本気で強い人は癌などのリスクはそれほど上昇しないようです。
自分の体を知り、自分ならどれくらいの量をどのくらいの頻度で飲んでも大丈夫かとか、自分で判断し楽しんで欲しいと思います。

本当は分解する能力が弱いのに「お酒に強くなった」と勘違いしている人が一番リスクが高いのですが、そういうことも啓蒙していくべきだと思うのです。
日本はアルコールのCMやり過ぎです。
アルコールメーカーや広告代理店だとかに忖度して手をつけられないところもあるのでしょう。
つい最近も「物言う経営者」が話題になっていましたけど。
規制する側もアセトアルデヒドの多幸感にハマってしまっている人もいるのでしょう。
あるいは天下り先として確保しておきたいから何も言わないのかもしれません。

ワクチンもそうですけど、日本が義務化しなかったようにあくまで「自己責任」です。
(義務化しないけど、多くのワナ・ウソで国民を誘導してきました)
自分の身を守るには自分で調べ自分で考え行動しなくてはなりません。
ロバート・ケネディ・ジュニア氏のように正しい方向へ引っ張っていってくれる人が日本の中枢にはいません。
日本は「自己責任」の国です。
ある意味日本に生きるということは、自分で調べ自分で考え行動し自分の身を守る訓練ができるということでもあるのかもしれません。
サバイバル能力がつくってもんです。

すべての情報を出さない(特にマイナスの情報)のが日本です。
過度に反応するのもどうかとは思いますが、自分で調べることも必要です。

タバコと同じくらい、あるいはひょっとしたらそれ以上に健康に影響があるのがアルコールです。
その辺認識している人がどれくらいいるのでしょうか。
子どもたちにこそ聞いてみたいものです。

「お酒=肝臓」としか思っていない人がほとんどではないでしょうか。