CBDとてんかん

これまで何度かCBD(カンナビジオール)についてブログに書いてきました。
今日CBDに関するこのようなネットニュースがありました。

「日本でも…」難治てんかん患者・家族が期待する“大麻由来成分CBD入り医薬品”アメリカで承認――サプリではすでに流通も、薬には「高い壁」が

「てんかん」と聞けば一般的には「抗てんかん薬」の内服となるでしょうが、自分は「てんかん」と聞けば真っ先に「CBD」が思いつきます
これまでもてんかんの患者さんには幾度となく、上記記事にある「ドラベ症候群」の話を持ち出して説明してきました。
ドラベ症候群は難治性てんかんで、多いときは1日に100回以上も発作を起こすケースがあります。
薬もうまく効かず、多剤服用となるケースが多いようですがそれでも抑え込むことができません。
それがCBDオイルでピタッとおさまったという症例があったのです。

米国のケースですが、以前はYoutubeにそのケースが詳しく紹介されている動画がありました(イングリッシュで何言ってるかよくわからんかったですけど…)。
見返そうと思って検索したら、今やCBDビジネスのせいか、よくわからん動画ばかりでてきて気持ち悪くなってしまいました。
以前はこんなにも出てこなかったのに…。
時代を感じます。ってそんな時間たっていないはずなんですけどね。たぶん数年前くらいの話です。とはいえコロナ前の話です。
てんかんの患者さんがいれば、その動画を見せて、CBDの説明をしていたりしたもんでした。

抗てんかん薬はある意味強制的に脳を眠らせてしまうような薬です。
脳の電気活動を抑え込むのですから当然です。
つまり副作用が出やすい薬の一つです。
眠気、ふらつきなどなど。
ですから通常車の運転とかダメです。
よく交通事故でどこかに突っ込んだとか、それで運転していた本人は何も覚えていないとか、てんかん発作の可能性だってあるでしょうし、あるいは薬を服用していたケースもあるのではないでしょうか。

ですから、健康に意識している人はなるべく減薬したいとか考えるでしょう。
しかし一般的にはなかなか減薬ってしてくれないのですよね…。
減薬したらまたてんかん発作が起きるかもしれないと思って、減薬してくれません。
飲んどけば安心なんだからと漫然と処方されているケースが多いでしょう。

しかし一応、2年間発作がなかったら減薬を検討しても良いというなんとなくの目安はあります。
5年発作がなければより再発のリスクは少ないと言われています。

自分は思えば15年くらい前から抗てんかん薬の減薬をやってきました。
あっ、自分が抗てんかん薬飲んでいてそれを減薬してきたってことではなく、患者さんの話ですよ。
結構抗てんかん薬の減薬歴は長いです。
自分の患者さんは高齢者が対照ですが、漫然と飲んでいれば脳機能が落ちてしまうリスクもあるでしょうし、転倒・骨折のリスクも高まるでしょう。
一応当初は認知症診療を売りにしてやってきたので、脳機能を下げるリスクがあるものには敏感です。
減薬して発作が再発してしまったらまた元に戻せばいいんだし、という気持ちで軽い気持ち?を持ちながらも慎重にやってきましたが、結局減薬等してきてそれで再発したケースはありませんでした
訪問診療の患者さんですから当然車を運転するとかもないですし、一人で外出するなんてこともないですし、誰かが傍にいる環境がほとんどでしたから、減薬しやすい環境にあったのでトライすることができたのかと思います。
で、結局は、結構減薬できるじゃん、って話です。

しかしただただ減薬するのが怖いという方もいるでしょう。
そんなときはCBDでサポートするのもありかなと思います。
というか、十分「あり」です。

てんかんと診断されるのは当然病院ですし、診断されれば抗てんかん薬が処方されます。
しかしそこから徐々に減薬しながらCBDの比重を大きくしていくという方法もいいのかなと思います。

もちろんCBDにも睡眠のサポートの作用がありますが、西洋薬のように猛烈に眠くなってしまうとか、バタンと意識を無くすわけではありませんので安全性は高いです。
安全に自然な方法に切り替えられる可能性は高いと思います。

もちろん初めててんかん発作が起きててんかん薬が処方され、すぐに切り替えをしていくのはさすがに自分もどうかと思います。
ちょっと不安です。
しばらく様子見てからトライするのはありだと思います。

とにかく「漫然と」続けないで、ある程度のところで減薬を試みてもいいのではないでしょうか?

またCBDは認知症患者さんの易怒性(怒りっぽい)にも効果があることがあります。
ちなみに認知症患者さんの易怒性に対し抗てんかん薬が処方されることもあります。
抗てんかん薬使うならまずはCBDを試したいですよね。

で、先月(9月)終わり、トランプがメドベッドの情報をちらっと出したかと思えばすぐに消しました。
何かにおわせてるな…って思いましたが…。
メドベッドについてはまた後日書く日がくるかもしれません。
で、それに続いて今度はCBDについても情報を出したのですね。

トランプ氏、大麻成分の高齢者向け効能を提唱 大麻関連株が軒並み高

SNSで、高齢者のいろんな症状にCBDがいいよって動画を掲載したのです。
実際の動画はこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=eiN0EN1eseU

こちらもイングリッシュですが、観ていればなんとなぁくわかるかもしれません。
(字幕ボタンがありますので、そこを押せば日本語の字幕が出てきます。完璧な日本語ではないですがなんとなくわかるかと思います。)

以前に書いたかもしれませんが、CBDには体のバランスをとる作用がある感じがあります
生きていれば毒だらけの社会ですから、体のいろんなバランスが崩れてきます。
それを正してくれるようなイメージです。
ですから何も大きな症状に困っていない人もたまにCBD摂取するのもいいかなと思っています。

上記動画のはじめの方に、体のシステムをオーケストラに例えて解説しています。
そうそう、これが言いたかったことよ、って感じです。

CBDは不安の解消だったり、不眠だったり、痛みだったり、いろんな可能性があるとされています。
というかこれまで多くの効果・効能が報告されています。
使い方にはコツがあったりしますが、それは自分で探していくことになります。
それくらい安全性が高いということでもあります。

CBDの活用によって処方薬に頼る人が減る可能性もあります。
少しは医療費増大の解決策になる部分もあるかもしれません。

「大麻」と聞くと毛嫌いする人もいると思いますが、大麻大麻といったって、そもそも「薬草」の一つでもあると言えますからね。
そしてその成分であるCBDは国も認めているものでもあります
ちゃんとしたCBD製品ならです。

もちろんCBDですべて解決できることばかりではありません。
でも困ったときの一つの手として知っておいて損はないかと思います。
(CBDに期待される効果等についてはネットを探せばいくらでもでてきますのでご自身でお調べください)

CBDについては当クリニックでも扱っております。
気になる方はお問い合わせよりご連絡ください。