いきなりですが今回は1冊の本を紹介します。
札幌が大雪でひどかったとき、なぜか東京に持って行った本です。

かなり興味深いタイトルですね。
だけど最初に言ってしまいますが、これが人間にそのまま当てはまるというわけではございませんのでご注意ください。
人間の場合は、孤独が寿命や健康に影響するという研究があったり、そうではないという研究もあったりします。
(ネットで「孤独 寿命」などで検索すればいっぱい情報が出てきます)
その人の性格にもよるんじゃないでしょうかね。と自分は思います。
さて冒頭で紹介した本ですが、昆虫の研究についてのやり方だとか考察の仕方だとかがとてもわかりやすく書かれています。
こういう流れで研究しているんだって感じで。
アリについての興味深い生態がたくさん書かれています。
例えばアリが負傷すると、仲間によって巣に連れ戻され、仲間から抗菌物質を含む分泌物を塗布され治療されるというのです。
あるいは、足の付け根に近い部分を負傷した場合は、周りのアリはケガをした足に噛みついて、根元から切断するそうです。
そうすることによって感染に対するリスクを減らすということらしいです。
ドラマ「コードブルー」にも同じようなシーンがあったな…。
ありんこの世界にもコードブルーがあるようです。
(上記は特定の種類のアリです)
ありんこといえど、アリは傷の状況を見極め、周りの仲間が適切な治療をして助けるという社会的な行動を示すことがわかっているそうです。
また感染症に感染した場合は、その程度がひどい場合は自分の元いた巣には帰らないそうです。
つまり自分が巣に戻ることによって感染がファミリーに広がってしまい、巣の滅亡につながってしまうリスクが高まるため、自分は巣に戻らないようです。
すんげぇ賢くないですか?
人間なんてアリ以下の行動をする人がいますからねぇ。
インフルエンザで高熱、ゲホゲホしているのに、とある飲食店(食堂)に昼食のテイクアウトするために買いに来た話を聞きました。
普通の小さな食堂です。
昼食時ですからお客さんもいます。
その中に入っていき、「インフルエンザになっちゃったのよねぇ」といいながらゲホゲホしているのです。
ベシャンの理論によれば、その人の体によって症状が出るかどうか変わるので、別に目の前に発症した人がいたからってどうってことないのですが、一般的に広まっている(いわゆる世間一般の常識)考え方をしている人からすると、不愉快極まりないものです。
相手のことを考えられない自分勝手な行動の極みですね。
医学的にというか社会的にどうなんだという感じです。
こういう人は自分だけ助かればいい、周りの人間、少なくとも食堂のお客さん、従業員がインフルエンザにかかってもいいと思っているのでしょう。
アリの話に戻ります。
感染が重篤なアリは巣に戻らない一方で軽い感染の場合は巣に戻るそうです。
そして驚くことに、未感染のアリはその感染したアリに積極的に近づいていくそうなのです。
免疫を獲得するため、みたいな感じでしょうか。
これ人間にも当てはまりませんか?
今やなんでもかんでもワクチンワクチンですが、子どもの感染症においては昔は、周囲におたふくかぜや水ぼうそう、はしかの子がいたりしたらもらいに行け、ということがありましたよね。
まるでそれと同じような行動です。
ちなみに実際に感染すると重症化するリスクがあるからと、予防のためにワクチンを積極的に勧められますが、ワクチンだって重篤な副作用に見舞われるリスクがありますよね。
直近では2026年1月26日の第191回 疾病・障害認定審査会 感染症・予防接種審査分科会における審議結果によると、
5歳の男の子が麻疹のワクチン接種後に「麻しん予防接種後亜急性硬化性全脳炎」となり死亡しています。
親も悔やんでも悔やみきれないでしょう。
この子にとったら、自然に麻疹に感染した方が問題なかったかもしれません。
たら・ればの話になってしまいますが。
まぁ今やみんなワクチン打ちまくっているので、自然に感染できるような社会ではなくなってしまっているのですが…。
ワクチンによる免疫なんて期間限定の場合もありますし(帯状疱疹が若年世代で発症しているのを見れば明らかです)、ワクチン打てばずっとワクチンのお客様で居続けなければならなくなる可能性もあります。
以前にもブログで紹介しましたが、厚労省自身がMMRワクチンの薬害についての動画をYoutubeにアップしています。
【中高生向け】被害者の声⑤・MMRワクチン 動画版『薬害を学ぼう』
これ、「被害者の声」って書かれていますけど、被害者がいるということは「加害者」がいるわけで、その加害者は一体誰なんでしょうね。
その加害者はペナルティを受けたのでしょうか。
ちなみにこの厚労省による動画版『薬害を学ぼう』シリーズには、サリドマイド、スモン、HIVなどのシリーズがあります。
きっと中高生向けの薬害についての学習資料なのでしょう。
てか、これ活用されてるのかわかりませんけど。
そして最後は以下の動画になっています。
【中高生向け】パート別⑥・私たちにできること 動画版『薬害を学ぼう』
「薬害の起こらない社会にするためにどうすればいいのか」について中高生に問いかけています。
それ、まずは自分自身に問いかけろよ、と言いたくなります。
それか自分たちじゃわからないから、中高生に問いかけてアイディアが欲しいのでしょうかね(相当な皮肉です)。
これだけ薬害を繰りかえしているのですから、その線も十分ありそうです。
なんだかありんこの話しから結構脱線してしまいました。
ありんこの話に戻ります。
自分はアリについてあまり詳しくはなかったのですが、労働アリはみんなメスらしいのですね。
そして若い労働アリは巣の中で子育てしたりし(掃除もするそうです)、年を取ると外に出てエサの確保係になったりするそうなのです。
そんな面白いありんこの生態がたくさん書かれています。
そして「ぼっち」の話しです。
孤立アリの寿命はグループアリの約10分の1にまで短くなってしまうようです。
エサも置いたり環境を整えてあげているのにです。
巣も用意しているのに、巣に入らないそうなのです。
しかも年を取った個体ほどより早く死んでしまう傾向にあったとのことです。
その原因究明のための実験・研究がわかりやすく書かれています。
例えば、孤立アリはエサをたんべてもそれが消化してエネルギーに変えることができない状態になっていたそうです。
また遺伝子についても、グループアリと孤立アリを比較すると、894もの遺伝子の発現に変化があったとのことなのです。
しかもたった一日環境が変わっただけでです。
環境によって遺伝子の発現か日々変わるというエピジェネティックの理論でしょうか。
そして孤立アリは活性酸素量が増えており、高い酸化ストレスにさらされていることがわかっています。
ここからマニアックな話になりますが、その活性酸素がどこにたまっているかというと、脳や消化管ではなく「脂肪体」という組織だけだったようなのです。
「脂肪体」は人間で言うと「肝臓」と同じような役割をする組織だそうです。
また活性酸素が蓄積しているだけでなく、酸化された脂質量が増加しており、複数の細胞が死んでいることも観察されたようです。
※脂肪体の中でも「エノサイト」という細胞が重要な役割を果たしています。
そしてすみっこにいるアリほど、酸化ストレスの度合いが強かったそうです。
孤立マウスでも壁際を好むすみっこ行動が共通してみられるとのことで、『社会的な孤立を経験したときに、より安全な、身を守ることができる場所に身を置くということが、生物が本能的に共通してみせる不安行動のひとつなのかもしれません』と書かれています。
たしかに保護犬とか、すみっこの方でブルブル震え怯えた目をしているシーンなど見たりしますね。
それも同じなのかもしれません。
そして著者は抗酸化物質によってどう変化するかを実験しています。
抗酸化物質は世の中にたくさんありすぎるのですが、昆虫でも抗酸化作用を持つ物質2種類に絞って実験されました。
そうしたところ、「メラトニン」によって、孤立アリの寿命短縮が著しく緩和されたようなのです。
目に見えて孤立アリの寿命が延びたとのことです。
ちなみにメラトニンは最も低い濃度や最も高い濃度の時はあまり変化がみられず、中間的な濃度の時に効果を発揮したそうです。
そしてもう一つはニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)です。
これは一番濃い濃度ではなんの効果もなかったのに対し、その10分の1の濃度を与えたときに寿命が顕著に延びたそうです。
NADについてはマニアックな人なら聞いたことがあるかもしれません。
ちなみにメラトニン投与によって脂肪体の活性酸素の量も低下することがわかっています。
しかも抗酸化剤を飲んだ孤立アリは、未処理の孤立アリと比べると壁際滞在時間が統計的にも有意に短くなる傾向がみられ、未処理のグループアリの壁際滞在時間と比較すると統計的に差がないレベルにまで低下していたそうです。
つまり、酸化ストレスが起こった結果として、壁際に滞在する行動が引き起こされていることを示しています。
『孤立アリの場合は。抗酸化剤の投与によって、すみっこに滞在する時間が減少し、さらに寿命の短縮も緩和しました。つまり、すみっこに行ってしまうという行動は、生きるうえではマイナスの作用をもつ変化であることが読み取れます。すみっこ行動は…(中略)…孤立から生じる、個体寿命短縮を加速する負の方向の変化であったことがわかります』
とまとめられています。
まだまだ解明されていないことが多いですが、ありんこの世界も大変興味深いですね。
著者は子孫をできるだけ多く残し生存効率を最大化させるという生物の使命だけでなく、社会や仲間で生きることのプラスの効果を示唆しているのではないか、と書かれています。
この点、人間も生物であり本能的に子孫を残すようなシステムが組み込まれているとは思いますが、単純に子孫を残すことだけが人間の生きる意味ではないと思います。
ですからありんこの行動がすべてそのまま当てはまるわけではないと思いますので、解釈には注意が必要です。
孤立アリにメラトニンを投与することで寿命が顕著に延びたという実験結果はでていますが、グループアリほどまでには改善しなかったそうで、ありんこの寿命に関わる因子はこれだけではないということです。
人間なんて自然にはない物質ばかりに囲まれ、不自然なものが毎日のように体に入ってきていますからね。
添加物だ排気ガスだ農薬だ医薬品だ電磁波だ…などなど、いろいろ考えるとキリがありません。
しかもそれらの相互作用も考えていかなければなりません。
人間の寿命なんて単純に解明はできないでしょう。
ただ少なくとも「酸化物質に囲まれている」のは間違いありません。
ちなみに「メラトニン」は睡眠ホルモンとして有名ですが、抗酸化作用があります。
かつての研究にメラトニン投与群では風邪をひきにくくなったというものがあります。
もちろん上記の研究がそのまま人間に当てはまるとはまだ言えません。
孤独な人がメラトニンやNAD摂取したら寿命が延びるのかなんてわかりません。
そもそもが「孤立している人間の寿命が明らかに短くなる」と、はっきりしていませんし。
しかし不眠のある人にはメラトニン摂取は一石二鳥三鳥になる可能性もありますね。
少なくとも逆に寿命が短縮するなんてことはないかと思います。
※もちろん不眠がない人の摂取も問題はないです。
それに体の生化学的なことが行動にも関与しているところがあります(オキシトシンだとか)。
コードブルーアリだとか感染アリなどの事実や、人間と同じくメラトニンの抗酸化作用がアリにも影響することを考えると、アリの抗酸化作用の実験が人間に当てはまる可能性もあります。
少なくともメラトニンに関しては大量に摂取しても安全性は高いといわれていますので(大量摂取時の唯一の副作用は眠気と言われています…)、ぼっちの人もそうじゃない人も興味ある人は試しても問題が起きることはないでしょう。
メラトニンは松果体から分泌され、植物や微生物にも存在し、生命の起源にさかのぼることができる古代の分子といわれています。
人間は年齢とともに松果体が石灰化していくケースが多いですが、それによって当然松果体機能が低下します。
メラトニンの減少はアルツハイマー型認知症の進行に関与している可能性があるという研究もあります。
あるいは松果体は第三の目、直感力にも関係しているといわれていますね。
松果体はとても大事な器官ですし、生命の本質として「メラトニン」は何か重要な役目がありそうな感じがします。
ちなみにNADはリポソーマルグルタチオンのQSS社からも販売されています。
かなり前に取り寄せて摂取したことがあるのですが、どうも自分の口には合わず嘔気を催してしまうくらいだったのです。
でも他の人では問題ないようで…。
自分には合わなかっただけかもしれませんし、必要な人には苦もなく摂取できるということなのかもしれません。
ということで自分勝手ですが、うちではNADは扱っておりません。
継続して摂取することによる実際の体調変化などお伝えすることができませんので…。
興味ある方は楽天で販売されておりますのでご参考ください。
