利他の精神(?)

よく「利他」の心が大事だって言いますよね。
いろんな自己啓発系の本に書かれていますし、ほとんどの本に書かれているのではないでしょうか?

確かに大事ですが、利他利他利他と100%利他ではさすがに自分が潰れてしまいそうです。
悟りを開いた人だとかだったら違うのかもしれませんが…。
現代社会で普通に暮らしている人にとっては100%全力利他はさすがに厳しいです。

じゃあどの程度「利他」でいけばいいのでしょうか?
その塩梅が難しいです。

先日紹介した矢作先生の本「ちょっと魂、洗ってみる 不安にひたるより気持ちよく生きたい人へ」にも、利他のことについて書かれていました。

『利他の精神そのものは尊いのですが、度を超してしまうとそこにあるのは「自己犠牲」です』

『利他大事にする』

『まず、「自分が満ち足りること』です。自利(自分自身の幸せや安らぎ)なくして利他(他者への思いやり)は成り立ちません』

『「世の中を変えたい。世の中に貢献する」と意気込む人がいますが、その精神は素晴らしい反面、中には強い正義感を持ちながら疲れていたり楽顔を忘れてしまっている人もみかけます。利他がかえって自分を追い詰めてしまっているのです。』

と書かれています。
そうして最後は、

『自利と利他のバランスをどう取るかという課題は、まさに最上級のテーマの一つと言えるでしょう』

と結ばれています。
ほんと、そのバランスがよくかわりません。

まさに医療の世界にいる自分はそのバランスで悩みまくりです。
勤務医だとルールだとか規則の世界だからあまり悩まないかもしれないですけど、開業しちゃっていると裁量権があるものだから、そのバランスに悩むことになります。

それはそれは困っている人のお役に立ちたい、困っている人を助けたい、という気持ちは山々です。
困っている人のためにいつでも無料で相談にのってあげたりしたいですよ。
診察でも電話でもメールでもなんでも。

でもどこかで一線を引かないと自分が潰れてしまいます。
自分が潰れてしまったらどうにもなりません。
この先救えたであろう人も救えなくなってしまいます。

特にワクチンのことでは大きなジレンマですね。
ワクチン副作用や後遺症の患者さんをいっぱい診てあげたいです。
(ただしワクチンの害に気づきなんとかしたいと思っている人に限りますけど)
ワクチンの害に気づいていない人は、誰が診ても体調改善に導くことは困難でしょう。

ワクチンを打ってしまったことを後悔し、体調改善に冷たい人の力にはなりたいと思っています。
なんなら改善できるであろうアドバイスをしてあげたいです。
しかしシェディングを受けてしまうという大きな悩みのタネがあるのです。
しかも自分だけでなく、看護師さんも事務員さんもです。
自分の身を守るのも大事ですけど、従業員の身を守るのはもっと大事です。

利他の精神で、どんな患者さんでも分け隔てなく診察したいですが、コロナワクチンのシェディングは強敵すぎます。
さすがにここは利他の精神でって訳にはいかないのです。
ということで、ワクチン接種者の診察はお断りさせていただいています。
そもそも、たいていワクチンが原因と思われる体調不良なのに、本人は気づいていないケースが多く、これでは遠回りの医療になるだけですし医療費の無駄遣いになってしまいます。
まずは本人が気づかないと始まりません。
気づかせるのも自分の役目?と思ったときもありますが、ワクチン信者の中には頭が固く、ワクチンが原因であると指摘すると逆に気分を害される方もいるでしょう。あるいは聞こえないフリとか。
お互いにとって時間と労力の無駄ですし、お互い嫌な気分になるだけです。
これだけワクチンの害についての情報にあふれ、副作用や後遺症のデータも事例も蓄積されているのですから、もはや自分で気づくべきフェーズに入っているでしょう
自分で気づかなければ自分の身は守れないし、不調も治せないと思います。

ですので、余計にワクチンの害に気づいていないワクチン副作用・後遺症患者さんに対しては利他の心で接することができません。
一般的な病院で行われる表面上の治療を行ったって、そんなのは突貫工事的ですし、根本治療には結びつかないと思いますよ。
内面から治療していかないと。

実はこれまで、特に癌の方(コロナワクチン接種・未接種問わず)の対面での相談を受けていたことがあるのです。
スタッフが帰った後に一人で。
そりゃもうシェディング受けまくりで、皮膚がジリジリしてくるほどだったのです。何度も経験しちゃいました。
未接種の方でも驚くほどのワクチン臭で、強烈な「シェディングのシェディング」を受けたこともあります。
今だったらもっといろんな対策を知っているので少しはマシかもしれませんが、「こりゃ体もたないな」と思ってもうやめました。
と、同時に「シェディングはなめたらいかん」とも強く再認識しました。
未接種にも関わらずあれだけの強烈なワクチン臭を放っている。そして癌。しかも家族歴無し、生活習慣にもリスク無し。
シェディングと癌の発症に関連があるとは言い切れませんが、ないとも言い切れません

医者たるもの、困っている人全員の力になるべき、ってのが崇高な理念なのでしょう。
伝説の心医ホ・ジュンのように、利他の精神で身を粉にして患者さんのために働く。
そんな医者が立派とされるのかもしれません。

でも無理っすよ。
防護服も着ずに生身の体で原発事故の処理に向かうようなもので、自分が潰れます。
どこかで一線を引かないといけません。

※ちなみにホ・ジュンは実在の人物のようです。しかしドラマの話はほとんどがフィクションらしいですが…。
実は実際のホ・ジュンは利他の心もないような人物だった、なんてことないですよね…。

そうそう、対面での相談は難しいし、全国の方の力に少しでもなれたらと思い、メール相談を行っていた時期がありました。
有料ですから利他とは言えないかもしれませんが…。
でもいただいた相談に対しては、超長文で返していたと思います。
相当時間をかけて返信していました。
人の力になれれば、と思ってやっていました。

しかしこういうのって暗黙のルールというか、常識というか、言わなくてもわかるでしょっていう礼儀のような、そういうものがあると思うのです。
相談してくる人の中には、何十個も質問を羅列して書いてくる人、自分のことだけでなく家族のこと(しかも複数人)などしてくる方がいて、「もう無理」と思いました。
何十個の質問とかいろんな複数人に関わる相談とか、いくら時間があっても足りませんし、こちらの体が持ちません。
当初は結構格安で行っていたのですけど、そういう事態になってくると申込者を制限するために料金を上げたり、あるいは細かいルール作りをしていかないといけなくなります。
そこでルールを作ったりしたのですが、キリがありません。
それにがんじがらめにするのもどうかと思ってしまいます。
※サプリ購入に際しても今やたくさんの注意書きがありますよね…。本当はこまごまルールなんて作りたくないです。ルールを作らなければならない事情があったということです。

電話でも以前は相談を受けたりしていたことがあります。無料で(←利他の精神といっても良いですよね?)。
しかし常識の範囲内であればです。
でもやはり常識を外れた方が出てくるのですよね…。
永遠と質問を繰り返す人(その人の時間を奪っていることに気づかないのだろうか…)、時間外・休日に電話をかけてくる人(自分や従業員はいったいいつ休めばいいのでしょうか…)などなど。
こんなのが続けば、一線を設けなければなりません。
だから、一切電話での相談は受けないことにしました。
5分だったいいですよ、とかにしても、絶対にそれ以上続ける人が出てきます。
中途半端な線引きは難しく、だから極端にせざるを得ません。

イヤな言い方ですが、甘い顔をするとズケズケ入ってくる人が必ず出てくるのです
そこまでの大人じゃないし、予定も狂っちゃうし、さすがに利他の気持ちだけではやっていけません。

ですから、やるのであれば料金であるとかルールであるとかで制限を設けなければなりません。

ちなみにお金お金お金もどうなのかなって思ったときもあります。
お金じゃなく、医療を施す代わりに、野菜だとか他のことでお代の代わりでいただく、なんて世界もいいよなぁ、なんて思ったときもありました。
でも、みんな芋ばかり持ってこられたら栄養偏っちゃうよなぁとかくだらないこと思ったり。
最初は感謝できても、「また芋かぁ」ってなっちゃいそうです。
そして「また芋かぁ」と思ってしまう自分に反省したり…。

また遠慮無しに来られるとこちらとしてはシャットダウンしたくなってしまうのですが、申し訳ない感じにとか遠慮がちに来られると、相談にのってあげたくなってしまいます。
それが人間の性ってやつです。
って書くと、みんなテクニックとして応用して遠慮がちに相談してきそうなので、やはり線引きは設けます。

というか、ルール作っても、それを突破してくる人もいるので、本当キリがないです。
突破されればこちらはさらに頑なになってしまいますし、利他の気持ちからどんどん遠ざかってしまいます。

だけど力になりたいという気持ちは常にあるのです。
これが「ジレンマ」というやつでしょう。

直接マンツーマンで相談を受けるには限界があるし、お金お金もどうかと思うから、だからブログで情報発信しています。愚痴も多いですけど。
一応ですけど、ブログでの情報発信は自分なりの利他の精神でもあります。
って書くのもおこがましくて嫌ななんですけど書いちゃいました。自分で利他の気持ちでやっているなんて言うのも何かおかしいと思いますし…。

いつかある人に「ブログの内容、全部有料にしたらいい」とアドバイスされたことがありました。
その人はそれだけ評価してくれてるってことなのでしょうが、自分としてはそこまでとも思っていないし、自分が出す情報で少しでもみんなに理不尽な社会に抗って欲しいと思うし、セルフケアでできることはたくさんあるのだから、勝手に活用してほしいと思うのです。そして無駄に病院に行ってほしくないのです。病院行けば医原病に苦しめられることも多いですから…。

悩みながらやってきて今の形になっており、ルールばかりですけど利他の心がないわけじゃないのですよ…

矢作先生がおっしゃるとおり、『自利と利他のバランスをどう取るかという課題は、まさに最上級のテーマ』です。