人口の半数以上が病人??

2017年、米国心臓病学会(ACC)/米国心臓協会(AHA)高血圧ガイドラインにおいて高血圧症定義の血圧値が、現行の140/90mmHgから130/80mmHgに改訂されました。

ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)という権威ある医学雑誌に、
米国・テキサス大学サウスウェスタン医療センターの衝撃的な論文が発表されました。

それは、新しい血圧基準においては、
米国45~75歳の65%が高血圧
中国の45~75歳の55%が高血圧
と診断されてしまうようです。

限られた年齢での統計なので人口の半分以上といっては言い過ぎかもしれませんが、なんかおかしくないですか?

自分のまわりの2人に1人以上が病気なのです。
2人に1人以上がみんな薬を飲まされるのです。

一応建前は、最初は生活習慣を変えて、運動して…とかということになっていますが、たいていは安易に血圧の薬が処方されてしまいます。

ちなみに高齢者も例外なく130/80mmHg以下にコントロールすることを推奨されているようです。
こんなことしたら、めまい(それによる転倒・骨折)、脳梗塞、癌などがますます増えるでしょう。
(降圧薬は、免疫や炎症を抑えてしまう作用があり、その影響で癌が発生すると言われています)

日本の基準はまだ140/90mmHgのままですが、現在日本高血圧学会が中心となってガイドラインを改訂中であり、米国に追従する可能性があります。

日本においてディオバン事件ではっきりしたように、ガイドラインを作成するような大学の著名な教授と製薬会社の癒着ぶりはすごいものがあります。
すごくたくさんの寄付金や講演料名目でお金が渡っています。
研究費としては何億という単位です。
医師個人にも多額の資金が渡っています。

「ワセダクロニクル」という確実な調査から社会問題を提起しているサイトに以下のように書いてあります。

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2016年度に医師に支払った講師謝金やコンサルタント料などを集計したところ、総額が約266億円に上ることが分かった。

年間で「1,000万円以上」を受け取った医師が96人いた。その約8割が大学教授だった。「2,000万円以上」も6人いた。大学教授や学会幹部、病院長ら、医学界で影響力が強い医師たちに、多額の金銭が製薬会社から支払われていた。

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米国でも製薬会社と学会の癒着はすさまじいものがあるようです。
製薬会社が米国心臓病学会(ACC)/米国心臓協会(AHA)にどれだけロビー活動をしていたかは不明ですが、確実にあるものと考えて良いでしょう。

「早期に介入した方が予後が良くなるから」
とかもっともらしい理由・論文をあげているようですが、今となっては論文なんて安易に信用できません。
データ・統計は都合いいように調整・解釈ができてしまいます。
ましてや日本でも問題になりましたが、ねつ造だってあるのです。

高血圧なんて、生活習慣・運動はもちろんのこと、マグネシウムなどのミネラルや、ナイアシン(ビタミンB3)で動脈硬化を予防・改善することなどで
ある程度コントロールできます。
自分の患者さんではビタミンD3を十分摂取したら、降圧薬が必要なくなったという方が複数います。

高齢の患者さんをみていると、血圧を下げることばかりがいいとは思いません。
逆に降圧薬を減量・中止すると、みんな元気になります。
原因不明と言われて長年悩んでいたた「めまい」が改善します。
そして降圧薬をやめても思ったほど血圧があがらない人が多いです。
逆に、飲んでいたときよりも低くなる人もいます。
(これは、降圧薬によって強引に血圧が下げられ、体が危険を感じてがんばって血圧を上げていたのでしょう)
自分の患者さんでは降圧薬を減量・中止して、今のところ心筋梗塞や大きな脳梗塞が起きたなど問題になったことはありません。

もちろん、無駄な降圧は脳血流低下を引き起こし、認知症にも関係してきます。

医者の立場として、ガイドラインどおりに治療していれば、頭を使わなくてもいいし、何か問題があっても責任を追及されません
ガイドラインどおりの治療をしていて、たとえ患者さんが亡くなってしまったとしても、医者は裁判で負けることはありません。
けれど、これが本当に患者さんのためになっているのでしょうか?

癌治療だってそうです。
ガイドラインどおりに手術、抗癌剤、放射線治療をやればいいってものではありません。
それが正しいなら、とっくに癌による死亡数も下がってきて良いのではないでしょうか?
欧米では何十年も前から死亡数は減ってきています。
日本だけが、右肩上がりに増え続けています。
これは単純に治療法に間違いがあるからではないのでしょうか?
(欧米では食事療法や代替療法を選ぶ患者さんが増えています)
それとも日本人の癌だけが特殊なのでしょうか?
ちなみにこれは日本の高齢化だけでは説明がつきません。

癌治療を受ける方、ぜひ主治医の先生に聞いてみて欲しいです。
手術を受けて体力が消耗している人にまで抗癌剤をやろうとする先生に聞いてみてください。
「なぜ日本だけが癌による死亡数がうなぎ登りなんですか?」と。