うつ病について・その2

うつ病。

最近、耳にすることが本当に多くなりました。
なんでもかんでも「うつ」。
皆さんの周りにも、「うつ」っぽい人は一人くらいいるのではないでしょうか?

しかしあまりにも「うつ病」と診断されている患者さんが多すぎます。
そして安易に抗うつ薬が処方されすぎています。

うつ病について書くときりがないくらいネタがたくさんあります。
以前のブログにも一度うつ病について書きました(うつ病について)。

まず平成11年にSSRIという薬が副作用が少ない抗うつ薬という触れ込みで販売が開始されました。
その後、うつ病キャンペーンが始まりました。
「うつ病は心の風邪」と。
そこから一気に、「うつ病」と診断される人が増えました。

そして平成19年、静岡県富士市において「パパ、ちゃんと寝てる?」をスローガンに、うつ病に対する早期発見・早期治療が事業として行われました(富士モデル)。
この結果、自殺者が逆に増えたことは有名な話です(平成20年においては前年比37%増。平成21年においてはなぜか公表されませんでした。しかし警察発表などから推測するとやはり増加していたようです)。

SSRIやSNRIという薬には副作用が多くあります。
自殺をはじめ、衝動性が高まる、イライラ、暴力的になるなど。
副作用発症率は、薬の種類にもよりますが70~90%という高確率です。

そして、これだけ抗うつ薬がたくさん販売されているにもかかわらず、うつ病患者は一向に減りません

誰からみたって、「効いていないんじゃないの?」と思うでしょう。
その通りでほとんど効いていません。
逆に副作用で苦しめています。

抗うつ薬を本来飲む必要がない人が飲むと、めまい、頭がクラクラするなど何らかしらの副作用がほぼ必ず出ます。
それでも真面目な人は薬を飲み続けます。
そうするとだんだん本当に精神が病んできます。
脳内神経伝達物質のバランスが崩れ、脳が壊れていきます
人格が変わってしまうケースもあります。

以前、「慢性腰痛」に適応がとおった抗うつ薬がありました。
腰痛に長年苦しんでいた病院スタッフがその薬を飲んだところ、めまいがひどくなり大変な思いをしたそうです。

現在のうつ病診断は、DSMというマニュアルに沿って診断されています。
アンケートのような質問に答えるだけで、ほぼ機械的に診断が決まります。
というか、誰にでも当てはまるような項目ばかりなので、大半の人は何らかしらの精神病になるのではないでしょうか
自分も精神病と診断される自信はあります。

失恋や近親者を亡くした悲しみ、人間関係のトラブルなど、人間は落ち込んだり悲しむのは当然です。
人間は悩むものです。悲しむものです。
そんな自然な心の感情までもが、現在においては「うつ病」という病気にされてしまうのです。

まったく抗うつ薬を飲む必要がない患者さんをたくさんみてきました。
少しずつ慎重に減量し中止してきましたが、まったく問題は起きていません。
昔ながらの本当のよい精神科医は、そんな安易に抗うつ薬は処方しないでしょう。
本当のうつ病患者さんだけをしっかりと見極め、診断し治療します。
しかしそのような先生は探すのが難しいくらいまれだと思います。

うつ病にまつわる問題については、以下の本がとても参考になります。

大体、高血圧やコレステロールに関しても、基準を変えて(調整して)患者さんを量産しています。
それで医療費が増大して大問題になっているのです。
国は医療費削減しなければならないとか言っていますが、なにかおかしいです。
学会や製薬会社と結託して医療費を増やすようなことをしておいて、何を言っているんだという感じです。
医療費を削減したかったら、そんな安易に「病気」と診断されないようにすればいいだけの話です。
病人を減らせばいいのです。
それなのに、収入のあまりない高齢者の負担を増やすなどして、おかしな政策ばかりおこなっています。
満足に介護サービスを受けれない人が増えています。

なぜこんなおかしなことになっているか?
医療費というお金が最終的にどこに流れるのか考えるとよいです。
病気をたくさん作って、病人をたくさん作って、検査する人がたくさん増えて、薬を飲む人がたくさん増える。
ちなみに病院はまったく儲かりません。大体、赤字~ギリギリのところでやっています。
もっとその上の巨大な組織へお金は流れていきます。

病気と診断されなくてもいい人までが病気と診断されているから患者さんは一向に減りません。
本当に患者さんが減ってきてしまったら、また基準値を見直して患者さんを増やすのでしょう。
医学は永遠に不滅です。

精神医学に関していうと、発達障害をはじめ、何でもかんでも病名をつけ、薬漬けにし、ただ従順な人間を作っているだけのような気がします。
個性のない人間を量産しているだけのような気がします。

薬よりもまずは食事・栄養、生活習慣、環境です。
「薬を飲めば治る」「薬を飲めば健康になれる」と安易に思わないでください。