インフルエンザ治療について

インフルエンザ治療薬に、1回飲むだけで治療ができる薬が発売されました。
1回飲むだけで治療できるなんて、確かにとても素晴らしいと思います。

しかし、インフルエンザが流行し出すにつれ、
あまりテレビを見ない自分でさえ、開業医の先生や、著明な役職のある先生が
そのお薬について説明しているのを多く見かけます。
あたかもその薬を推奨しているような…。
こういうときは疑わないといけません。
本当にそんなに素晴らしいのかと。

テレビでは副作用についてもいくつか説明がありましたが、どれもありきたりなものばかりです。

しかしもっと重大な副作用があります。

それは、耐性株を増やしてしまうということです。

つまり薬が効かないウイルスを多く作り出してしまう可能性が高いのです。
インフルエンザの種類によっては、これまでのインフルエンザ治療薬よりも耐性株を作りやすいと言うデータが出ています。
しかも、罹病期間が延びたり、発熱期間が延びてしまったケースもあるのです。
薬を飲んで治療したつもりが、逆に悪いウルスを作り出し、病気が長引いてしまうのです。

この耐性を持ったインフルエンザウイルスが他人にうつるかどうかはわからないと今のところは言われていますが、ほぼ確実にうつるでしょう。
薬に効かないインフルエンザウイルスがどんどん増えてしまう可能性があります。

新しい薬、一回飲むだけで良い薬、などといわれるとみんな素晴らしいと思ってしまいますが、何でも飛びつくのはよくありません。
「医者が言っているから安心」ではないのです。

某有名病院では、やはり耐性株の懸念と、小児のデータが十分ではないなどの理由からこの新薬の採用は見合わせているようです。
データが十分でないのに小児への適応が通っていること自体が恐ろしいです。
ただこの病院も、タミフルを第一選択としている時点でどうかと思いますが…。

1年以上前に、WHOではタミフルは「必須医薬品」リストで「保健システムに最低限必要な薬」から「補足的な薬」に格下げされているのです。
理由は、「大人で症状のある期間を約1日短縮するだけで、入院や合併症を減らす効果はないとの研究が発表されるなど、以前考えられていたよりも効果は限定的との報告が出たため」とのことです。
そんなタミフルを、日本は世界消費量の75%を占めているのです。
全世界で日本だけがのほほんと安易にタミフルを消費し続けているのです。

タミフルには異常行動の副作用も気になりますが、
御用学者は「インフルエンザにかかっただけで異常行動はでる」と言い続け、
この前の8月にはそれまで使用を差し控えていた10代への投与を厚労省が認めてしました。

ちなみに、タミフルは他の薬剤と比べて異常行動は16倍多いというデータがあります。
御用学者さんがおっしゃるように、インフルエンザにかかっただけで異常行動がでるとは思えませんが…。
それならなぜ今まで問題にならなかったのでしょうか??
タミフルは2001年に日本で発売されましたが、それ以前にインフルエンザに罹患しただけで今ほど異常行動など問題になっていたのでしょうか??

高齢者などではうまく吸入ができないケースもあるため内服に頼らざるを得ないケースもありますが、もともと体力のある方は漢方薬の麻黄湯がおすすめです。
あるいは予防目的では漢方薬では補中益気湯がおすすめですし、
栄養でいえば、ビタミンD亜鉛の十分量の摂取が風邪・インフルエンザ予防に効果的と思われます。