最近のインフルエンザ関連ニュースについて

ここ最近インフルエンザ関連ニュースが賑わせております。

大流行に加え、インフルにかかって転落した、死亡したというニュースまでも…。
そして新薬ゾフルーザによる耐性ウイルスが検出されたというニュースも出てきました。
予想されていたことですが…。

まず、なぜ近年になってこんなにもインフルエンザで大騒ぎするようになったのでしょうか?
自分が子どもの頃、こんなにもニュースになっていたりしていたかなぁと思いました。
受験の頃も「ワクチン打たなきゃ」とか考えていなかったように思います。
せいぜい風邪を引かないように注意していたくらいで。

インフルエンザは、風邪と同じ症状です。
風邪よりも高熱が出ることが多いために重症感がありますが、
インフルエンザの方が普通の風邪よりも早く治ることもあります。
ずっと風邪気味の人っていますよね。風邪がスッキリせず1週間以上もスッキリしないことも。

なぜ近年になってこんなにも毎年のように大流行のニュースが流れたり、異常行動のニュースが流れるようになったのでしょうか?

おかしいと思いませんか??

2001年に初めての抗インフルエンザ薬であるタミフルが発売されました。
なんとなくですが、それから徐々に大流行のニュースや異常行動のニュースが増えてきたように感じるのです。
今年はさらに大流行の兆しをみせていますが、自分としては新薬(昨年発売開始)が少なからず関わっているような気がしてならないのです。
今回、小学生2人から耐性ウイルスが検出されたとのことでしたが、
耐性ウイルスはもっと確実に広がっているはずです。
全員ウイルスの耐性なんて検査しませんからね。
「2人から検出」に惑わされずもっと危機感を持つべきです。

インフルエンザ治療薬については点滴や吸入もあったり、新薬がでてきていますが
逆にインフルエンザウイルスを怒らせて凶悪化させているようにしかみえないのです。

タミフル以降に発売された薬は大体、「タミフルと比較して非劣性」つまりタミフルと比べて劣らないというデータで適応が通っています。
以前にもブログで書きましたが、タミフルはWHOでも格下げになった薬です。
そんな薬と比較したって…と思ってしまうのですが。

ちなみに、タミフルを発売したロシュという製薬メーカーは、
タミフルの効果に疑問を持ったいくつかの団体が臨床試験のデータの公表を求めてもなかなか公表しなかったことで有名です。
自信を持って発売したのですから、なぜ何年も隠す必要があったのか不思議です。

次に転落のニュースです。
なるべくインフル関連の転落のニュースはチェックするようにしていますが、
どのニュースを見ても、「治療を受けていたのか」については詳しく報道されていないんですよね。
どれをみても、「インフルエンザによって転落した」「インフルエンザが原因で転落した」としか読めないニュースばかりです。

1月22日小学6年生の男児が3階から転落
1月22日37歳女性がホームから転落
1月22日長野県の小学生がインフルエンザ脳症で死亡

最近の衝撃的なニュースを確認したら、なぜかみんな発表が1月22日でした…。
これらのニュースはすべて「インフルエンザによって」引き起こされたように報道されています。
厚労省は、「タミフルと異常行動に明らかな因果関係はなかった」と結論を出していますが、であれば「どんな治療をしていたのか?」についてもマスコミは公平に報道するべきではないでしょうか?

ちなみに上記の小学6年生男児のケースでは、タミフルの服用後だったらしいです。保護者がSNSで「タミフルの影響で飛び降りた」と記載していたようです。(後日たまたま観たワイドショーの番組ではタミフル内服後だったことについてちょこっと言ってました。しかしネットでは治療について言及した記事は見つかりませんでした。)

インフルエンザ脳症でなくなってしまった小学生についても、NSAIDsといわれる強い解熱剤を使っていなかったのかなどについても情報はわかりません。
NSAIDsの使用によって炎症性サイトカインが増加することが報告されています。
ただでさえインフルエンザで炎症が起きているのに、そこでNSAIDs使用によって
炎症性サイトカインが爆発的に増えてしまいます(サイトカインストーム)。
発熱があって、冷蔵庫に保管してあった昔もらった座薬をうっかり使用してしまった可能性も否定できません。
まさかとは思いますが、医療機関で処方された可能性も否定できません。

昨今のニュースは
インフルエンザ=超凶悪なウイルス、怖いウイルス
印象づけているようにしかみえません。
確かに、耐性ウイルスの出現によって怖いウイルスになっていっていることは確かですが…。

今年は施設や病院での集団感染、死亡のニュースもやけに目につくような感じがします。
大抵施設などで集団生活されている方はワクチンを打っているかと思うのですが…。
ワクチンが効かないのか、ウイルスが凶暴化しているのか…。

最近はこれまでのインフルエンザ治療について疑問を投げかける先生も増えてきました。
これまでずっとやってきた対策は正直あまり効果ないのですから(逆に問題を年々大きくしているようにみえます…)、根本的にインフルエンザに対する対処法を考え直さなければならないのでしょうか?

ちなみにインフルエンザにかかっても、薬を使わず治した方は自然免疫を獲得して、翌年以降インフルエンザウイルスに接触しても発症しにくくなります。
いろんなタイプのインフルエンザウイルスに対応できる体になります(免疫力が通常にある場合)。
しかし薬を使ってしまうと自然免疫の獲得は難しくなり、また翌年もかかる可能性があります。