オリンピックのマラソンについて

ようやく札幌におけるオリンピックマラソンコースが決まりました。
って喜んでいるわけでは決してありません。

なんの心の準備もできていないのに勝手に札幌に決めたIOCがどうかと思っています。
ただでさえ1年も時間がありません。
ましてやこれから積雪の時期なのですから、数カ月間コース(道路)の調査もできません。
こんなんでうまくいくのでしょうか?
まぁ、準備について自分が心配することでもありませんが…。

自分は医療面ですごく心配しています。
東京のコースはオフィス街などを走ることが多いと思うのですが、
札幌では沿道に一般住宅やら高齢者住宅・施設やらがあります。

そうです、マラソンがおこなわれているときにコース沿道の自宅などで
急病人が発生したらどう対応するのか?
ましてや夏です。
クーラーをつけていない高齢者のお宅もいまだに多くあります。
北海道の熱中症は意外とかなり多いのです。

なんてったって世界のオリンピックです。
警備も厳重でしょうし、バリケードも厳重でしょう。
ましてや今やテロが厳重に警戒されているご時世です。
沿道の家で急病人が発生したとき、スムーズに救急車が入れるのでしょうか??
少なくとも何もないときに比べれば、搬送時間のロスは出てしまうでしょう。

この辺は、どう考えているのでしょう?
というかどこが考えるべきなのかわかりませんが…。
厚労省?北海道厚生局?地元医師会?

そして、オリンピック開催中は外国人の観光客も増える事が予想されます。
北海道は涼しいとの先入観で、気を抜いて体調を崩す方も少なくないと思われます。
今の北海道の夏は結構暑いですから。
札幌の医療機関は、外国語にどれだけ対応できるのでしょうか?
しかも開催されるのは土日です。

土日は基本当番病院が診療にあたります。
当番病院にあたる医療機関がすべて外国語対応ができるとも思えません。
夜は夜で、羽目を外して運び込まれる方もいるかもしれません。
慣れない外国人を相手に診療をする当番病院はかなりの負担です。
ましてや今、医療費を払わずとんずらしてしまうケースも多いと聞きます。
このあたりの対策もしっかりとしなければなりません。

しかし、令和2年4月には診療報酬改定というビッグイベントがあります。
いまはこれが第一優先であり、オリンピック対策なんて手が回らないのではないでしょうか?

東京でのオリンピックはその辺は前もって多分対策が取られている事と思います。
外国語対応できる病院も多くあると思います。
札幌ではどうなのか?
ひょっとしたら対策に動いているのかもしれませんが、自分には聞こえてきません。

オリンピックでは、オフィシャルスポンサーの企業だけしかテレビに映れないという制約が厳しくあります。
時計なんかは特に厳しくて、大通公園にあるテレビ塔の時計は当日消されるのではないかとも言われています。
札幌の街中もたくさんの看板であふれています。
一体どうするのでしょう。すべて隠すのでしょうか。
テレビで見ていても、きっと札幌らしくない町並みになりそうな気がします。
つまりどこでやっても一緒なのでは?
であれば、こんな街中でやる必要もなさそうですが。

当日はあいにく土日の休日ですが、交通規制も厳しそうですしどこへも外出はできなそうです。
緊急の往診があったらどうしよう…と心配してしまいます。

なぜ真夏の時期にオリンピックをやるのかについては、
アメリカのビッグスポーツイベントがない空白期間だからというのは
有名な話です。

選手ファーストで札幌にしたとか言っていますが、全然ですね。
そして東京でのマラソンチケットを購入した人たちを平気でないがしろにしており、観客(お客さん)に対してもまったく眼中にない様子。

商業的意味合いが強くなってしまったオリンピック、
どうしても冷めた目でしか見られません。