収入減の病院・クリニックについて思うこと

今回のコロナ騒動により世界の経済は大ダメージを受けています。
特に観光業、飲食業はまさに死活問題です。

うちに出入りしているクリーニング屋さんに聞いたのですが、ホテルなどのシーツ、タオル類を扱っているクリーニング屋さんも大打撃のようです。
観光業、飲食業に付随する周囲の業者にも大きなダメージです。

そして、病院やクリニックも大きなダメージを被っています。

たまにニュースにも出てきますが、3割減、5割減などのところもあるようです。

新型コロナが心配だからあまり出歩きたくない、病院で感染するのが怖いなどの理由で受診しない患者さんが増えているようです。
確かにこの時期病院の待合室で他の人が咳していたりすると気になってしょうがないですよね。

ただ、この病院収入減の状況は、医療の本来あるべき姿になっていると思っています。

睡眠薬系を除いて、お薬は最大3ヶ月分処方できます。
今回の新型コロナ騒動によりあまり病院に足を踏み入れたくない患者さんは3ヶ月処方を希望したりするそうです。
そのため受診頻度が減っているという状況です。

そもそも毎月とか、そんなに頻繁に通う必要があるのでしょうか?

確かに注意深く観察しなければならない状況もあるので一概に言えませんが、高血圧や糖尿病などの慢性疾患がある人は状態が安定しているならば毎月受診する必要はありません。

今の日本の医療は、安定していても頻繁に受診させられており、無駄な医療費が使われすぎています。

そして病院・クリニックの収入減少になっているもう一つの理由が、安易な受診が減ったからということでしょうか。

自分は以前から患者さんに、「病院にはかからない方がよい」と言っています。
せっかく来てくれた患者さんに言うのもなんですが…。

薬によって逆に体調不良になっている人が本当に多いのです。
それだったら病院にかからない方がよい。

薬は基本的には対症療法でしかありませんから、原因を探る医療でなければいつまでたっても解決しません。
一生薬と付き合うことになります。
一生病院のお客さんになってしまいます。

薬を使う医療にしても、同時に原因を探ることをしていかなければならないと思っています。

自分は認知症や神経疾患、精神疾患を診察することが多いのですが、正直精神・神経疾患は進行してしまっていると薬を使わない医療というのは難しくなってしまいます。
仕方なく薬を使用せざるを得ませんが、その薬が最小限で済むように、原因にもアプローチすることを忘れず同時並行で治療を行うようにしています。

自分は薬はあまり処方しない、減薬を目指すと以前から言っていますが、実は処方せんには結構お薬があったりします。
しかしその大半は、ビタミン剤であったり亜鉛を補給するお薬、EPA・DHA製剤のことが多いです。

自分の診療方針の話に脱線してしまいました…。

話を元に戻しますが、患者さんが安易に受診しないことにより、「医原病」というものが減っていくのではないかと思います。
思うというか望みですね。

そして、意味もなく頻繁に受診させていた病院・クリニックというものは淘汰されていくのではないでしょうか。
(って、こんなこと書いたら他の医療機関から批判が殺到しそうですが…)

今の患者さんが来ない状況(通院頻度が減っている状況)が、本来の姿なのだと思います。
定期通院している患者さんはそれでやっていけているわけですから。

無駄に通院させ、○○管理料とか安くはない医療費を毎月算定し、無駄な検査ばかりして荒稼ぎしていた医療機関はかなり厳しいでしょう。
(他の医療機関からの批判は必須ですね…)

医療機関にしろ介護系にしろ、まっとうなことをしていると経営はギリギリになるはずなのです。
実際、公的病院は赤字のところが多いです(無駄遣いも多いからだとは思いますが…)。
国は決して無駄には儲けさせてくれません。
うまい具合に診療報酬の点数は設定されています。
医者が儲かる(特に開業医)というのはかなり昔の話で、今では当てはまりません。

実際には、かつて医薬分業が進んだときに薬局の力が強くなり(調剤薬局が大きく儲かるようになった)、医療機関の収入は大きく減ったという感じでしょうか。
大雑把ですが。

そして熱い先生は保険度外視で治療してしまいます。
保険適応にならない治療をしてしまうのです。
その方が患者さんにとってよい結果になると思うからですが…。
保険適応にならないと言うことはその分の費用は国に請求できませんから、その病院の持ち出し、つまり自腹になります。
これも経営を圧迫する原因になります。
救急医療の現場では多いかもしれません。
患者さんの命を助けるため、保険請求できるかどうかなんて考えている暇なんてありませんから。
保険請求できる以上の医療材料を使ってしまうことなんてざらです。

自分もちっちゃいことかもしれませんが、保険で通らないだろうなという血液検査項目を自腹でおこなうことはままあります。
患者さんを治療する上で必要だと思う検査項目なのですが、医療のルールはそんなに優しくありません。
何でもかんでも保険請求を認めてくれるわけではないのです。
最初のころは保険でも通るかなと思って請求していたのですが、査定ばかりされて却下されるので、もう面倒くさくなって自腹ですることにしました。
塵も積もれば山となるです…。

これまでの歴史で、医療ストが起こった国では、その時期の死亡率が激減したという事実がいくつかあります。
つまり医療に関わらない方が人は死なない。
つまりは、ふだんの医療によって無駄に死んでいる人が多いということです。

今回の新型コロナ騒動をきっかけに、「本当に必要なときだけ医療機関にかかる」ということが定着すれば人々はより健康になるのかなぁなんて思ったりまします。
医療費削減にもなるしいいことだらけですね。

しかししかし、コロナ大不況によりうつなどの精神疾患の急増が懸念されます。
この大不況は、1930年代の世界大恐慌以上は確実だとも言われています。
失業者にあふれるでしょうし、自殺者の増加も心配です。
あまり報道されていませんが、札幌近郊など道内での鉄道への飛び込みなどが増えているようです。

精神的サポートは重要ですが、間違った薬、間違った治療法で悪化する人も増えてしまうのではないかと心配です。
精神科薬で廃人になってしまう人が増えるのでないかと…。

一時的に精神科薬でサポートするのは仕方ありません。緊急的に。
しかし、タンパク質や亜鉛、鉄、ビタミン類などを確認せずに漫然と処方薬を飲むだけの治療をしてはいけません。
強いストレスにさらされた人はほぼ確実に上記の栄養バランスが崩れています。
ストレスで亜鉛やビタミンBはかなり消費されてしまいます。
これらを適正に補充することにより、薬の使用量を減らしたり、使用期間を短くすることができる可能性があります。

そしてこれらの栄養素を補充するのに、医療機関専用などの高価なメディカルサプリメントを使用する必要はありません。
高価なものが効きそうとかブランド重視だったり、お金が余っているならそういう高級なものを使用してもいいですが…。
基本的には安く治療できます。
もちろん医療機関でしか扱えないサプリメント類もあるので、そういう場合は仕方ないですが…。

そういえば、先日ブログに「新型コロナの治療」について書きました。
最後の方に「血栓」のことについて書きましたが、その血栓予防策として「赤ミミズ」サプリがあります。
ミミズと聞いて「うわぁ~気持ちわりぃ~」と思ってしまいそうですが、サプリ自体は普通のカプセルなのでミミズっぽくないですから安心してください。
ちなみにこだわりのある人は、赤ミミズを粉末にしてカプセルに入れたものではなく、そのまま形のあるものが一番効果があるという人もいるようです。
自分はさすがに無理です…。

赤ミミズは江戸時代から漢方薬として使われてきたくらい歴史のあるものです。
血栓を溶かしたり、微小循環を改善する効果があります。

例えばED(勃起障害)の患者さん。
EDは動脈硬化の指標とも言われているように、陰茎周囲の細い動脈が障害されて起こるケースが多いです。
陰茎周囲の動脈、眼の動脈が一番細く、動脈硬化が始まるとそこから一番初めに症状が出ると言われています。
で、このEDに対し赤ミミズサプリが微小循環を改善させ効果あることがあるのです。
男性誌などにも広告が出ているくらいです。っていったら逆に怪しく感じちゃいますが…。

新型コロナによる血栓症にも赤ミミズサプリが効果あるかもしれません。
「かも」ですよ。
「効果ある」と断言すると、厚労省や消費者庁からチェック入っちゃいますので。

ただ、よくわからない副作用の強い薬を使わずとも、他にも体に優しい治療法がある可能性があることだけは皆さんに知っていただきたいと思います。