やっぱりホスピス型住宅

先月ホスピス型住宅についてのブログを書きました。

ホスピス型住宅にやられた(?)話 (2025年11月19日)

またこのネタで申し訳ないのです。
在宅医療であるとか介護であるとか関わりのない人にはよくわからないかもしれません。
しかし医療費増大だとか社会保障費の増大がいま大きな社会問題となっています。
これ以上社会保障費が増大したら日本がもたない、ってことで、OTC類似薬の保険適用外しが議論されたり、高額療養費制度の見直しが議論されたり、保険割合負担見直しが議論されたりしています。
ですから決してみなさんとは無関係ではない話になります。

なぜこんなにも社会保障費、医療費が増大しているかについてはそりゃもうたくさんの要因があります。

その中の一つに「ホスピス型住宅」の問題があると思うのです。

訪問診療やっている身としてはとても身近な話ですし、これまでブログに書いてきたようにあくどいビジネスに巻き込まれそうになりましたから、すごく関心があります。

おさらいとしてホスピス型住宅の問題について改めて記事をいくつか紹介します。

1人で5分の訪問看護、でも記録上は〝2人で30分〟 「患者や家族はおかしさに気付かない」ホスピス型住宅の「手厚い」ケア

「医療費が食い物にされている」訪問看護師たちのMeToo運動 難病や末期向け老人ホーム、精神科で「不正、過剰な報酬請求」

東証プライム企業の老人ホームで不正28億円「現場に責任押しつけ」スタッフ怒りの声 社長が単独インタビューに答えた

「疑問を持ってはいけない会社」ホスピス住宅最大手で私が見たもの 「社会課題の解決」どころか地域医療が壊れる?

「私をここから出して」生活保護で“がん末期”の男性、届かないSOS 年間800万円の税金が本人の望まない生活に投じられる不可解

コンプライアンス部長が改ざん指示、でも「組織的不正はない」 ホスピス住宅最大手「医心館」、会社の見解に社員反発

頻繁な訪問看護の指示書を要求 ホスピス住宅運営会社、主治医に

ホスピス住宅、医師に不適切要求 虚偽の病名や過剰な訪問回数

怒り心頭で思わずたくさん紹介しちゃいました。

真面目にやっているところもあるのかもしれませんが、「ホスピス型住宅」は不正の温床となっています
大きな闇です。

診療報酬改訂で薬価をどうするだとか診療報酬をどうするだとかちまちまやっていないで、ホスピス型住宅のやり方に大きく切り込んで欲しいです。
一応2026年度診療報酬改定で、過剰な訪問看護の是正に動くようですが…。

過剰な訪問看護の是正へ診療報酬下げ 厚労省、一部事業所が高収益で

正直こんな生やさしいことでは大きく変わらないだろうなと思います。
不正請求していた所なんて悪知恵がしっかり働くのですから、いろんな抜け穴探して生き延びるはずです。

国(厚生局)による訪問看護へのしっかりした調査などをして欲しいと切に思います。
あるいは訪問看護と結託して、不必要な訪問看護指示書を発行している医療機関にもメスを入れてほしいものです。

そして納得いかないのが、不正28億もやっておいて、誰も処分を受けていないのですね。
自分はこういう場合、指示役にしろ実行役にしろ刑事事件としての処分を受けるべきだと思うのです。
看護師などの有資格者であれば行政処分も必要です。
不正で稼いだカネをばら撒いていそうですから、政治家などとつながりでもあるのでしょうか。
意図して不正したのになぜ誰もペナルティを受けないのでしょう。

例えば、先日医道審議会より医師や歯科医師の行政処分についての報道がありました。
その中で、

東京の医師(54歳):医業停止3年
内科クリニックを運営する社団法人の理事長、クリニック院長として、新型コロナウイルス感染症に係る予防接種などの業務を行っていたところ、同業務に係る委託料をだまし取った。詐欺で懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を受けた。

という人がいました。
コロナワクチンで儲けておきながら不正しやがってなんの同情もしていませんが、この人とやっていること一緒ではないですか?
というかホスピス型住宅の方がひどいでしょう。

この医師なんて執行猶予は憑いていますが前科者となり、そして医業停止3年もです。かなりのペナルティです。

コロナ関連で不正請求行ってきたところたくさんあるのに、この人のように処分される人って圧倒的に少ないのですよね。
なんか理不尽です。

サンウェルズ社長が辞任へ 運転手を私的利用、1600万円

こんなしょうもない続報しかありません。
(サンウェルズは28億の不正を行っていたところです)

そして今日驚くべき話を小耳に挟みました。

ホスピス型住宅にやられた(?)話 (2025年11月19日)
に主役として登場したホスピス型住宅の訪問看護にまつわる話です。

かなり身近な看護師さんですが、実は以前その施設の訪問看護に面接に行ったことがあるそうなのです。

そこで先方に言われたこと。
「週2回の訪問看護に入ってもらいます。しかし毎回行かなくてもいいです。」

説明を聞いた看護師さんはこれを聞いて「え?」となり、おかしいと思ってそこの訪問看護はすぐに断ったそうです。

これって明らかに不正ですよね。
というか不正の指示ですよね。

正直自分も電話で先方の訪問看護師と電話したとき、あまりにもわかりやすくて、しかもボロ出しているような感じで大丈夫かなぁと思っていました。

面接した人は同じ人ではないでしょうけど、面接の時点で不正を指示するようなことを話すってどうなんでしょう…。
かなりヤバいです。アタマダイジョーブ?レベルです。
でも、それぐらい堂々とやっているということなのでしょう。
不正が当たり前みたいな感じなのでしょうね。

何度も言いますが、これはみなさんと関わりのない話では決してありません。
我らの税金がこのようなあくどい施設の収入になったり訪問看護師の給与になったりしているのです。
訪問もしていないのに、記録上は訪問したかのように装い、不正に報酬を得ているのです。
あるいは30分以上いなければならないところ、一目だけ見て帰って行き、30分以上いたということにして報酬を得ているのです。
こんなことが許されていいはずがありません。

もはやこの業界に性善説は通用しません。

ホスピス型住宅、それに付随する訪問看護、そして指示書を発行する訪問診療クリニック。
普通に患者さんを食い物にしています。

ただホスピス型住宅云々以前に、訪問診療の世界はおかしくなってきています。

ワクチンでいっぱい亡くなってしまったからなのか、何らかの理由で患者さんが減ったからなのか知りませんが、普通に患者さんを奪っていく訪問診療クリニックもあります。
それが、市のセミナーなどをやっている所だったりしますからねぇ。
周りには正義の味方ぶっておいて、裏でやっていることはあくどい。
世も末です。

ちなみに先日書いたブログ(そこかよ 2025年12月4日)に登場した、インフル・コロナ大流行の施設の患者さん、突然施設のケアマネから連絡あって、よくわからない理由で、担当患者さんの一人が他のクリニックに変更になりました
このとき自分と看護師さんは目を合わせてお互い少し笑みを浮かべました。

施設のスタッフ、うちのブログでも読んでいるのかなぁ。
あれ読めば、絶対当事者なら「うちのことだ!」ってわかります。
そこまで考えてあえて書いてきましたし、実はこうなることもある程度予想してました。
集団接種するような施設に頻繁に出入りとかしたくないですからねぇ。
それに正直、おかしな施設とは付き合いたくないです。
おっと言いすぎたか。

しかしこうやってバッサバッサと切って(切られて?)身軽になるのは実に気持ちいいです
強がりとかなんでもなく。

収益のためとかそんなことで変な施設と付き合うなんて、そんな無理なことをする必要はないです。
当たり前のことですね。
なぜ今スッキリした気持ちになっているのか考えたら、そういうことだったのかと気づきました。
「あぁ、自分って(気持ち的に)無理していたんだな」って今さらながら気づきました。

でもその施設にまだもう一人担当患者さんいるんだよなぁ…。
(あっ患者さん自身は好きですよ。ワクチン打っちゃってますけど。)

実はケアマネとか訪問看護とか、訪問診療クリニックを強引に替えるときはまず、「判断能力がない患者さん」から手をつけていきます。
常套手段です。
そして「家族の希望で…」とか適当な理由つけてクリニックを変更させます。
判断能力がある患者さんは、あることないこと吹き込んでクリニックを替えるように誘導するのでしょう。
でも記憶ではこれまで判断能力がある患者さんをケアマネなどの策略によって強引に奪われたことはないように感じます。
それなりに信頼関係気づいていますからね。
やることが本当わかりやすいです。

訪問診療をやっていると「大変ですね」とか思われるのですが、それよりもなによりも上記に書いてきたような腐ったことばかり目についてそれがストレスですね
偽善者ばかり増えています。

偽善者ばかり増えた訪問診療の世界に身を置くものストレスですし、そういう世界にいること自体が気持ち悪いですし、正直自分の中では訪問診療は潮時だなと思っているのですが、もちろん今担当している患者さんもいることですし細々とはやっていくのでしょう。
訪問診療自体は嫌いではないですから。
施設で流れ作業のように診療時間1~2分で診ていくような訪問診療だとか、無駄なワクチンを集団接種して収益を上げるとかそんなことはしたくありません。
汚いことだらけの世界ですけど、自分だけは「人」を診て本当の診療をやっていきたいと思っています。
(キマッた?)

きれい事ばかり言っていたらやっていけない、というのならやめちまえという話です。不正したりだとか道義に反するようなことまでして生き延びて恥ずかしくないのかい?ってことです。
(でも恥ずかしくない人だらけなのですよ、この世界。)

※もちろんまともな訪問診療クリニック、訪問看護、施設もありますので。
そういう施設のスタッフさんと話すときは本当安心します。