今話題?のホスピス型住宅。
これまでブログでも、ニュースで報道された訪問看護や介護の不正請求について触れてきました。
また、まさに不正請求の手助けに関わってしまいそうなこともありました。
真意 2025年2月16日
やっぱりね 2025年3月26日
ホスピス型住宅とは「末期がんや神経難病などの方を専門に受け入れる老人ホーム」とも説明されたりします。
つまり本当に必要な人にとっては頼れる施設でもあります。
本当に必要な人にとっては。です。
そしてこの形態の施設に入居できる人は下記の通り限られています。

いろいろ書いてあって慣れない人にはよくわからないかもしれませんが、端的には
『医療保険で毎日訪問看護が利用できる方』
が対象となります。
ここがミソです。訪問看護が主役です。
一般的な訪問看護は「介護保険」で算定されるのですが、実はこれだと介護度によって介護保険の点数の上限があるため、好き勝手に訪問看護を導入できるわけではありません。
ヘルパーさんだとかデイサービスだとかその他諸々の介護サービスを利用していたら介護保険点数を消費してしまいますから。
ですからそこはケアマネさんが中心となって采配します。
一方で「医療保険」を使用した訪問看護は実は基本的には原則週3回という上限があるのですが、
・厚生労働大臣が定める者(上記画像にある疾患など)
・特別訪問看護指示書を交付された者
の場合は上限を超えて訪問看護が入ることができます。
で、このときポイントになるのが「特別訪問看護指示書」です。
訪問看護指示書は医療機関が発行するものですが、「特別」とあるとおり、なんでもかんでもこの指示書を書けるわけではありません。
しかし今問題になっているのは、なんでもかんでも、とある医療機関がこの「特別訪問看護指示書」を乱発・発行し、それを元に無駄な訪問看護をどんどん入れて収益を上げるシステムなのです。
(もちろん本当に必要な人もいますし、まっとうにやっているところもあります。たぶん。)
医療機関(大抵は訪問診療クリニック)と施設訪問看護がグルになっていることもありますし、訪問診療クリニックが訪問看護の言いなりになっていることもあります。患者獲得のためです。
以前のブログにも紹介しましたが、必要のない指示書作成を断れば担当医変更させられます。
そこで情けないことにクリニックは施設(訪問看護)のご機嫌取りになるのです。
ですから調子に乗ってるのかわかりませんが、指示書作成依頼してくる看護師はずいぶんとエラそうな態度なのです。
以前関わりそうになったときは、もちろんへりくだるなんてことしませんでしたけど。
ふざけんなという話です。
で、ここからがようやく今回のメインのお話しです。
またもやまさにこのホスピス型住宅の魔の手が忍び寄ってきたのです。
最近の患者さんの動向(2025年11月5日)で、登場いただいた患者さん。
まる2日間飲まず食わずで倒れていた患者さんです。
入院して回復されましたが、下肢筋力低下で自宅へ戻るのが難しいという話になったようなのです。
そこで、自宅近くの施設をすすめられ入居することになりました(ケアマネなのか誰に勧められたのか知りませんが…)。
それが、まさにホスピス型住宅だったのです。
それを知ったのはその施設の看護師から電話があったのですね(患者さんが入院中の時)。
特別指示書を出すような疾患もないし、なんで??と思いました。
で、さっそく訪問看護師より、「特別指示書発行できますか?」だって。
「いきなりかよ」って内心思いました。
「必要があればもちろん書きますよ」と返答したのですが、相手方が「甲状腺癌とも診断されているようですし…」とか言うのです。
確かにこの方は甲状腺の「腫瘤」で以前半年に1回くらい病院でフォローされていましたが、癌とは確定診断されていません。
ましてや末期の癌でもなんでもありません。
ですから「癌と確定診断を受けているわけではないし、ましてや末期ではありません。甲状腺のことで指示書は書けません。」と答えました。
「ただ自宅で2日間倒れていたことですし、退院直後で必要であれば指示書は書けますよ。」とは答えたのです。
そしていよいよ退院&ホスピス型住宅入居前日の日。
訪問看護師がやってきて、特別指示書作成依頼書を持ってきたのです。
しかも作成依頼日(指示期間開始日)は、その退院した日(施設入居の日)で。
特別指示書というものは、「実際に診察を行った日」にしか作成することができません。
診察して患者さんの容態が悪く、医者が頻回な訪問看護が必要と判断して作成するのですから、ある意味当然のことです。
体調も落ち着いているのに、指示書作成のためだけに診察に行く(もはや診察とは言えませんが、診察したとして算定しなければなりません)というのもおかしな話です。
ここにだって往診としての安くない医療費がかかります。
税金の無駄遣いです。
約10日後に定期の診察予定がありましたから、うちではその日の日付で作成するつもりでしたが、退院後本当にこまめな医療的ケアが必要で特別指示書がすぐに必要であれば、入院先の病院で作成してもらうことも可能です。
その方が話がスムーズです。
というか、そもそも退院時にこまめな医療的ケアが必要で特別指示書が必要なほどの状態であれば、退院になんかならないでしょう。
しかし訪問看護師は、うちがすぐに特別指示書を作成してくれると勝手に思い込んでいたようでした。
指示書作成のためにわざわざ診察に来てくれると思ったのでしょう。
先方が勝手に勘違いしていたのですが、そのとき電話対応してくれたうちの看護師さんに、えらい強気で言ってきたそうなのです。
うちの看護師さんは冷静に対応し説明したのですが、相手は話を変えてくる始末。
一旦電話を保留にし、自分が代わり、強気で言い返してやりました。
すると予想通りの返答が返ってきました。
「そうなると(入居日の日付で特別指示書を作成してくれないと)他のクリニックにお願いするしかない」って。
あまりにも予想通りの返答に腹の中では笑ってしまいました。
こっちとしてはそんな施設・訪問看護と付き合いたくはないので、
「それは仕方ないんじゃないんですかぁ~」
と答えました。
「患者さんの希望を無視してそういうことするならすればいいんじゃないですか」って。
その患者さんとは8年の付き合いになり、気難しいところもあるのですが、それこそ時には言い合ってしまうこともあったくらい、信頼関係のある患者さんです。
そして今後もずっとうちを希望されている方でした。
そして相手の訪問看護師はこう続けます。
「まずは現在入院している病院に指示書作成依頼をお願いしてみますが、ダメだったら申し訳ございませんが、他の所にお願いすることになります。」
って。
そういえばビビるとでも思ったのでしょうか。
自分は「ぜんぜん申し訳なくないですよ」と言って電話を切りました。
そもそも冒頭で上げた表にあるような疾患にはなんら該当しないし、特別指示書を作成し続けるなんて「まっとうであれば」できません。
ですから正直この施設(訪問看護)と関わるのも気が重かったというのもあります。
ある意味ウソの指示書を作成し続け、過剰な訪問看護を後押しするようなことになるのですから。
不正とは言えないかもしれませんが、不正請求っぽことの手を貸すことになります。
こういうの自分が一番したくないことです。当たり前ですけど。
そもそも何でよりによってホスピスじゃないのにホスピス型施設に入居しちゃったんだよ~と思いました。
誰が勧めたのかわかりません。
でもこの地域は施設も少なく、自宅から近いところはここくらいしかなかったようなのです。
そして、この施設はできてから数年はたつであろうに、空いているようなのです。
新築で立派なもの建てたのに、いまだに入居者募集の垂れ幕が建物にかかっています。
他に施設がない&施設側もなんとしてでも部屋を埋めたいという思惑
これが合致してしまったのかもしれません。
本来は適応じゃないのに、患者を入居させた施設もおかしいと思います。
特別指示書を永遠と書けるような状態ではない患者さん(ある意味元気で落ち着いている人)をホスピス型住宅に入居させようとしたのですから。
今後偽りの特別指示書を医療機関が作成し続けることになるのです。
で、数時間後…
訪問看護師より連絡があり、「他のクリニックにお願いすることになりました」という予想通りの結末。
そんな急に受けてくれるクリニックなんて普通はありませんから、その施設(訪問看護)とその訪問診療クリニックはべったりなのでしょう。
そしてそのクリニックはワクチン接種業務をバリバリやっていたところでもあります。
ちなみにそのクリニックのHPには、医者の名前が誰一人出てきません。
院長の名前すら出てきません。
今どきそんなクリニックありますかね。
結構若いクリニックなのに。
そこからして怪しさプンプンです。
そもそも法人の本部が他県にありますからね。
もはやビジネスのためのクリニックなのでしょう。
その日の夕方、いただいた指示書作成依頼書や資料、施設パンフレット、名刺そっくりそのまま送り返してやりました。
今話題になっているというのに、よくもこう堂々とこんなことできるなと感心してしまいます。
そこまでして儲けたいかって思います。
国でも問題視されていて、今度の診療報酬改定ではメスが入るという噂もあります。
グレーなことをやっている自覚がないのでしょうか。
「がめつい」の一言です。
そしてここからまだおもしろい話が続きます。
というか予想通りの話ですけど。
患者さんが入居したその夜、患者さんから自分の携帯に電話がかかってきました。
すごくお元気そうな声で。
そしてこんな話を聞きました。
「訪問看護師からは、おおきな木から断られたので他のクリニックにした、と言われたよ。遠いからって理由で。」
いやはやビックリです。
いや、訪問看護師の対応・発言は予想通りなのですが、良くもこんなわかりやすいウソをしゃあしゃあとつけるなと、そこにビックリです。
きっと訪問看護師は入院先の病院に指示書作成依頼とか問い合わせなんてまったくしておらず、最初からお仲間の他のクリニックに問い合わせたのでしょう。
ここまで書いてきたように、うちから積極的に断ったりなんてしていません。
ましてや「遠いから」なんて一言も言っていません。
確かにクリニックからは遠いのですがその地域には他の患者さんも数名いますし、どうせ定期的には行くのですから「遠いから」なんて理由で断るわけがありません。
ましてやのまして、8年の付き合いのある患者さんです。
確かにその施設・訪問看護との付き合いは積極的に断りたい気持ちは山々でしたけど、この患者さんの事は断るわけがありません。
こんな風にして悪徳施設・悪徳訪問看護は患者を奪っていくのです。
平気でウソをつき、患者さん(入居者)の気持ちを無視して。
もうハッキリと書きますがあいつら「悪徳」業者です。
適応なんてないのに無駄に特別訪問看護指示書で頻回に訪問看護に入り、無駄に医療費を搾取するのです。
この患者さんも電話で言っていました。
「たくさん訪問看護入るんだってよ~。あたしそんなに必要なのかね。こんなにいらないのに。」
って。
ハッキリ言ってこの患者さんに医療的なこまめなケアは必要ありません。
よく知っていますから断言できます。
電話口での元気さからもわかります。
どちらかと言えば筋力低下がメインであり、どちらかと言えば「介護」がメインの話です。
頻回な訪問看護は決して必要ありません。
この患者さん、もうすぐ80歳になろうという年齢ですが気持ちは若いし頭もすごくしっかりされています。
ですから、このように忠告しておきました。
「毎月明細書はしっかりと確認してくださいね。そして1回1回何分間訪問看護がくるかチェックしていてくださいね。」と。
不正請求でニュースで話題になったホスピス型住宅は、ちょっとしか滞在していないのに30分以上いたという記録をつけていたり、複数名で訪問したことにしたりして不正を行っていました。
本当こういうことやりかねません。
平気でウソをつく人たちなのですから。
まさかここまで患者さんと自分がつながっているとは思ってなかったのでしょうね。
甘すぎます。
新たに入る怪しい訪問診療クリニックも、一体どういう病名で特別訪問看護指示書を発行するのでしょう。
そこが疑問です。すごく気になります。
普通の医者だったら平気でウソの病名書いて指示書なんて作成できませんからねぇ。
退院直後は何かしら理由をつけられるとしても(そこまでは自分は書いてもいいと思っていました)、その先は何も理由はありません。
ニセの「末期甲状腺癌」にでもするのでしょうか。
そんな診断どこでもくだされていないのに。
ただの甲状腺腫瘤(良性)なのに。
いや~恐ろしい。
断言できますが、この患者さんに「特別訪問看護指示書」を作成し続ける理由がありません。
8年の付き合いなのですからよくわかります。
昨日も電話でしゃべったばかりですし。
つまりは、このベッタリ訪問診療クリニックはウソの指示書を作成し続けるということです。
そして自分も訪問診療に入って儲け続けるということです。
この訪問診療クリニックも訪問看護も、「患者を食い物にしている」という以外なんというのでしょうか。
こんな自分の身近でも堂々と繰り広げられているのです。
こんな不正義が許されるはずがありません。
相当腐ってますよ、この界隈。
相当この界隈で医療費の無駄遣いが行われていると思われます。
昨今の「医療費上昇」って、悪徳訪問看護、悪徳訪問診療クリニックによるところが大きいのではないでしょうか?
ホスピス型住宅は激増していますからね。
以前ニュースになったように、とあるグループだけで28億もの不正請求を行っていたというのですから。
国はまずこの界隈(ホスピス型住宅と訪問看護、そして特別訪問看護指示書を発行し続ける訪問診療クリック)を徹底的に調査するべきではないでしょうか。
しかし国の腰が重い感じなのですよね。
本気でこの部分を改革しようとかチェックしようとか思っているようには感じません。
政治家への献金、そして政治家から官僚への圧力とか、裏であるのかもしれません。
この界隈は相当儲けているでしょうから、政治献金だとかパーティー券買うくらい痛くも痒くもないでしょう。
そう思ってしまうくらい、不自然なくらいに国の対応が甘すぎます。
患者さんは仕方ないので暖かくなるまでは仕方ないのでここにいるという決断をされていました。
冬の北海道は雪で大変ですし、体が不自由だとなおさらですから。
そのあとどうなるかまだわかりませんが、ぜひリハビリとか筋力回復してもらって、自宅に戻ってきてもらいたいと思っています。
というかまともなリハビリなんてしてくれないでしょうね。
ウソつき訪問看護だとか、適応がないのに特別指示書を作成し続けるであろうクリニックについて、まさか厚生局やメディアにたれ込んだり情報提供をするつもりはありませんが(今のところは。たぶん。きっと。)、引き続き患者さんから内部情報を収集したいと思います。
患者さん、まるで潜入スパイのようです。
怪しいクリニックに変な薬出されてドロドロになったりしなければいいのですが…。
まさにジェームズ・ボンド並みの命懸けのスパイです(あっその方女性ですけど)。
その患者さん、頭はしっかりしているで、内服薬もしっかり把握できる人ですからその辺は心配していないのですけど…。
※ちなみに早速の報告がありましたが、入居日の日付の指示書を依頼してきたくせに、その日にその訪問診療クリニックは来なかったそうなのです。
翌日に来たみたいです。
訪問看護がその日付にこだわったからうちが切られたようなものなのに、どういうことなのでしょう。
指示書の日付や訪問診療の日付をごまかして指示書を書くつもりなのでしょうか(←当然違法)。
あるいは最初から特にその日付にこだわっていないのだとしたら、うちが切られた理由がありません。ただただ最初からグルの訪問診療クリニックにしようと思っていたのでしょう。
やはり怪しさ満点です。
とりあえず患者さんには「変な薬が処方されないか、処方された薬は必ずチェックするように。」とお願いしておきました。
てな感じで、「ホスピス型住宅にやられた(?)話」という題名にしましたが、訪問看護のウソによる患者さんの誤解は解けて良かったので、知らないのは訪問看護だけって感じでしょう。すべてバレバレです。
本当平気でウソついて、なんのために看護師になったのでしょう。
やはりこういう人とは関わりたくないし、一緒の世界にはいたくないと強く思います。
そして絶対に関わりたくないけど、目は光らせています。
そういう訪問看護師も組織の駒なんでしょうけど、患者を食い物にする、そういう環境で働き続けているのは自分の意志で行っているのですから同罪です。
医療者なんですから、本当に頻回の訪問看護が必要かどうかくらいわかるでしょう。
ホスピス型住宅が必要ないというわけではありません。
しかし今回のように節操がないところがあるのも事実です。
しかもそれは少なくない可能性が高いです。
こういう世界もあるのですよ、現実は。
結局は施設や訪問看護の言いなりになって不要な指示書を作成するようなクリニックが栄え(えてしてこのような言うことを聞いてくれる気に入られたクリニックは施設で無駄なワクチンの集団接種をしても収益を得ている)、真面目にやっているところは患者を奪われていきます。
あるいは上記の様な目に付くようなことをやっていると、規制が厳しくなったりして、真面目に運営している施設や訪問看護がとばっちりを食らったりします。
本当、訪問診療・介護の世界は様変わりしてしまったな(おかしくなっている)という感じを受けます。
