先日朝の情報番組で「偽造薬」のことについて触れていました。
運転中だったのでよくみていませんが、「個人輸入のリスク」ということで特集が組まれていました。
もともとEDの薬で個人輸入していたケースが結構あり、健康被害も報告されています。
少し古いデータですが、ED治療薬製造販売4社(ファイザー、バイエル、日本イーライリリー、日本新薬)の調査結果(平成21年12月)によれば、日本及びタイの調査会社により、バイアグラ、シアリス、レビトラを扱う日本語輸入代行サイトから購入し調査したところ、ネット入手のED治療薬のうち 約6割(55 4% 102/184)が偽造品であったとのことでした。
最近はどうなのかというと、詳しく調査した結果が見つかりません。
水際対策を頑張っているようにはぜんぜん見えませんし、手口も巧妙化していそうですから、「偽造薬(あるいは偽造医薬品)」は以前より出回っているようにも思えます。
偽造薬は主に後発品として生産されていたりします。
いわゆるジェネリックですね。
ジェネリックの問題は以前にもブログに書いています。
(そして、異物 / 黒い破片とジェネリック 2021年9月21日)
このブログではこの本を紹介していました。消えちゃっているので改めて紹介します。
ジェネリック医薬品の不都合な真実 世界的ムーブメントが引き起こした功罪

海外製の後発品を個人輸入で飲みたいのであれば、まずはこの本を読むべきです。
自分の体に入れるものなのですから、実態がどのようになっているかちゃんと知るべきです。
ネット記事もあります。
冒頭ではEDの薬を一例としてあげましたが、コロナ禍になって個人輸入は断然増えましたし、利用した人も増えたのではないでしょうか。
そうです、「イベルメクチン」です。
大抵は個人輸入で仕入れたものを内服したのではないでしょうか。
その品質、確かですかね?
国内のジェネリックメーカーだって不正働いているんですよ?
なぜ日医工や沢井製薬ら大手まで品質不正に手を染めたのか…「空前の薬不足」を招いたジェネリック医薬品業界の闇
後発品なんて「いかにコストカットするか」が命ですから、安全性に影響が出るのは当然と言えば当然でしょう。
真面目にやっていたら会社が潰れちまうのかもしれません。
そもそも後発品は、主成分は先発品と同じってだけです。基本は。
薬が胃腸に入ってからの薬の溶け方とか、吸収のされ方とかぜんぜん違うものなんてザラにあります。
それなのに後発品を勧める国はどうかしています。
わかっている人はみんな先発品を選びます。
安けりゃいいって話ではありません。
調剤薬局なんて、どれだけ後発品を出したかによって点数が変わりますから、後発品を勧めることに躍起になっています。
一応同意は得ているのでしょうが、「勝手に替えられた」「しつこく勧められた」と思っている患者さんが多数います。
診療報酬という仕組みを使って、国は後発品を強引に推し進めています。
そういう仕組みを作った役人は絶対に先発品を飲んでいると思いますよ。
※ちなみに「オーソライズドジェネリック」といって、先発品と同じ原薬、添加物、製造法等で製造された後発医薬品というものがあり、これはほぼ先発品と同じと言っても良いでしょう。しかし上記記事に紹介したようにコストカットや意識の欠如から「品質試験の不正」などする可能性もありますから、やはり心から信用できるとは言えません。
で、イベルメクチンです。
お手元にある海外のイベルメクチン、その会社知っていますか?
どんな工場で作られているか知っていますか?
ワクチンもそうですが、ただでさえ大量生産すればその分不良品も増えます。
今回はコロナ騒動により、一部でイベルメクチンブームが起こり、爆売れしました。
突然の大量受注で、そんなことに慣れていない工場ではさらに不良品が増えるのは簡単に予想がつきます。
そして爆売れするところには絶対に悪い奴ららが絡んできます。
コストをかけずボロ儲けできる絶好のチャンスですから。
ちなみにとあるサイトではこのような文言が書かれていました。
『世界的に厳格な品質規格を定めている米国薬局方(USP)とインド薬局方(IP)の基準を満たした製品は、純度、効力、均一性、そして安定性を保証し、お客様に一貫した効果と最小限の副作用リスクを提供します。 』
「お客様に一貫した効果と最小限の副作用リスクを提供します」
なんて書かれているけど、副作用が出たら自己責任ですからね。
誰も助けちゃくれません。
一応の品質保証のような感じで、基準を満たした製品も売られていれば、そうじゃない製品もあるわけです。
正直自分はこの基準すら信用ならないと思っていますが、基準を満たしていない製品は一体どんなんなんだろうと恐ろしいです。
でも安さを求めて手を出す人も多くいるのでしょう。
上記で紹介した本を読んでもらえればよくわかると思いますが、一体何が入っているかわかりませんよ。
仮にイベルメクチンがすごく良い成分だとしても、一般の人は海外の後発品しか手に入らない状況なのですから、「イベルメクチン、すごくいいからみんな飲みましょう!」なんてこと、自分は絶対に言えません。
多少不純物が混じっていてもメリットの方が大きかったら飲む価値はあるのかもしれませんが、今なんて特にコロナ感染したとしてもイベルメクチンが必要とは思えません。
(真偽不確かな陰謀論っぽい話を含めてイベルメクチンの重要さを訴える人もいるでしょうが、それはご自由に)
イベルメクチンは儲かるぞ~って感じで海外メーカーは増産しまくったのでしょうが、今やコロナブームは過ぎ去ってしまいました。
きっと相当在庫余っているでしょうね。
(ほんとに)たまたまかもしれませんが、最近SNSなどで、「イベルメクチンが癌に効く」みたいな情報が突然あふれかえっているように感じるのです。
またイベルメクチンブームの火付けかなぁと感じてしまいました。
なんならターボ癌とやらが増えているとも言われていますしね。
たまたまかもしれませんがなぜかぴったりと当てはまります。
どうもうがった見方をしてしまうのですよね…。
自分は以前にも書きましたが、別にイベルメクチンを否定しているわけではありません。
濃厚接触したとか、感染したとかのときに「単発的に」に飲むのはありだと思います。
かつてはね。
しかも、先発品の「ストロメクトール」に限ってです。
でもコロナ感染しても重症化するリスクがほとんどなくなった今となっては、イベルメクチンを積極的に活用する理由は見当たらないと思います。
「シェディング対策」として活用している人もいるようです。
実際効果を感じている方もいるようですし、そうじゃない人もいるようで。
シェディング研究家?としては気になるところですが、自分は試したことはありません。医薬品を漫然と飲むことはためらわれます。他に安全な方法があるのですし。
シェディングは長い戦いです。
イベルメクチンを連日飲むなんて怖いことはできません。
怖いこと?
安全性高いの知らないの?
とツッコむ方もいるでしょう。
ストロメクトール(イベルメクチンの先発品)の添付文書って読んだことありますか?
—
〈腸管糞線虫症〉
通常、イベルメクチンとして体重1kg当たり約200μgを2週間
間隔で2回経口投与する。
〈疥癬〉
通常、イベルメクチンとして体重1kg当たり約200μgを1回経
口投与する。
—
体重60kg換算で、イベルメクチン12mgを2回摂取、もしくは1回摂取、だけです。
ちなみに疥癬治療で6回投与された報告もあるようです。
しかし基本的にはこのように、年1~2回だけ飲むようにデザインされた薬です。
これを漫然と長期間飲むことによるリスクについての確かなデータはあるのでしょうか?
イベルメクチンの話になると決まって「安全性が高い」と主張されたりするのですが、その根拠はどこにあるのか不思議です。
添付文書にあるとおり、1回2回の内服なら確かに安全性は高いと言えるでしょう。
でも、どこの情報か知りませんが漫然と飲んでしまっている人が多いような気がします。
漫然と何ヶ月も飲み続けた場合の安全性に関するデータはどこにあるのでしょう。
ですから仮にシェディングにも有効だとしても、例え先発品のストロメクトールだとしても自分は試す気にはなれません。
なんたって「薬」なのですから。
ワクチン後遺症や副作用にイベルメクチンが効くケースもあるようですが、大抵そのようなケースでは並行して他の対策もしていることが多いです。
イベルメクチン単体で後遺症や副作用にどの程度寄与しているのかの判断は難しいのではないでしょうか。
これまでブログでも紹介したように、自分はイベルメクチンを使わずともワクチンの影響が抜けたと思える人々を経験しています。
イベルメクチンの熱狂的な信者というもはいるもので、こんなこと書いていたら攻撃されるでしょうが、何度も書いていますが自分は別に否定はしていません。
単発に、しかも先発品だったら問題ないと思います。
例え漫然とであろうと後発品であろうと、信じて飲んでいる人を否定はしません。
自由ですから。
自分の経験ではたまたまかもしれませんが、ワクチン未接種でコロナ予防のためにイベルメクチン飲んでいた人が、一人はヤコブ病に、一人は若年性アルツハイマーになった人がいました。
相当進行した時点でうちに受診されたのですが、詳しく話を聞いているとたまたま「イベルメクチン」というキーワードが出てきたのです。
もちろんたまたまかもしれませんけどね。
当然イベルメクチンを飲んでいた人が全員認知機能低下するということではなく、たまたま相性が悪かったのか、たまたま変な成分が入っていたのか、あるいは本当にまったく関係なくたまたまだったのかもしれません。
今やいろんなところでイベルメクチンが推奨されていますが(特にワクチンに反対の団体などで)、イベルメクチンによる薬害の可能性についてしっかり考えているんだろうか、と心配になります。
ましてや後発品でのリスクについて真剣に考えているのだろうかと心配になります。
大抵皆、個人輸入で手に入れているのでしょうから。
以下も少し前の調査ですが、まさに個人輸入のイベルメクチンについての調査です。
品質試験においてやはり問題のあるものが含まれていたようです。
イベルメクチンを推奨するのであれば、「確かな」イベルメクチンを手に入れる情報・手段もあわせて伝えるべきでしょう。
そこは個人の責任、というのは勧めるだけ勧めておいてちょっと無責任だなと感じてしまいます。
「確かな」イベルメクチンを手に入れるのは一般の人にとっては至難の業だと思いますよ。自分だってどこの後発品メーカー(海外)が良いかなんてまったくわかりません。
イベルメクチンだけがひとり歩きしてしまっていて、以前にもブログに書きましたが、「妊娠中の投与に関する安全性は確立していない」ことであるとか「授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中に移行することが報告されている」ことであるとか「動物実験で催奇形性が認められている」ことであるとかを知っている人はどれだけいるのでしょう。
知らないで飲んでしまっていた妊婦さんとか授乳中のお母さんとかいそうです。
「イベルメクチン」だとか「○毒抜き」だとか否定的なことを書くと離れていく人がいるのでしょうが、正直そんなのどうだっていいです。
人気取りのためにブログ書いているわけじゃないし。
周囲に気を遣って、思っていることをねじ曲げて書くことでもありません。
薬は薬ですからね。
パンチがあるんです。
出所がはっきりしない薬を飲むほどリスクのあることはありません。
結局イベルメクチンが中心の内容になってしまいましたが、個人輸入の薬は本当に注意してください。
1回2回ならまだしも、と言いたいところですが、たった1回でもED薬のように循環器系に影響を与えて命取りになってしまうこともあります。
純粋な?薬害もそうですけど、個人輸入による健康被害も表に出ていないだけであって相当あるような感じがします。
個人輸入した薬による体調不良なのに、他の病名つけられたりとか。
継続的に医者が観察していて処方した薬ではないし、個人輸入した薬で体調不良になって病院に来ても、本人が薬のことを話さなければ真実は表に出てきません。
そもそも本人自体が疑えないと、真相は闇の中のままでしょう。
ED薬は別かもしれませんが、特にコロナ対策だったりワクチン後遺症対策だったりすれば、個人輸入でイベルメクチンを飲んでいる人は大抵他の対策をしている可能性も高いため、ますますわからなくなります。
散々いろいろ書いてきましたけど、イベルメクチン飲んでいる人、別にいいんです。
その人を尊重しますから。
なんならコロナワクチンを打つ人でさえ尊重します。
その人の生き方ですから。
ただシェディングは困るのでこっちは距離取るだけですけどね。
なんでもありです。
いろんな人がいていいのです。
「気づきのきっかけになれば」「自分の体を守る手助けになれれば」と思ってブログ書いてきましたが、「いろんな人がいていい」ということは、究極的にはこんな長ったらしくブログ書く必要もないんですね。それぞれが自分の生き方すればいいのですから。ブログはただの自己満足です。
なんだか「今日でブログやめます」、みたいな締めになってしまいましたが、んな訳はありません。
自己満足は続きます。
