命より毛なのか?

今日のネットニュースで表題の通り、気になるタイトルの記事がありました。
これを見たとき最初、7年前に亡くなった父のことを思い出しました。
「父のことを言っているんじゃないか?」と(なぜかについての詳細は後述します)。

まずはネットニュースの記事から。

「命より毛なのか?」韓国で大論争の“脱毛薬の保険適用”…重症患者らが猛反発する「切実な裏事情」

「脱毛薬」と書くと、「脱毛に対する薬」なのか「脱毛させる薬」なのか紛らわしいので、ここでは「ハゲ薬」と表現します。

お隣の韓国で、ハゲ薬が保険適応になるかならないかの真剣な議論が巻き起こっているようです。
「マジか…」と驚きましたが、記事にあるとおり「脱毛治療薬への保険給付適用は、イ・ジェミョン(李在明)大統領が大統領選候補だった2022年に掲げた公約だ。」とあるので、真剣に議論しなければならないのでしょう。
大統領選の公約にするってのもすげぇです。
果たして国の命運をかける問題なのか…。
日本でも、同じように公約を掲げたらハゲの方の票を集められるかもしれません。

ハゲに悩んでいない人からしたら「冗談じゃない!」って話ですけど、当人にしてみれば切羽詰まった悩みなのです

アレルギーの薬やら痛み止めやらなにやら、どんどん保険適応から外すことが議論されている日本とは大違いです。
いまやドラッグストアにいけば、これまで保険薬だったものがたくさん目につきます。
そういうのは自分で買えってことです。

それなのにハゲ薬の保険適応が日本で議論され始めたら大ひんしゅくですね。
もし日本で議論され始めたら、巨大な力を持つハゲ議員の力によるものでしょう。
犯人捜しは結構絞り込めそうです(いや、あまり絞り込めないか…)。

記事の表題の「命より毛なのか?」は、「ハゲ薬よりも、他に保険適応する優先する疾患があるだろ」という意味合いで使われています。
しかしハゲ当事者からしたら、別の意味で(本人の中で)、「命より毛が大事」と思っているのです。
半分冗談だろ、と思うかもしれませんが、いやいや、100%ではなくとも、90%くらいは本気で思っている人もいるのではないでしょうか?

なぜそんな気持ちがわかるのかって?
実は自分はハゲなんです…
というわけではありません。
ほんとだったらすごいカミングアウトですけど…。しかも今さら。
カツラでもないし、増毛もしていないし、ハゲ薬も飲んでいません。
なんのケアもしていない、オーガニック100%の毛です。

じゃあなんでわかるのかというと、まさに近くでそういう人を見てきたからです。
「命よりも毛が大事」という人を。

それが自分の亡くなった父なのです。

父のプライベートなこと、本人がすごく気にしていたことを書くのもどうかとは思ったのですが、実は明日がちょうどまさに正真正銘、父の命日なのです。
そんなときに「命より毛なのか?」という記事が目につき、しかも同じようなセリフを生前父に言っていたのでした
ですから、この記事を見たとき、真っ先に父を思い出したのでした。

命日前日にこのような記事が出るのも何かの縁かもしれないと思い、書くことにしました。
何かお知らせなのかもなぁって。

父については以前ブログに書いています。
もう7年前です。
しかもコロナ騒動直前のことでした。
いま思えば、コロナが始まっていたら、面会もそうそうできなかったでしょうね…。

父の死 (2019年7月5日)

ある日突然膵臓癌と診断され、しかも肝臓へも複数の転移を認めていました(ステージⅣ)。
CT画像は本当に驚きで、こんなにもたくさん転移があるのか…というくらいだったのです。
すでにスタートがそこでした。
そして診断から入退院を繰り返し、自分もなるべく週末は埼玉の実家に帰っていたのです。

そしてある日、入院中だったのですが、家族と一緒に外出したときだったと思います。
父が見慣れない分包された粉薬を持っていたのです。

「なにそれ?」
と聞くと、
「ハゲ薬」
とのこと。

何年も都内の自費クリニックだと思うのですが、そこに通ってハゲの薬を出してもらっていたようなのです。
中身もよくわからないような。

膵臓癌+多発肝転移と診断され、余命数ヶ月と言われていた時です。
それでもハゲ薬をこっそり飲み続けていたそうなのです。

多発肝転移で肝臓の機能も弱っているのですから、
「成分はわからないし、肝臓に負担かかるかもしれないからやめた方がいい」
「命に関わるかもしれない」
と説得しても、なかなか首を縦に振りません。
本人は飲み続けたい気持ちが強いのです。
この期に及んでも。

まさに記事にあるとおり「命より毛なのか?」と似たようなことを言ったと思います。

しつこく説得して、最後はわかりやすいくらい、仕方なしに「わかった」と言いました。
その姿を見て「ありゃまた飲むな」と思っていました。
でももうそれ以上は言いませんでした。
そこまでの気持ちなら本人の気持ちを尊重するしかありません。

皆さんは「(命に関わるかもしれない)ワクチンを打たないように」ということで大切な家族を説得していたかと思いますが、自分はそれよりも一歩先に父とハゲ薬のことで説得し戦っていました。

末期癌と診断され、自分は最後の最後まで諦めて欲しくないと思っていたし、なんとかなると信じていましたが、本人はすでに終活のように残された家族へ向けていろいろと整理を始めていたのです。
とはいえ本人も最後まで望みは捨ててくれていなかったと思います。
だからハゲ薬を飲み続けたかったのでしょうか。

しかし相当肝臓がやられているのに、なるべく肝臓に負担をかけるべきではありません。
一般的には。
だから一般的な考えで説得してしまったけれど、今となっては父の気持ちを尊重してあげた方が良かったかなと思ってしまいます。

もはや死に瀕している状況でもハゲ薬にこだわっていたのです。

まさに「命よりも毛が大事」と思っていると感じた出来事でした。

ハゲになったら割り切れる人もいるでしょうけど、命を削ってでもハゲ薬にこだわる人もいるのです
そこんとこ皆さんにも知ってもらいたいと思います。

だから韓国の「命より毛なのか?」議論、違う意味なんですけど、そういう意味では保険適応を検討しても良いのかもしれません。
「ハゲになるくらいなら死んだ方がまし」という気持ちなのですから。

ちなみに、クリニックの自分のパソコンのモニター、突然「砂嵐」になりました。
テレビの砂嵐ならわかりますけど、パソコン画面の砂嵐はこれまで経験がありません。
しかも突然真っ黒に画面消えたり、また砂嵐が始まったりの繰り返しなのです。
ちょうど壁一枚隔てた隣の部屋で、エネルギーヒーリングデバイスが稼働していた時だったのですが、「その影響か?」とも一瞬思ったのですが、なんとなく「父からのお知らせかな」と感じました。
これまでだって、エネルギーヒーリングデバイスが稼働しているときも砂嵐になった時なんて一度もなかったのですから。
「ウイルスに感染したか?」とも思ったのですが、ケーブルを抜き際したら簡単に直りました。ケーブルの接触不良だったのでしょう(現実的には)。
でもこれまでもケーブルが抜けかかって画面が突然消えるという現象はこれまで幾度となく経験していますが、「砂嵐」は見たことないです。

その砂嵐の画面を見ていると、何かでてきそうな感じすらしました。
不思議な感覚というか。

命日前日で「父からのお知らせかな」なんて都合の良い勝手な解釈かもしれませんが、別に他人にとやかく言われることでもありません。
自分の心の中でどう捉えようが勝手です。

「命より毛なのか?」なんて記事のタイミングも合わせて考えると、自分の中ではつながりを考えてしまいます。

まぁ果たして、ブログに書いてもいいよってことだったのか、書かないでくれってことだったのかわかりませんが、書いちゃいました。
書かないでくれってことだったら、ひとまず手を合わせて謝っときます。
まぁあの世の存在は自分がブログに書こうが書かまいがどっちだっていいいと思っていると思いますけどね。