サプリメントビジネスについて

以前、「国産が安全か?」という話題でブログを書きました。

国内サプリは割高で、ビジネス目的になってしまっています。
特に医療機関専用サプリは割高です。
もちろん本当に良いものもありますし、「良いサプリを作ろう」と原材料にこだわって作っているメーカーもあります。

しかし、今や有名な先生を看板講師にし、民間資格を量産しているメーカーもあります。
最近では医療職だけでなく、一般人向けにも高額な受講費で民間資格を与えていたりします。
一般の人にも講座を開くというのはとても素晴らしいことですが…。
医療職向けの資格も、一般人向けの資格も毎年更新です。
もちろん更新料が毎年かかるということです。
医療系の学会でさえ、数年に1回の更新です。
もちろん更新料はただの資金源です。
どうもこのあたりから、このメーカーは利益優先かなと感じてきました。

もちろんどの企業だって、ボランティアではありませんから、利益を得なければならないのは当然です。
しかしそれがあからさまに前面に出過ぎるのはどうかと思います。

で、今回それがはっきりとわかる出来事が起きました。

北海道で最大震度7という地震が起き、全道停電という未曾有の事態が起きました。
停電から完全に復旧もしておらず、一部地域では断水も続いており、まだ完全には日常には戻れていないにもかかわらず、
クリニックに、あるサプリメントメーカーからFAXが届きました。
(その日ようやくクリニックも停電から解消されたばかりでした)

それは一週間後に迫った、そのメーカー主催の講義の案内でした。
参加費は20万円

人的被害等もありませんでしたが、日常診療や生活にも支障をきたしているときに
このFAXには驚きました。しかも看板先生の笑顔の写真入りで。
地震に対する心遣いの言葉一つもありません。
被災地のクリニックにこのようなFAXを送るなんて、講義の席を埋めたいがためだけに行っている行為です。
無神経以外何物でもありません。
こちらは余震がどうなるかとか、今後の生活がどうなるかとかまだまだ不安な気持ちが大きいときです。
そんなときに笑顔の顔写真入りのFAXって…。

ここにそのメーカー名を書こうかとも思いましたが、まぁ、これまでいろいろ勉強させてもらった部分もありますし、今のところはあえて名前は伏せます。
(お問い合わせいただければ教えます)

ここに学びに来ている医療職、コ・メディカルの人たちは「糖質制限が正しい」というのが前提のようで、普段から糖質制限していない人に対して
「糖質制限やっていないなんて信じられな~い」
と言っちゃうような人たちです。
あえて言いますが、まるで宗教です
自分は以前このメーカーの講義を聞きに行ったこともあるのですが、「糖質制限くそ食らえ」という感じで、微糖の缶コーヒーを机の上に出して講義を聞いていました。(糖質制限が正しいかどうかの論議についてはまた後日…)

そのメーカーにべったりなクリニックのことを「檀家」と表現している人もいました。
言い得て妙です。

ちなみに当クリニックの看護師もこのサプリメーカーの資格を取ってもらいましたが(以前のブログに記載)、今年は更新しません。

愚痴ばかりになってしまいました…。

被災地に対して無神経なFAXを送ってくるようなメーカーは、本当に志があるメーカーなのでしょうか?
私にはそのようにはまったく感じられません。
品質は問題ないかもしれませんが、患者さんにそのメーカーの商品を勧めることは大変失礼なことになると思いました。
ものはいいかもしれませんが高すぎます。
他のクリニックで勧められたけど、高すぎて続けられないと相談に来る患者さんもいらっしゃるくらいです。

基本的に高すぎるサプリは必要ありません。
安くてもいいものはいっぱいあります。