水際対策??

また新型コロナの話になっちゃいます。

水際対策として、国はしぶしぶ(?)中国からの湖北省など一部の地域からの入国禁止に踏み切りました。
これは2月1日からです。
この対応には判断が遅すぎるとか、対象地域をもっと広げるべきとか多くの意見があります。

で、ちょっと調べてみました。
中国から何人が日本にやってきたのか。
日本政府観光局のホームページで簡単に調べることができます。
2月の統計はまだ出ていませんが、

2019年12月 710,200人
2020年  1月 924,800人

と、2020年1月になって中国から日本にやってきた人がかなり激増しているのです。
1月は春節にあたるので昨年も確かに1月になると増えてはいますが、
今年は事情が違うはずです。1月下旬からは団体客も禁止されていましたし。
そして2018年12月~2019年1月の増加率と比べても、今年はより多く入国しています

1月といえばすでに中国では新型コロナが大流行している時期です。
そんなときにたくさんの中国人が入国していたということです。

やはりこの数字を見るだけでも、水際対策の対応が遅かったと言わざるをえません。
1月だけでも90万人以上の移動があったということです。

北海道の1例目は中国武漢からの旅行者で、1月28日に確定されました。
詳しい行動歴は公表されていませんが、道内など何カ所か観光されたようです。
北海道の報告では「周囲患者の発生はない」とされていますが、潜伏期間などを考えると実際わかりません。ただ追えていないだけです。
どこどこの観光地に行って、どこどこのお店で食べて…といっても、その近くにいた人全員を追えるわけでありません。
ウイルスが9日間生き延びるともいわれているのですから、椅子やドアノブなどを介して他の人に知らず知らず感染している可能性だってあるのです。
この方が感染を広めた、人にうつしたということではありませんが、ウイルスを排出していたのは確かです。
感染症はこのような些細なことから広がっていきます。

未知のウイルスなのだから、厳しすぎるほどの対策をとらなければなりません。
新型インフルエンザ騒動の時のように、「いわれていたほどたいしたことなかった」という可能性もありましたが、すでに中国では多くの人が犠牲になっていました。
感染者のひろがり方だけを見ても感染力がすさまじいことくらい予想がついていたはずです。

連日報道されているように、日本のPCR検査数は諸外国と比べても圧倒的に少ないです。
1日平均900件とのこと。
何日間も発熱が継続しているのに検査してくれず、たらい回しにされているケースもあります。
日本医師会は、保健所の検査拒否について調査するとの報道がありました。
なぜ国はRCR検査を民間会社に協力を仰がず、かたくなに国の機関だけでやることに固執しているのか…。

これについては20日に行われた衆議院予算員会での岡本充功議員と、脇田隆字・国立感染症研究所長の詳しいやりとりを見ると、そこにヒントが隠されているような気がします。
議員はPCR検査における偽陰性(本当は感染しているのに陰性と結果が出てしまうこと)の具体的な数字を求めていたのですが、脇田所長はのらりくらりと答えになっていない回答を繰り返し、委員長に注意されるほどでした。
しかし注意されてもなお、とんちんかんな回答に終始していました。
国立感染症研究所ですから当然データは持っているはずなのに、回答を避けていました。
明らかに不自然でした。
きっと、より上の立場の人から公表するなと指示されていたのでしょうが…。

答弁のやりとりをみていると、検査で何か細工をしているんじゃないか?と勘ぐってしまいます。
陽性があまり出ないようにカットラインをあげているとか。
だから民間には委託したくないんじゃないかと思ってしまいます。

日本では1日900件。
お隣韓国では1日5,000~6,000件。
誰もが思っていると思いますが、明らかにおかしいでしょう。

現実では、日本では明らかに数多くの感染者がいるはずです。
しっかりと調べたら何万人単位かもしれません。
中国でも実際の患者数は、公表されている数字の10倍くらいともいわれています。
結局日本もやっていることは同じですね。

日本での感染者は何人になったとか、どこで出たとか連日同じようなニュースばかりですが、こんな偽りの数字を流されたってまったく意味がありません。

今日、
「新型コロナにビタミンDが効く」 拡大解釈に国立健康・栄養研究所が警鐘
というニュースがありました。
「現時点ではそのような効果は確認されていない」とTwitter上で注意喚起したとのことです。
そりゃそうでしょう。
新型コロナが出てまだ数か月なのですから、データなんてありません。

そして記事には、
「同研究所によると、宣伝はビタミンDが、インフルエンザ予防に効果があったとする限定的な論文を根拠にしたもの。
新型コロナウイルスに対して、ビタミンDだけでなく、ビタミンCもインフルエンザ予防と同様の効果があるように謳う宣伝が見受けられるという。」
とのことでした。
ビタミンDが感染症に効果があるとする論文は数多く出ています。
「限定的な論文を根拠にしたもの」とは、何か悪意を感じます。

そして研究所は
「手洗いなど、正しい予防を心掛けましょう」
と結んでいます。
なんじゃそれ、です。

ビタミンDがなぜコロナウイルスにも効果が期待できるのかについては以前にもブログで書きました。
めずらしく少し科学的に説明し、論文の結果も少し詳しく書いています。
ビタミンDがなぜウイルスに効くのか?

「新型コロナ ビタミンD」で検索すれば多くの先生がビタミンDを推奨していることがわかります。
現時点で特効薬があるわけでもないですし、他にやりようがないのですから
それぞれの方がこれまでの論文や科学的な作用機序をもって、ビタミンDを推奨しているわけです。
もともとビタミンD欠乏の人がかなり多いこともありますし、適切に摂取すれば有害作用もまずありません。副作用もなく安全な対処方法のひとつなのです。

国立健康・栄養研究所はなぜ水を差すような発表をしたのか理解に苦しみます。
というか、国の機関がこの程度の知識なんだなと思うとちょっとがっかりです。
いやいや、知識がないはずはないんですが…。
なんででしょう。