とある研究会

世の中にはいろんな学会とか「○○研究会」なるものが存在します。
例えば自分が一応所属しているマニアックな研究会としては、「日本亜鉛治療研究会」なるものも存在します。

研究会設立の目的としては、自分が経験できることは限られますので、みんなで症例を持ち寄ったり、知見を集めたりしてさらなる理解を深め勉強していこう、というところでしょうか。

純粋にそんな感じだったらいいのですが、組織が大きくなってくるとどうも「純粋さ」がなくなってきてしまうような気がします

自分はこの度ある研究会を退会することにしました。
10年以上在籍していたのですが…。
一応どこの研究会かは名前を伏せます。

退会の決定打になったのは「森下竜一氏」です。

この研究会は頻繁にセミナーなどを催しており、毎回興味深い内容のものが多かったりしたのです。
セミナーの案内も定期的にきていたのですが、あるときのセミナーの案内を見て衝撃を受けました

「森下竜一氏」の顔写真が特別講師としてデカデカと出ているのです。

なぜ「森下竜一氏」に反応するのかは、これまでブログを読んできてくれた方ならわかるでしょう。もう6年前のブログです。
新コロワクチンとディオバン事件と森下竜一氏 (2020年12月9日)

詳しくは上記を読んでいただければと思うのですが、アンジェスという森下竜一氏が作ったバイオベンチャー企業が、新型コロナワクチンの開発のためにということで、合計100億以上もの資金を得ていたのです。
なんの目立った実績もない会社にですよ?
どう考えたって不自然なお金の流れです。

で、どうなったと思いますか?
アンジェス製のコロナワクチンができたなんて聞いたことがないですよね。
「やっぱり作れませ~ん」と早々と撤退したのです。
作れなかったとしても、国のワクチンのために何か役立ったのであればいいのですが、そんな話も耳に入ってきません。

吉村知事らが推した「大阪ワクチン」 キーマンが語る撤退の理由

「ワクチンの量、接種方法、接種期間という基本的な検討が十分できていなかった。そういう意味で準備不足は否定できない」
「ワクチン開発の体制が十分ではなかった。」
と森下竜一氏は述べていますが、どの口が言えたんだという話です。

準備不足なのは本人も重々承知で、それで国(国民)から100億以上もせしめたのです。
もはや「ワクチン作る作る詐欺」です。

記事にはこんなことも書かれています。
『補助金について、アンジェスは「国の監査の結果、返還すべき補助金があれば返還する」と説明。ただ、厚労省の担当者は「補助金はハード整備に使われており、基本的にほとんど戻ってこないだろう」とみている。』

結局お金が戻ってくることはなさそうとのこと。
ハード整備に使われており…なんて説明あるけど、いくらでもごまかすことできますからねぇ。
結構多額のお金が還流していたりしていそうです。

なんでこんなことができたのかというと(実績もない会社が多額のお金を引っ張ってこれたのか)、「森下竜一氏」はアベ友だったからでもあるでしょう。
2人で仲良くゴルフ場でツーショット写真撮っているのも出回っていました。

そして国民の税金を無駄にして大失敗したというのに、あのよくわからない大阪万博では「総合プロデューサー」になっています。
もはや医者というより政治屋という感じでしょうか。

この人物ならびに周囲はきな臭いことばかりなのです。
週刊誌だってしつこく取り上げているくらいなんですから
大阪万博と… (2023年3月22日)

抗加齢医学会の方にも食い込んできたり、なぜかアンチエイジング分野でちょろちょろしているのですね。

そして今回です。
とある研究会で、特別講師として登壇。
というか、なぜ「森下竜一氏」を呼んだのか、ただただ驚くばかりですし残念極まりないです。

研究会の安くない年会費がこの人物の講演料のたしに使われるかと思うと、どうもそれは納得できません。
ということで、退会を決意しました。

この研究会の会長の先生には大変お世話になりましたから、退会するのはさすがに迷いました。
それにその会長の先生はコロナワクチンにも反対し、数々の活動もされていたのです。
HPVワクチンの危険性についても訴えていました。
当然「医療の裏側」も知っていたでしょうし、ディオバン事件だとか、ワクチン作る作る詐欺のことも承知していたはずです。

それなのになぜよりによってこの人物とつながってしまうのか…。
ただただ残念でなりません。

神聖だと思っていた研究会に突然「森下竜一氏」の顔写真がど~んと出てきたのですから、この衝撃ご理解いただけるでしょうか?
警察官向けのセミナーにトクリュウの一味が講師として登壇するようなものです。

だって、コロナワクチンの危険性を強く訴えて積極的に活動していた人が、コロナワクチンを作ろうとした人を特別講師として招待したのですよ
アンチエイジングの内容でありワクチンとは関係ありませんが、なんかスッキリしません。

冒頭で紹介した過去のブログにも書いてあるとおり、森下氏はアンジェスの未公開株でもボロ儲けしており、ワクチン開発の件しかり、とにかくお金集めが上手なようです
そして今でもあるのかわかりませんが、政界にコネもある

まったくここに純粋な医学を感じません。

そんな人の特別講演を聴いてなんの勉強をしろというのでしょう。
汚い方法でのお金集めの仕方?
政界での人脈作りの方法?

森下氏はアンチエイジングの分野で特に第一人者ででもなんでもないと思うのですが(少なくとも自分は思っていない)、しかもきな臭いことばかりなのに、なぜそんな人物を講師として呼んだのかが本当に疑問ですし、マジのマジにショックでした。

個人的な気持ちなのでブログに書くかどうか迷いましたが、一見正義の味方的な集団であってもそうじゃない可能性もあるわけで、安易にどっぷり漬かることなく、しっかりと冷静に観察していかなければなりません
その啓蒙になるかなと、よい症例として提示させていただきました。

なぜこのタイミングで手を組んだのか疑問ですし、しつこいようですが本当に残念でなりません。

ということで当クリニックでは高濃度ビタミンC点滴療法からは足を洗いました。
高濃度ビタミンC点滴療法自体は決して無駄にはならないとは思いますよ。
しかし言われているほど癌に効果があるかというとそこまで劇的な改善例というものは多くないと思いますし、大量の点滴を行いますから患者さんの身体的負担もかなりのものになります。
高濃度ビタミンC点滴療を行ったらかなりの割合で疲れます。
点滴量も多いし、点滴時間も長いし。
ですからちゃんとできる症例も限られます。
一方で抗がん剤の副作用軽減効果はほぼ確実にあるかとは思います。
しかし今ではリポソーマルグルタチオンでも代用できるでしょう。なんならグルタチオンの方が効果が高いかもしれません。

そもそももう何年も高濃度ビタミンC点滴はやってきていなかったので、ある意味良いタイミングといえば良いタイミングでした。
正直、退会を迷っていたといえば迷っていたので。
でも会長の先生にはお世話になったしなぁ、という感じでなかなか決断できないような状況でした。

ですから今回、「森下竜一氏」が後押ししてくれたようなものです。
ある意味感謝ですね。

今回のセミナーは自分の中ではあり得ないコラボなのですが、こんな風にあり得ない出来事が起こって、自分の中では到底受け入れられない事態となりました。
この(自分の中では)あり得ない出来事が人生の道しるべになってくれたのです。
やっぱり人生っておもしろいです。
退会する決定的な決断をくれた、という意味では良い出来事だったのですから、物事って本当見方によって変わります。

あれっ?「一応どこの研究会かは名前を伏せます。」なんて書いてた気もするけど…