イベルメクチンと5-ALA

コロナ対策やワクチン後遺症対策などにイベルメクチンが良いとか5-ALAが良いとか情報がありますね。

自分はこれまでこの有名な2つについてあまり言及してきませんでした。
イベルメクチンについてはちょろっと書いたことありましたけど。

まずイベルメクチンです。

アメリカのFLCCC(Front Line COVID-19 Critical Care Alliance)という医療者の団体が、イベルメクチンで治療を行うことを推奨していたりしています。
北里大学でも多くのデータを出しています。
そして副作用も少ない。

ならば試してみる価値は十分あるでしょう

しかし、コロナ症状が出た患者さんに何例かイベルメクチンを試したことがあるのですが、「イベルメクチンを飲んで良かった」「すげぇ」と思ったことがないのです

まぁ、自分の数少ない症例ですが…。
しかもオミクロン株(たぶん)の症例なので、重症化するケースがほとんどないですから、イベルメクチンの効果を実感しにくかったのかもしれません

ちなみにイベルメクチンを飲んですぐに解熱したケースもあります。
しかしこのケースは10代の子ですので、イベルメクチンを飲まなくても勝手にすぐに解熱していた可能性もあります。

一方で、中年の方のケースでは、イベルメクチンを飲んでも熱が下がるどころか数日継続し、その後も症状がスッキリしないケースもありました。
しかししかし、高齢の方のケースでは、イベルメクチン内服して比較的早く解熱したこともあります。
この方も基礎疾患はなく元々バリバリ健康な方でしたので、イベルメクチン効果かどうかについてなんとも言えません。

後遺症治療にはどうか。
後遺症治療に積極的に使われている先生もいますが、イベルメクチンだけで治療しているわけではないはずです。
ですので、本当にイベルメクチンで効果があるのかについては自分はまだなんとも言えないなと感じています。
純粋にイベルメクチン単独だけで治療して良くなっているのであれば、イベルメクチンに効果があると推測できるでしょうが。

ただ、インフルエンザワクチン接種後に慢性疲労症候群を発症したと思われるケースがあるのですが、その方は10年以上慢性疲労症候群を患っている方です。
いろんな治療法を試しても一時的に良くなるけど根本的には解決せず…の繰り返しです。
ちなみに慢性疲労症候群とは原因不明とされていて、強い倦怠感、頭痛、寒気・悪寒、関節痛、筋肉痛、微熱、集中力・記憶力の低下などが起こるものです。
一般的な検査では明らかな異常がでないので、病院に行っても原因がわからないといわれてしまったりします。
しかし採血を詳しく見ていくと、炎症の所見があったりします。
特に脳で炎症が起きているケースが多いのではと思っています。

今回のコロナ後遺症であるとかワクチン後遺症でも、上記のような慢性疲労症候群のような症状が続くケースも報告されているようです。

で、その慢性疲労症候群の方がイベルメクチンを試したところ、効果を実感されているのですね。
ブレインフォグの改善や倦怠感の改善など。
しかし、これも結局は今のところ対症療法的な感じのようです。
イベルメクチンを継続して(週1回くらい内服)どうなるか、ご本人がご自身で経過を見ているところです。

まぁ、イベルメクチンについてはよくわからないところもあるのですが、試す価値はあるのかなと思います。
しかしあまり期待しすぎても良くないかなと。

気になるのが、ネット上でも時々話題になっていますが、メルク社がイベルメクチンを製造販売しているということ。
日本ではメルク社がMSDという製薬会社に名前を変えて販売しています。
なぜかよくわからんけど。

メルク社といえば、HPVワクチンの臨床試験でズルをしまくった製薬会社です。
詳しくは以前に書いたこちらのブログを参考にしてください。
HPVワクチンについて

この製薬会社の非道さは本当に書ききれないくらいで、上記ブログで紹介した本にたくさん書いてあります。

「こんな会社が、本当に人類の健康のためになる薬を作るかねぇ」
と思ってしまう自分もいます。

イベルメクチンを強く推している人がいるのもなんだか違和感を感じてしまうんですよね。
なんとなくなのですが、何か不自然さを感じてしまうというか、直観なのか。
何か裏があるんじゃないかと勘ぐってしまうのです。

コロナ騒動が始まって疑うクセがさらについちゃっただけですかね。

まぁ、飲んだ直後には大きな副作用はなさそうなので、自己責任という形で試してみてください。
「飲んだ直後には」です。数年後、数十年後になにか影響が出るかどうかはわかりません。

次に5-ALAです。

当初注目されたのは、それこそコロナ騒動が始まって結構最初の頃だったような気がします。
5-ALAのサプリの販売を巡っては、「SBIファーマ」と「ネオファーマ」が痴話喧嘩やっていました。
くだらなぇなと思って見ていましたが。

ちなみに、SBIファーマ株式会社社外取締役として、上昌広という方がおります。
ためにテレビでコメントしたり、ネット上で記事が紹介されたりしていますね。

で、5-ALAで違和感を感じてしまうのが、ネットニュースで
「5-ALAがコロナに有効」
というものがちょいちょい出てくるのですね。

例えば最近ではこんな感じです。
・「5-ALAは変異株にも有効」長崎大学が発表 新型コロナウイルス対策の切り札に?(2022年1月11日)
・天然アミノ酸 “5-ALA” オミクロン株増殖ほぼ100%阻害 味覚・嗅覚異常などの症状改善効果を示唆 ~長崎大学 北 潔 教授(2022年3月7日)
しかしリンクまで保存してあったのに、上記ニュースのリンクが切れていました。
最近のニュースまでも。
変だねぇ。

ビタミンDですら注目されないというか、メディアは黙殺しているのに、なぜに5-ALAだけが出てくるのか
そんなに劇的に効果があるのか。
いやいや特効薬とかそこまでじゃないと思いますけど。

ワクチンだとか、新薬の治療薬だとかそういうものじゃないと、コロナに有効というニュースは基本メディアでは扱いません。

なぜサプリがニュースで取り上げられるのか?

ビジネス臭がプンプンしてくるんですね。

で、ある日、「5-ALA研究会」というところから入会の御案内みたいなのがクリニックに送られてきたんですね。
問い合わせもしたことないのになんでかなって思いましたが。
たぶん、抗加齢医学会の名簿をみてなんだなと思いましたが。

で、案内状の封を開けて、パンフレットに紹介されている役員をみてビックリ!!
「あら~」ですよ。
(ギャグじゃないです)

https://5ala-labo.com/page/aboutus#cts2

代表世話人、あの森下竜一氏ぢゃないか!

今までブログでちょいちょい取り上げてた人です。

そう、実績も何もないのに国産ワクチンを作るといって、国から100億のお金を助成してもらったアンジェスという会社を作った人物
アベ友のおかげでお金を引っぱったと噂されています。
そのくせ、ワクチン開発断念したとのこと。
(まだ開発続けているのでしょうが、真剣にやっているとは思えません)
ちなみにアンジェスは「株券製造機」という異名を持つことで有名だとか。
お金を集めるだけの会社ってことです。

新コロワクチンとディオバン事件と森下竜一氏

期待を裏切らないアンジェス…ワクチン断念

てか、ワクチン開発しているんじゃなかったの??

なに、5-ALAのサプリの研究会の世話人なんかしてるの??

そんなヒマあるんだったら、国から多額のお金助成してもらっているんだから、ワクチン開発に専念したら?と思うのですが。

5-ALAのサプリの研究会の代表世話人しているくらいですから、コロナ対策には「ワクチン」ではなくて「5-ALA」だと切り替えたということでしょうか?

というか、ワクチンはすぐにできそうにもないし、とりあえずは「5-ALA」の方がカネになりそうだから…と思っているんじゃないかと、うがった見方をしてしまいます。
てか、そうだろ。

「SBIファーマ」と「ネオファーマ」が痴話喧嘩しているころから、「5-ALA」はなんかうさんくさいなぁと思っていたのですが、「5-ALA研究会」の代表世話人があの人物だと知って、うさんくささMAXになりました。

しかし、5-ALAで睡眠が良くなったとか、そういう感想はあるようです。
抗酸化作用もあるかと思われます。

ただ、コロナ対策として、5-ALAが絶対かといわれるとそうではないかと思います
ハッキリ言えば、「抗酸化作用があるものなら何でもいいんじゃね?」という感じ。

なぜなら、5-ALAなんぞ使わなくても、コロナから普通に回復するし、シェディングにもグルタチオンで効果があるし。
抗酸化作用を求めるなら、グルタチオンでもビタミンC+Eでもいいし、アスタキサンチンでもいいのです。

絶対5-ALAじゃなきゃダメということではなさそうです。
まぁ、害ななさそうなので、ファンの方はどうぞって感じですね。

ちなみに、5-ALA研究会のHPに紹介されている効果効能で、「睡眠の質」というところを見てみると、一応「二重盲検無作為化比較試験」というそれなりに信頼性の高い研究方法で調べていますけど、たった「40人」だけのデータ
これじゃ少なすぎて何とも言えんがな。
学年のたった一クラス程度の人数だけを調べたデータです。
せめて一学年調べなさいよって感じ。

https://5ala-labo.com/page/about5-ala

上記ページにある、「ALAの主なエビデンス」というところにいろんな効果効能とデータが紹介されています。

で、気になったのが、大抵「5-ALA」と「鉄」をセットで内服しているんですね。
5-ALA単独での効果ではないことに注意してください。

血糖値、高齢者運動機能、睡眠の質、疲労感、肌の水分量・弾力性(経口摂取)
に関して調べたデータは、すべて「5-ALA+鉄」です。
「5-ALA単独」ではデータはどうなるのだろうか?
そこが知りたいし、なぜ5-ALA単独のデータを出してこないかが疑問

むやみやたらに鉄を補給するのは良くないのですが、その辺をちゃんと考慮しているのか不明です。
過剰な鉄は、体を酸化させますし、老化を促進させたり肝臓に負担をかけます。
そして、体で炎症が起きているときこそむやみやたらに鉄補給するのは危険です。
細菌やウイルスのエサになりますからね。
コロナ感染時って体で炎症が起きている状態ですし、ウイルス感染時に鉄補給ってどうなんだろって思ってしまいますが。

てことで、5-ALAについては自分は使っておりません。
5-ALA以外でも強力な抗酸化作用を示すものは他にもありますし、それより何より 5-ALAでビジネスしようとしている人のところにカネが流れるのが嫌なので