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農薬と神経疾患

診察しているといろいろな情報が入ってきます。
その中で気になったのが、北海道のある地域でALS(筋萎縮性側索硬化症)が多いというものです。
確かにその地域に住んでいる患者さんで、パーキンソン病や重症筋無力症など神経疾患難病が多い印象があります。

何か悪い工場があるのか?水が悪いのか?
いろいろ考えたのですが、その地域は農業が盛んで、どうも農薬が怪しいのではないかと思いました。

そこで調べてみると、農薬とパーキンソン病、その他神経疾患との関連の論文がたくさん出てきました。
アルツハイマー型認知症、パーキンソン病、ADHD、自閉症などありとあらゆる神経疾患難病が農薬と関連があるといわれています。

パーキンソン病に関していうと、特定疾患医療受給者交付件数の推移を確認すると、1980年から2014年の間で17倍にも増えています。
その他、重症筋無力症、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症なども10~20倍近く増えています。
単なる高齢化が原因とは思えません。

一時期、ミツバチが消えたニュースが話題になったことがあります。
ストレス説などいろいろ考えられましたが、農薬が原因というのが濃厚です。
「サイエンス」や「ネイチャー」という一流科学雑誌にも2012年論文が掲載されています

一昔前は有機リン系(現在の日本でも使われています)、現在の主流はネオニコチノイド系といわれる農薬が使われています。
どちらもアセチルコリン系という、神経に関わる部位に悪さをします。
昆虫にもそれがあり、アセチルコリン系が狂うために、ミツバチは混乱して巣に帰って来れなくなったり(異常行動)、死んだりしてしまう(大量死)ようです。
それらをみた養蜂家の人は「まるで認知症になったかのようにウロウロしていた」と言っています。

人的被害も結構報告されています。
2008年長野県では、保育園の近隣でヘリコプターによる農薬の空中散布が行われました。
その直後、普段はきちんと行動できる子が落ち着きがなくなって大声を出したり、同じところを走り回ったりしました。
また10人いた園児のほとんどが腹痛や下痢を訴えました。

農薬による健康被害は確実にあると思われます。
EUや韓国ではネオニコチノイド系の規制が始まっています。
しかし農薬使用量世界第3位の日本は規制するどころか、逆に基準を緩め、どんどん使用するような動きになっています。

少し前にテレビでも報道されましたが、国内向けのイチゴは農薬のせいで台湾など外国に出荷できないのです
外国では受け付けてもらえないイチゴが、国内では堂々と出荷され、自分たちの体の中に入っているのです。
だから農家の人たちは、外国への出荷用に農薬の少ないイチゴを栽培しているとのことです
(それが可能であるならば、なぜ国内向けにはそのように栽培しないのでしょう…)

農薬散布の回数は、農協が決めるそうですが、ナスには66回、イチゴには65回、トマトは64回となっています。こんなに散布するということにびっくりです。
農協が散布回数を決めて、農協が農薬を売る。
農協だけの問題ではないと思いますが、「農薬ムラ」が存在するために、日本では規制が進まないのでしょう。

外国では、害虫駆除のためにネオニコチノイドを散布したところ、害虫の天敵までも殺してしまい、生態系が崩れ、逆に害虫の増加を引き起こしてしまった例もあります。
「一つの虫を殺そうと躍起になって殺虫剤をまくと、別の虫が大発生する」
これって、人間と感染症の戦いにも同じようなことがあります。
感染症を叩こうとして抗生物質を安易に使うと、その抗生物質に効かない耐性菌が出現し暴れ回ります。
ミクロの世界でもマクロの世界でも同じようなことが起こっているのですね。
ちなみに日本でもネオニコチノイド抵抗性の害虫が認められています。

ちなみに、ネオニコチノイド系農薬は、2000倍に希釈してもミツバチに影響があります。
それが無人ヘリコプターによって7~8倍希釈だけの濃い農薬が日本では散布されています(クロチアニジン)。

ネオニコチノイドの問題は数多くありますが、その一つに「浸透性農薬」というものがあります。
これは農薬が根や葉から吸収され、作物全体に広がる性質です。
つまり洗っても落ちないのです。
これはもうほとんどの人がかなりの量を体に入れてしまっていますね…。

また「複合毒性」という問題があります。
これはネオニコチノイドが他の農薬と一緒に使用されると毒性が高まるという問題です。
ネオニコチノイドと殺菌剤を混合して使用すると、毒性が240~1100倍になると論文で発表されています。
これは、食品における添加物の問題にも言えそうです。
それぞれ単品の毒性はあまりないとしても、複合で摂取したらどうなるかわかっていないのです。

次に問題なのが「土壌残留性」「水系汚染」です。
投与された農薬の半分以上が、1年以上土壌に残留していたという結果があります。
また2008年日本における調査で、河川水の78.8%、水道原水の32.7%からネオニコチノイド(イミダクロプリド)が検出されています。

「代謝毒性」という問題もあります。
人体に入り代謝されることで毒性が増すというものです。
以前問題になった中国餃子による食中毒ででてきたメタミドホスがその例です。

実はネオニコチノイドは日常生活に入り込んでいます
ガーデニング用の殺虫剤や除草剤、家庭用殺虫剤(コバエ、ゴキブリ、ムカデ)、ペット用のノミ取りなどにも使われています。
住宅建材(木材建材、断熱材、接着剤、塗料)などにもネオニコチノイド薬剤がしみこませられ使用されています。

こうなったら日本にいる限り逃れられない気がしてきます。

神経疾患予防のためにも、農薬のことを頭の片隅にいれて、少しでも避けていくことしかありません。

リコード法について

最近認知症治療に対して、「リコード法」が話題になっています。

アメリカのデール・ブレデセン先生が提唱した認知症治療法で、
「アルツハイマー病 真実と終焉」という本が、現在どの本屋さんでも良く見かけます。
テレビ番組の「世界一受けたい授業」でも紹介されたようです。

認知症というものは一つのことが原因で起こるわけではなく、
炎症、栄養素の欠乏、ホルモンの欠乏、毒素(水銀やカビなど)などが原因として起こるということです。
それをブレゼン先生は「屋根にあいた36個の穴」という表現をしています。
だから単一の薬で治療するのは困難なのです。

恥ずかしいことにリコード法を知ったのはごく最近なのですが、
ブレゼン先生は数年前から論文を発表していたようです。
でも不思議なことに、リコード法の大部分は当クリニックでおこなっているものと重なっていました。

リコード法で紹介している検査をすべて日本で行うことはできないのですが、
治療として栄養を重要視しており、ビタミンDや亜鉛の話は何回も出てきます。

ホルモン補充についても、エストロゲン、プロゲステロン、テストステロン、甲状腺ホルモンなどすべて副作用の少ない天然ホルモンで治療をおこなっています。
プログネノロンやDHEAも取り扱っています。

もちろんグルタチオン点滴もおこなっています。
食事指導もおこなっています。

自分の実感として、アルツハイマー病に限らず、レビー小体型認知症を含めた認知症一般あるいは神経疾患一般に有効なのではないかなと感じています。
それ以外の病気予防や、一般的に健康のために確実に効果があるものだと思います。

しかしリコード法に書いてあること全ての検査・治療を実践しようとすると莫大な金額がかかります。
何を優先して検査・治療していくかを見極めることも大切です。

言葉で治療

レビー小体型認知症で、筋固縮、意識障害が強く、コミュニケーションの困難な方がいます。
声をかけても、なかなか返事もしてもらえません。
診察時には言葉は久しく聞いていない気がします。
薬もいろいろ試しましたが、なかなか劇的に改善というわけもいかず、用量を間違えるとすぐに調子を崩してしまいます。

患者さんの奥様は、いろいろと勉強され、介護も一生懸命されています。
体が固いなかでの着替えや、排便の処理など…。
声をかけてもほとんど反応がありません。
その苦労は大変なものです。
施設にあずけるしかないか…と弱音もたびたび聞かれるようになりました。

そんななか、奥様が「お父さん、大好きだよ」と声をかけました。
そうしたら、
「お母さん、大好きだよ」
と返事をしてくれたというのです!

そのあとも、なるべく優しい言葉をかけるようにしたら、しっかりと返事をしてくれるようになることが増えたそうです。
奥様もとても笑顔が増えました。

診察の時も、今までにないくらいちゃんと返事をしてくれ、発語も増えていました。
内服薬は何も調整していません。

体の動きも良いそうです。

「言葉が治療した」
と感じました。

いつも声をほとんど発さず、反応もない方ですが、ちゃんと周りの言葉を理解しているのです。
愛のある言葉はしっかりと伝わるんです。

「ありがとう、好きだよ、愛してる」など、プラスの言葉をどんどんかけてみてください。
言うのはタダですから。
やってみる価値はあります。

介護をしていると、疲れやストレスからなかなか優しくなれないと思います。
心の余裕がなくなってしまいます。
しかしそこでマイナスの対応を続けていたら、どんどん泥沼にはまってしまいます。
マイナスの対応をしていると、相手からもマイナスの反応しか返ってきません。
認知症であれば周辺症状が悪化し、余計に介護が大変になっていきます。
自分が発したマイナスの対応が、自分に跳ね返ってきて結局自分の首を絞めてしまいます。
どこかで流れを変えないといけません。

一度がんばって「ありがとう、大好きだよ」と声をかけてみてください。
なにかオカルト的になってしまうかもしれませんが、相手の魂には必ず通じています。
目に見えて良い反応が返ってこないかもしれません。
それでも言い続けてみてください。

実は、自分で言い続けていると、自分自身を癒やすことにもなります。
自分で発した言葉を自分自身の耳で聞き、それがプラスの方向に動き出します。

きっと何かが変わるはずです。

介護はとても大変です。冷たい言葉をかけてしまったり、冷たい対応をとってしまうのは仕方ありません。
完璧な人間などいません。
でもそんな自分に気づいたら、相手には「ごめんなさい、大好きだよ」
自分には「許します」と言ってみてください。
自分を責める必要はありません。

自分も以前から診察時にはなるべくマイナスの言葉は使わないように気をつけています。
プラスの言葉を多く使うようにしています。
しかし、患者さんに向かって「大好きだよ」とか「愛してる」なんて声をかけることはできません。
そんなこと言ったらかなり怪しい人間になってしまいます…。
ぜひ家族の方から強力な愛ある言葉をかけてあげてください。

ちなみに「お母さん、大好きだよ」との返事のあとには、もう一言あったようです。
「でもときどき恐いこともあるけどね」と。

認知症薬について

認知症の薬には現在いろいろな種類があります。

飲み薬を始め、貼付薬もあります。
飲み薬にいたっては、液体やゼリータイプなどもあります。

この認知症薬、全てが同じということではありません。
適応は「アルツハイマー型認知症」、一部は「レビー小体型認知症」となっていますが、種類によって特性があります
基本の作用機序は同じなのですが、種類によって別の受容体に作用するものがあったりなどの違いがあり、そこで各薬剤の特徴が出てきます。

アルツハイマー型認知症だからどの薬でもいい、ということではありません
レビー小体型認知症にいたっては、薬の種類と用量の、より慎重な選択が必要になってきます

患者さんの認知症のタイプを見極め、今何が一番の問題点か、今後どのような状態を目指していくかによって、数ある処方薬の中から薬を選択していきます。

以前、しっかりとした意図を持って貼付薬を処方していたことがあるのですが、
ある薬剤師さんに「認知症薬には飲み薬もありますよ」と、ご丁寧に電話がかかってきたことがありました。
薬剤師さんは薬のプロのはずです。
それぞれの認知症薬の作用機序には微妙な差があることを当然知っていると思うのですが…。
なぜその薬を選んだのか、その薬剤師さんにはこちらも丁寧に説明させていただきました。

聞いた話なのですが、デイサービスで、ある利用者さんが足に軽い怪我をしてしまったそうです。
そうしたら、他の利用者さんが「はい、絆創膏」といって渡されたのが、認知症の貼付薬だったそうです。
怪我した人は、足にその認知症薬を貼って帰ってきたそうです。
半分笑い話ですが、薬の管理という面から見るととても考えさせられます。
渡した人も認知症だったはずですが、貼付薬を認知症の患者さん一人で管理することはできません。
かならずサポートする人が必要になってきます。
なぜその人は貼付薬を持ち歩いていたのか…。

作用機序を第一に、その人に合いそうな認知症薬を選ぶのですが、
このようなケースにならないように、薬の管理のことも考えて処方をします。
間違えないで毎日使える環境にあるか、飲み忘れない・貼り忘れないで使えるかなど。
1日1回しか飲むタイミングが得られない人もいます。
サポート体制が十分でないと、選択できる薬が限られてしまいます

同じ認知症薬なのに「なぜその薬を選んだのか」「なぜその薬を処方するのか」、診察時にはその根拠を説明するようにしています。

なぜその薬を選んだのか、この薬はどうなのかなど疑問があれば、遠慮なく聞いてください。

減薬・断薬のすすめ

最近読んだ本に、松田史彦先生が書かれた
「日本初「薬やめる科」の医師が教える 薬の9割はやめられる 」
があります。

とても共感するところが多く、自分が常々思っていることがまとまっている感じでした。
この本には薬のことだけではなく、代替療法のことや、ワクチンの問題、電磁波の問題も書かれています。

「本当の医療って何だろう」
と真剣に考えている先生は、大体似たような方向へ進むような気がします。
栄養療法など、とても重要だと思います。
漢方もうまく使いこなすととても良い治療法になります。
(漢方が代替療法だとは思いません。主流にもなり得るものです。)
西洋医学だけでは限界がある、逆に悪さしていることも多くあります。
そんなときにいろいろな治療法(代替療法)を知っている、引き出しが多いと
とても大きな武器になります(ただし治療に何百万もするようなものはさすがに怪しいと思います)。
また現代にはこびる毒(遺伝子組み換え食品、添加物、重金属、農薬など)についての知識も重要です。

薬は異物です。
とはいいながらも、自分は西洋薬を処方しています。
使わざるを得ないこともあります。
しかし常に最低限の内服になるように、本当に必要なものだけに絞り、減薬するように考えて診療をしています。

栄養でカバーできるものがあれば、栄養摂取(サプリメント等で)を勧めます。
例えばコレステロールに対しては、ナイアシンが効果的と言われています。
処方薬を飲むなら、ビタミンで良くなる方が良いに決まっています。

しかしやみくもに中止・減量もできないことがあります。
松田先生の本にもしっかりと書かれていましたが、減薬によって「患者さんが不安を感じてしまう」からです。
自主的に減薬したいという気持ちがあれば良いのですが、
「何か飲んでいないと安心できない」
という方も多くいます。

よほど危険と思われる、明らかに体調不良の原因となっている薬であれば、説得してでも減量・中止します。
「この薬をやめたらもっと体調が良くなるだろうになぁ」という場合も患者さんには説明します。
しかし不安な気持ちが勝るようであれば、無理強いはしません。

しかし薬は異物。
飲まないに越したことはありません。
(当然、病気によっては必要なお薬もあります)

一度勇気を持って減薬してみる気持ちを持つのも良いかと思います。
減らしてみて、どちらが体調が良いか比べてみる価値はあります。
ただ、薬の内容によってはいきなりやめるとリバウンドが起きて体調が崩れてしまう方もいます。
かならず病院で相談してください。
できれば減薬に理解のある先生のところで…。

松田先生の本には、心の持ち方として小林正観さんのことも書かれていました。
自分も一時小林正観さんの本をたくさん読んでいたこともあり、びっくりしました。
今も大切に本は保管してあります。
「ありがとう」
と言う言葉には、とてつもないパワーが秘められています。
体調が悪いとき、つらいことがあったときはとても「ありがとう」という気分になれないかもしれません。
しかし気持ちがこもっていなくても「ありがとう」と言うだけで何かが変わりはじめます。
ばかみたいに「ありがとう、ありがとう」と唱えてみてください。
お金がかかることではありません。
試す価値は十分あります。

無知は罪

当然のことながら人の体は食べ物でできています。

しかし、人の体を診察する医者は栄養のことをほとんど知りません。
医学部で栄養学は学びません

けれど、病気の予防や治療には栄養の知識も欠かせません。
なぜ医学部で栄養学を教えないのか不思議でなりません。
栄養のことはは教えずに、薬で治すことばかり教えています。

予防のための表面的な食習慣などは知っているかもしれませんが、
ナイアシンはどのような作用をするのか、人体にとってどのように有益なのか、とか、そんなことを知っている先生はほとんどいないのではないでしょうか?
一度かかりつけの先生にでも聞いてみてください。

その人にとって足りない栄養素を、食事で摂取・補給するのが一番理想です。
しかし、現在の野菜は栄養不足になっているし、残留農薬の問題、遺伝子組み換え食品の問題、魚であれば海洋汚染による重金属蓄積の問題、あるいは食品添加物、人工甘味料の問題などなど現代の食事は問題が多すぎます
それらをすべて避けて日常の食事を取っていくのは大変なことです。
そんなときはサプリメントも有効に活用しても良いと思います。

しかしサプリメントをはなから否定する先生もいます。
その先生は、栄養の何を知っているのか、と思ってしまいます。

「薬」という異物ではなく、食事や栄養で病気が治るなら、そっちの方が断然良いです。
しかし栄養の知識がない先生は、薬しか選択肢がありません。
処方した薬で副作用が出てしまったら目も当てられません。

本当に「無知は罪」だと思います。

 

医者は人の体を扱うのですから、あらゆる知識を持っていなければなりません。
日々勉強です。
膨大な量ですし、日々新しい知見が出ますから、ゴールはありません。

患者さんが興味のある治療法(例えば、ガンに対する代替療法など)を、はなから否定する先生は何様なんだろうと思います。
その先生は、その治療法の何を知っているんでしょうか?
なか~り詳しく知っているのでしょうか?
ちゃんとしっかりとした根拠をもって否定するのなら良いです。
ただ単に「怪しいから」とかで否定するのはどうかと思います。
(まあ、確かにみるからに怪しいものはありますが…)

「ちゃんと効果があるのなら、とっくに保険適用になっているよ」
という先生もいるでしょう。
いやいや、そうとは限りません。
「こんな治療法で病気が治ってしまったら、製薬会社が困ってしまう」という事情は実際にあると思います。
陰謀論なんかではありません。
いろいろ気づいている人も多いと思いますが、世の中きれい事ばかりではありません

あるいは高用量のあるビタミン剤が、ある病気に効果があるとしても、それを製薬会社は薬で適応を取ろうとはしません。
何兆円、何百兆円をいう臨床試験を行う必要がありますが、ビタミン剤など安くて、特許も取れないし、損をするだけです。
自然のものは特許が取れません。
少し化学構造を変えれば、特許が取れて儲かるかもしれません。
しかし少しでも化学構造を変えてしまえば、人体にとっては不自然なものになります。
どんな副作用が出るかわかりません。

話がそれました。
例えば、「高濃度のビタミンCがガンに効果がある」という論文が出た後に、
すごく有名な医療機関の権威ある先生の名前で、「ビタミンCはガンに効果はなかった」という反論の論文がでます。
そしてマスコミは、「ビタミンCはガンに効果なかった」という見出しと、薄い内容の記事を報道します。
しかしその反論の論文をよく見ると、ビタミンCの用量が極端に少なかったり、投与期間が極端に短かったりします。
そのような細かいことは報道せず、結論だけ一般人の目につく新聞などで報道するのです。
インターネットで今やいろんな健康情報が手に入りますし、最新の論文の結果もニュースで出るようになりましたが、
用法・用量・投与期間などが妥当なのか、そこがわからなければそのニュースの信憑性は薄いと感じても良いでしょう。

数年前、日本でもある製薬会社が、大手広告代理店を使って新聞記事を書かせていたことが発覚しました。
(このようなニュースも全然報道されていません)
脳梗塞の再発予防の薬にはこの薬が良いみたいな、ある特定の薬剤に導くように記事が書かれています。
それが新聞の一般記事として書かれていたのです。
もちろん権威ある先生も使って。
「お金を使い、中身は広告なのに、一般記事の様に装って新聞記事を出す」というのはフェアではありませんし、
一般人を騙して、特定の薬剤に導く行為です。
詳しく知りたい方は、ワセダクロニクルという非営利のジャーナリズム団体のホームページに書いてあります。
https://www.wasedachronicle.org/about/

知らないうちに洗脳されている危険性があります。
あらゆることを疑った方が良いでしょう。

 

自分も知らない治療法はいっぱいあります。
患者さんに「この治療法はどうですか?」と聞かれても、その治療法を知らなければ否定しません。
知らないのですから否定できません。
自分は神様ではありませんから、人体のことはすべて知りません。
世の中には多くの治療法があり、それぞれに多くの可能性があります。
実際に治った例があるからこそ、そのような治療法が確立されてあるのだと思います。
(万人に効くかは別ですが)

それこそ科学で説明つかないことも多くあります。
科学で説明つけば納得しやすいですし一番スッキリしますが…。
まだまだ知らない物理法則や化学法則があるかもしれません。

結局、いろいろな医者は、それぞれ自分が一番良いと思う治療法を勉強し、それを使って治療しているのだと思います。

しかしやはり根本は「栄養」です。
これは人が栄養で生きている以上、間違いのないことです。

下記の本、わかりやすくておすすめです。

外来受診について

外来受診は完全予約制です。
現在予約が大変混み合っており、1~2ヶ月待ちの状態となっております。
ご迷惑をおかけし申し訳ございません。

他の方の予約のキャンセルなどにより早めに診察することができる場合もありますので、受診ご希望の方は一度ご連絡いただければと思います。

インフルエンザの怪

インフルエンザが猛威を振るっており、巷を騒がせております。

それに伴い、ネットではワクチンを推奨するニュースも結構目にします。

しかし、自分の周囲だけの出来事かもしれませんが、
インフルエンザが大流行してしまっているのは、ワクチンを集団接種したところばかりなのです。
(ちなみにうちのクリニックでおこなったわけではありません…)

インフルエンザワクチンを軽く考えている方が多いように感じるのですが、もちろん副作用があります。
自分もこれまでワクチンが原因ではないかと思われる副作用を、軽いものから重篤なものまで毎年経験しており、
高齢の方に摂取するときは病歴や体調を考え慎重に行うようにしています。

ちなみに自分が診察に行っている施設で、みている患者さんの2~3割程度しか摂取していないところがあるのですが、
こちらはインフルエンザは蔓延しませんでした。
自分が診察していない入居者さんで一人発症したようですが、施設内で広がることはありませんでした。

インフルエンザワクチンは効果あるのかないのか、毎年議論されていますが、これを証明するのは難しいと思います。

「ワクチンを打ったから、今年かかってしまったけど軽く済んだ」という方がいますが、本当にそうでしょうか?
打たなくても軽く済んでいたかもしれません。

あるいは、ワクチンを毎年打っているのに毎回かかっていた。
しかし打たないようにしてからはかからなくなった、という言葉も何人からか耳にしています。
(かなり有名な医学雑誌に、ワクチンを打つことによって一時的に免疫力が下がるという論文も出ています)

こうなってくるとワクチンを打つか打たないかは個人の価値観の問題になってしまいます。

ただ保険として毎年打っている方も、何も考えず打つのではなく、ワクチンの副作用、添加物についてもしっかりと考えてもらいたいと思います。

 

まずインフルエンザワクチンの添付文書をみると、「チメロサール」というものが入っています。
これは水銀です。体内に入ると、エチル水銀に変化します。
エチル水銀は、メチル水銀よりも油に溶けやすい性質をもち、血液脳関門(脳に有害物質が行かないようにブロックしている関所のようなもの)や胎盤を容易に通過しやすいといわれています。
つまり脳に蓄積したり、胎児に影響が出るということです。

このチメロサールは、ワクチンのメーカーによって添付されている量が異なります。
しかも2001年以降のワクチンは、それ以前に比べて10分の1に減量されています。
つまりは、有害性があるから減量したということでしょう。有害性を自ら認めているようなものです。というか、2001年以前は、今の10倍以上の水銀を注射で入れられていたということになります…。

妊婦さん向けに「チメロサールフリー」というワクチンもありました。
水銀が入っていないワクチンです。
これも胎児への影響を懸念してのことです。
つまりはチメロサール(エチル水銀)は胎盤を通過する可能性があるということです。これもまた、わざわざこのようなワクチンがあるということは胎盤を通過して胎児に影響が出るということを認めているようなものです。

もちろん今の量であれば問題ないということでワクチン接種が推奨されているのですが、本当にそうでしょうか?
血液脳関門がしっかりと働いている人もいるかもしれないし、働いていないかもしれない。
特に小さなお子さん(乳幼児)は、血液脳関門はまだ未熟です。
たとえ微量だとしても、本当に人体に害がないのかはなはだ疑問だと思います。

 

またチメロサール以外にも「ホルマリン」も添加物として使われています。
ホルマリンは、希薄な溶液でもすべての細胞機能を抑止させる作用があるため、細胞毒として知られているものです。
食品添加物としても規制されており、発癌性が指摘されています。

 

そのほかのワクチンにもいろいろな添加物が入っているものがあります。
アルミニウムや、ポリソルベート80など。
アルミニウムも脳に蓄積して、認知症の原因になるといわれています。
ポリソルベート80は、もともと脳組織に薬を届ける性質があるものとして開発されました。
(血液脳関門を壊すという説もあります)
一部の子宮頚がんワクチンに、このポリソルベート80は含まれています。
以前の新型インフルエンザワクチンにも含まれていました。
子宮頚がんワクチンの副作用で、激しいけいれんがおきるのは、ここにも原因があるようにも思います。
(それを心の病だとかで片付け、ワクチンを推奨している人たちの気が知れません。子宮頚がんワクチンは不自然なほど異例といわれるスピードで認証され、しかもその裏にはいろいろな利権も絡んでいたという話もあります。)

チメロサールは有機水銀であり、つまりはあの水俣病の原因(メチル水銀)とほぼ同類です。
2016年には東北大学のチームが、マグロやメカジキなどメチル水銀を多く含む魚介類を妊婦が食べ過ぎると、生まれた子の運動機能や知能の発育に悪影響が出るリスクが増すと発表しました。
厚生労働省でも「これからママになるあなたへ」という、魚介類に含まれるパンフレットを作成しています。

同じ量を摂取しても、同じ反応が出るわけではありません。
当然人によって反応の出方は変わってきます。
しかしこれらのような、人体にとって有害でしかないものを直接注射をして体に入れるというのは、あまり気持ちいいものではありません

 

正直なところ、ワクチンはたくさん行えば、医療機関は儲かります。
健康な人がお客さんになるわけですから、潜在的な顧客は無限に近いほどいることになります。
しかも「インフルエンザを予防するため、重症化しないようにするため」とか「インフルエンザを周りに広めないようにするため」という大義名分をひっさげて、
あたかも正義の味方のように行うことができます。
国が勧めているのですから、冬の時期になれば、何も考えずにバンバンワクチンを打つことができるのです。
こんなに楽な商売はないのではないでしょうか?
「インフルエンザワクチンは、病院にとっては冬のボーナスだ」という言葉も見聞きしたことがあります。

クリニックにも怪しいFAXがときどき届きます。
「ワクチンをいっぱい打ったらこれだけ売り上げが上がりました!そのマニュアルをセミナーにしたDVDを売ります!」みたいな。

お金に困っているからといって、算術の気持ちが入ってワクチン接種をバンバン行うことは
「悪魔に魂を売る行為」
だと思っています。

 

副作用についても、自分はこれまで患者さんに打たなかった後悔よりも、打って後悔したことの方が多いです。

チメロサールは殺菌成分として添加されています。
しかし今の時代、確実に人体に有害なものを使わなくても他に方法があるように思えるのですが…。

毎年ワクチンを受けている方も、自分の体に注射されるものですから、何が入っているのかしっかりと把握してほしいと思います。

胃ろうについて

高齢者介護の話題になることのひとつに必ず「胃ろう」の話が出てきます。

自分はもともと、延命のための胃ろうに対しては否定的な考えでした。

しかし胃ろうの患者さんをみてきて、最近は考えが変わってきています。

 

Aさんは、もともと長期間経鼻栄養(鼻から胃まで管を入れる方法)で過ごされていた方です。
鼻から管を入れておくことは本人にとってすごく苦痛です。
その状態で相談に来られたのですが、このままでは嚥下状態がよくなったとしても口から食べることもできません。
というか、経鼻栄養をしている段階で、主治医の先生はもう口から食べることはほぼ諦めていたのでしょう。
レビー小体型認知症の疑いの患者さんでしたから、適切な投薬やグルタチオン点滴である程度の改善は見込めるのではないかと思いました。
少なくとも可能性はゼロではないと。

そこで胃ろうを勧めさせていただきました。

胃ろうを行い、薬や栄養のバランスをとり、定期的に点滴も行い、この方は劇的に意識状態が改善しました。
寝たきりの状態なのですが、もともとスムーズなコミュニケーションも難しい方でした。
話しかけても理解できないのか、話せないのか、返答がほとんどありません。
しかし今では、会話も可能ですし、しかもレスポンスがすごく早いです。
まだ嚥下は挑戦していませんが、これだけ意識がはっきりしていれば、口から食事を取ることも期待できそうです。

胃ろうを行うことにより、しっかりと内服薬や栄養の投与を行うことができ、状態が改善する可能性があります。

 

Bさんもレビー小体型認知症の患者さんですが、頻繁に発熱を繰り返していました。
小さな誤嚥性肺炎を繰り返していたのかもしれません。
その方が入院中に胃ろうを勧められ、胃ろうを作って自宅に帰ってきました。

それからは今までのことが嘘のように、発熱もまったくなく落ち着いて過ごされています。
栄養状態も、免疫力もどんどん改善傾向にあります。
パーキンソン症状はかなり進行してしまっていて、言葉を発することもほとんどできません。
しかし、問いかけに笑顔を見せてくれることがあります。
診察して帰るときも、硬い腕をがんばって動かして、バイバイと手を振ってくれようとします。

介護している家族の方も大変だとは思いますが、このような笑顔がみられるだけでも疲れが吹っ飛びそうです。

 

胃ろうを入れたらずっと入れっぱなしということではありません。
体調が回復すれば、すぐに胃ろうを抜くこともできるのです。
しかも胃ろうのメリットは、胃ろうを入れながらも口からも食べられることです。
口から十分食べられることが確認できたら、胃ろうを抜けばよいのです。

自分は胃ろうを積極的に勧めているわけではありません。
しかし、回復する可能性が少しでもあるのであれば、積極的に勧めたいと思っています。
一時的なものとしてです。

胃ろうは不自然だから、とか短絡的に考えることは浅はかであると再確認しました。

胃ろうは治療の手段として十分有用な方法です。
しかし、認知症だからとか、80歳以上の高齢だからとの理由で、胃ろう造設を断ってくる病院もあります。
その病院は地域医療支援病院とか認知症診断センターを開設したとかアピールしていますが…。
半分愚痴です。

年末年始・外来休診のお知らせ

年末年始の外来については、12月29日(金)~1月3日(火)まで休診となります。

訪問診療の患者様については、これまでどおり24時間対応いたします。