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コウノメソッドの醍醐味

約1ヶ月前、男性の新患依頼(訪問診療)がありました。

前情報によると、
・認知症により拒否が強い。
・診察もさせてくれない。血圧測定も無理かもしれない。
・胸から下を触られるのを嫌がる。
・失禁しても着替えさせてくれない。
・突然怒り出す。
・突然どこかに外出してしまうので、診察に来てもらってもいないかもしれない。
・前医では、診察に来てもらった時、トイレに逃げ込み鍵をかけて閉じこもってし まった。
・採血は言語道断。前医では採血の時にスタッフを蹴り飛ばしたり大騒ぎだった。
・薬も飲まない。

このような事前情報を聞くと、さすがにすごいなぁと思います。
ご家族の介護の大変さが目に浮かびます。
このようなかなり強烈な症状だとさすがに尻込みしてしまいそうですが、
逆にかえってやる気がわいてきます。

そして初診の日。
まずは患者さんの気持ちを高ぶらせないよう、笑顔で接します。
診察についてはいきなり診察するのではなく、まずは会話から入ります。
しかしかなり認知症が強いのか、話していることがてんでバラバラで、話がまったくかみ合いません。
(これだけ認知機能が落ちていても、外出して帰ってこれるんだと感心しましたが…)
患者さんはまったく関係のないことを話しているのですが(昔の話?)、がんばって聞き取り、その話に合わせてみます。
多分昔の仕事の話だと思うのですが、きっとこれまでやってきたことにプライドがあるのでしょう。
男心をくすぐるような、悪い言い方かもしれませんが少しおだてるような、持ち上げるような感じで、話してみます。
ただ、上っ面な感じの対応だと見抜かれます。
今回、その患者さんが送られてきた人生は本当にすごいことだと思い(ご家族から詳しく聴取)、心から感心していました。

ちなみにこの「おだてる(ほめる)作戦」、なかなか心を開いてくれない場合かなり有効です。
女性の認知機能低下が強い患者さんでしたが、かなり警戒心が強い方でした。
自宅の居間やキッチンが白で統一されていてスッキリしていた感じだったので、何気なく褒めたところ、
途端に急に笑顔になって上機嫌になってくれました。
びっくりするくらいの急激な変化でした。

誰にでもすごいところや褒めたくなるような所はあります。
その患者さんに興味を持てば、必ず見つかります。

で、今回のケースの続きですが、
少し打ち解けたところで診察させてもらいました。
血圧測定もでき、奇跡的に(?)診察はスムーズに進みました。
しかし採血は行いませんでした。
本来なら、認知機能低下をきたす栄養の状態や甲状腺の状態など調べるのですが、少し慣れてからおこなうことにしました。
認知機能低下が強ければ、覚えていてくれない、なかなか慣れてくれないのではと思うかもしれませんが、
繰り返し会っていけば必ずわかってもらえます。

ルーチンの検査よりもまずは困っている症状を落ち着かせることです。
初診時、奥様の疲弊した表情が印象的でした。

現在の症状はピックっぽい症状が多い印象でした。

そこで、コウノメソッドにあるとおり、
ウインタミンを朝0.04g、夕0.06gという極微量で処方しました。
吹けば飛ぶような量です。
内服拒否があるので、最初はご飯等に混ぜて内服してもらうようにしました。

そして約1ヶ月後…。
診察に関してはまったく拒否もなく、採血に挑戦してみようという話になりました。
そうすると…。
とても協力的で、しっかりと腕を伸ばしまったく拒否をすることなく行うことができました。
その様子をみていた奥様は、とても驚かれていました。そして表情もとても明るくなっていました。
患者さんの会話は相変わらず辻褄が合いませんが、診察が終わって帰るときも丁寧に玄関まで見送ってくれました。

ウインタミン内服中に、ショートステイも数日利用されてみたようですが、精神的にもとても落ち着いて過ごされ問題なく利用できたようです。
今後もショートステイを積極的に利用することにより、ご家族の負担はさらに減らせることができるでしょう。

ただ一つ問題なのが、少し眠気が出てしまうようだとのことでした。
診察時はしっかりと起きておられましたが…。
こんな極微量のウインタミンでも少し効き過ぎてしまっているのかもしれません。

実は認知症が進行するに伴って、レビーっぽい症状が出てきたり、ピックっぽい症状が出てきたりすることがあります。
これらが混ざり合うこともあります。
この患者さんもひょっとしたら、薬剤過敏性の性質があるのかもしれません。
あるいは、
「認知機能低下が強い=血液脳関門が破壊されている」
ために、薬の影響が強く出てしまうということもあるでしょう。
今後は様子をみて、ウインタミンを微調整していく予定です。

今回の患者さんに認知症薬を処方するのはもってのほかです。
火に油を注ぐようなものです。
しかし、「認知症だからまずは認知症薬」という感じで処方され、
それで陽性症状が強くなれば、
「認知症が進んだのですね」
と説明され、抗精神病薬をどんどん盛られる…
こんなケースがいまだにあります。

精神病薬を大量に盛れば、おとなしくさせることはできるかもしれません。
こんなことは誰でもできます。簡単です。
しかしその人の人格を無視した行為です
たとえ認知症であろうと、なるべくその人本来の人格を残せるように
内服薬を調整しています。
「抗精神病薬は必要最小限に」を心がけています。

医療関係者がこのこのブログを読んでいることはほとんどないと思いますが、
陽性症状が強い、ピックっぽい患者さんにはぜひこのウインタミンの少量投与を試してみる価値はあります。

もちろんこの処方量ですべてうまくいくというわけではありません。
もっと量が必要なときもありますし、この薬で効果がでないこともあります。
であれば、違う薬を試すまでです。
コウノメソッドにはそれらの手順もしっかりと明示されています。

今回の患者さんについては、今後は脳の栄養になるDHA・EPAやビタミンB群などを補給して
少しでも脳機能を維持できるように目指していく予定です。

うつ病について・その2

うつ病。

最近、耳にすることが本当に多くなりました。
なんでもかんでも「うつ」。
皆さんの周りにも、「うつ」っぽい人は一人くらいいるのではないでしょうか?

しかしあまりにも「うつ病」と診断されている患者さんが多すぎます。
そして安易に抗うつ薬が処方されすぎています。

うつ病について書くときりがないくらいネタがたくさんあります。
以前のブログにも一度うつ病について書きました(うつ病について)。

まず平成11年にSSRIという薬が副作用が少ない抗うつ薬という触れ込みで販売が開始されました。
その後、うつ病キャンペーンが始まりました。
「うつ病は心の風邪」と。
そこから一気に、「うつ病」と診断される人が増えました。

そして平成19年、静岡県富士市において「パパ、ちゃんと寝てる?」をスローガンに、うつ病に対する早期発見・早期治療が事業として行われました(富士モデル)。
この結果、自殺者が逆に増えたことは有名な話です(平成20年においては前年比37%増。平成21年においてはなぜか公表されませんでした。しかし警察発表などから推測するとやはり増加していたようです)。

SSRIやSNRIという薬には副作用が多くあります。
自殺をはじめ、衝動性が高まる、イライラ、暴力的になるなど。
副作用発症率は、薬の種類にもよりますが70~90%という高確率です。

そして、これだけ抗うつ薬がたくさん販売されているにもかかわらず、うつ病患者は一向に減りません

誰からみたって、「効いていないんじゃないの?」と思うでしょう。
その通りでほとんど効いていません。
逆に副作用で苦しめています。

抗うつ薬を本来飲む必要がない人が飲むと、めまい、頭がクラクラするなど何らかしらの副作用がほぼ必ず出ます。
それでも真面目な人は薬を飲み続けます。
そうするとだんだん本当に精神が病んできます。
脳内神経伝達物質のバランスが崩れ、脳が壊れていきます
人格が変わってしまうケースもあります。

以前、「慢性腰痛」に適応がとおった抗うつ薬がありました。
腰痛に長年苦しんでいた病院スタッフがその薬を飲んだところ、めまいがひどくなり大変な思いをしたそうです。

現在のうつ病診断は、DSMというマニュアルに沿って診断されています。
アンケートのような質問に答えるだけで、ほぼ機械的に診断が決まります。
というか、誰にでも当てはまるような項目ばかりなので、大半の人は何らかしらの精神病になるのではないでしょうか
自分も精神病と診断される自信はあります。

失恋や近親者を亡くした悲しみ、人間関係のトラブルなど、人間は落ち込んだり悲しむのは当然です。
人間は悩むものです。悲しむものです。
そんな自然な心の感情までもが、現在においては「うつ病」という病気にされてしまうのです。

まったく抗うつ薬を飲む必要がない患者さんをたくさんみてきました。
少しずつ慎重に減量し中止してきましたが、まったく問題は起きていません。
昔ながらの本当のよい精神科医は、そんな安易に抗うつ薬は処方しないでしょう。
本当のうつ病患者さんだけをしっかりと見極め、診断し治療します。
しかしそのような先生は探すのが難しいくらいまれだと思います。

うつ病にまつわる問題については、以下の本がとても参考になります。

大体、高血圧やコレステロールに関しても、基準を変えて(調整して)患者さんを量産しています。
それで医療費が増大して大問題になっているのです。
国は医療費削減しなければならないとか言っていますが、なにかおかしいです。
学会や製薬会社と結託して医療費を増やすようなことをしておいて、何を言っているんだという感じです。
医療費を削減したかったら、そんな安易に「病気」と診断されないようにすればいいだけの話です。
病人を減らせばいいのです。
それなのに、収入のあまりない高齢者の負担を増やすなどして、おかしな政策ばかりおこなっています。
満足に介護サービスを受けれない人が増えています。

なぜこんなおかしなことになっているか?
医療費というお金が最終的にどこに流れるのか考えるとよいです。
病気をたくさん作って、病人をたくさん作って、検査する人がたくさん増えて、薬を飲む人がたくさん増える。
ちなみに病院はまったく儲かりません。大体、赤字~ギリギリのところでやっています。
もっとその上の巨大な組織へお金は流れていきます。

病気と診断されなくてもいい人までが病気と診断されているから患者さんは一向に減りません。
本当に患者さんが減ってきてしまったら、また基準値を見直して患者さんを増やすのでしょう。
医学は永遠に不滅です。

精神医学に関していうと、発達障害をはじめ、何でもかんでも病名をつけ、薬漬けにし、ただ従順な人間を作っているだけのような気がします。
個性のない人間を量産しているだけのような気がします。

薬よりもまずは食事・栄養、生活習慣、環境です。
「薬を飲めば治る」「薬を飲めば健康になれる」と安易に思わないでください。

エネルギー問題

今回のネタは医療はまったく関係ありません。

先日の北海道の地震によって、ブラックアウトという未曾有の事態が起きました。
実は、この地震の約1ヶ月前、2018年8月2日に
「東京大停電 電気が使えなくなる日 TOKYO BIG BLACKOUT」
という本が出版されていたんですね。

この本によると、
2018年1月22日、東京において翌日の電力供給量の予備率が1%となってしまう危険な状態であったそうです。
予備率が3%を切るといる大停電が起きてもおかしくないそうです。
しかもこの時も大規模な火力発電所のトラブルが相次いでいたそうです。
結局、東京電力は、周囲の東北電力や中部電力などから電力融通を受けてなんとか難をのりきりました。

高層ビルが多い東京で、ブラックアウトが起きていたら大惨事になっていたことは間違いないです。
北海道の建物と比べて、東京の建物は寒いです。
暖房、防寒設備はとても弱いです。

原発がほとんど停止している状況で、現在の電力供給のメインは火力発電です。
しかし、オイルショックのような自体になったらどうなるのか?
戦争などで石油が日本に入ってこなくなったらどうなるのか?
石油の中東依存率は82.5%です。
中東で何かあれば、日本に大きな影響が及びます。
あっという間に日本はダメになりますね。

日本のエネルギー自給率はたったの8%です。
第二次世界大戦の敗戦国である日本、ドイツ、イタリアは、先進国の中でもエネルギー自給率が軒並み低いままです。
詳しくはわかりませんが、戦争の代償を未だに引きずっているのでしょうか?
それとも自国でエネルギー自給できないように、他の国に依存するように仕組まれているのでしょうか?

太陽光発電もかなり進んできたのに、ここへきて最近、国は電力の買い取り価格を下げることを発表しました。
確かに買い取り価格は他国に比べて高いようですが、クリーンエネルギー普及に向けて水を差す形になりました。

となると、あとは原発しかないのか…。
原発問題はとてもナイーブな問題です。

今回の北海道の地震でも○○エモンなどの著名人は、
「大停電の再発を防ぐには、泊原発の再稼働が不可欠だ」
などと発言しています。
しかし本当にそうなのでしょうか?
あんなに頭のいい人なのに、あまりにも安易な発言でびっくりします。
御用学者のように、何か裏でつながりでもあるのか勘ぐってしまいます。

確かに今回、北電は老朽化した火力発電に頼りすぎていました。
しかしだからといって、原発という話にはならないでしょう。
違う方法はいくらでもあるはずです。
現に石狩に液化天然ガス(LNG)による発電所を建設中だったのですから。

福島の原発事故でもわかったように、原発は常に冷却が必要です。
使用済核燃料も常時冷却し続ける必要があります。
今回の北海道における地震でも、北電はとにかく泊原発へ電力を供給できるようにかなり奮闘したようです。
しかし結局非常用電源を使用し冷却することになりました。
非常用電源は何時間持つのでしょうか?
ちなみに泊原発は最低でも7日間とのことです。

それでは有事の際など、ディーゼル発電機の燃料が入ってこなくなったらどうなるのでしょうか?
「想定外」で済まされることではありません。
原発に関しては「想定外」という言葉を使ってはいけません。
日本は産油国ではないのですから、兵糧攻めになったら一巻の終わりです。

どんなことがあっても絶対に、100%冷却し続けることができるという担保がない限り、やはり原発は危険なものだと言わざるを得ません。

原発のシステム自体については、自分は詳しくはないので良いのか悪いのかはっきりとはわかりませんが、地震が多い国、石油などのエネルギー自給率が低い日本にとっては、まったく合わない発電方法と思います。
リスクが高い発電方法であり、とても危険です。

この狭い日本に原発は54基あります(福島も含む)。
これらは諸外国の機嫌を損ねたらいつ爆破・破壊させられてもおかしくない地雷のようなものです。

ただ、太陽光発電もこれまでのように広がらない、あるいはリニア新幹線が開通すれば消費電力はこれまでの新幹線の40倍になるといわれています(リニア新幹線についても問題は山積みです)。
となると、原発推進・再稼働の方へ向かってしまうのでしょう。

現在既にフリーエネルギーは既に開発されているといいます。
トンデモみたいな話ですが、多くの話があります。
しかしそれが世に出てしまえば、発電関連でご飯を食べている人など多くの人の職業がなくなってしまいます。
あるいはそれを牛耳っている大企業(原発利権、石油利権)など。
決して安易に世の中には出てこないでしょう。

結局日本のエネルギー問題はどうするのか?
子供みたいな話ですが、やはり近隣諸国と仲良くしロシアや中国などからパイプラインを引くであるとか、石油に関していえば中東に頼り切らないようにするべきでしょう(しかし日本が中国やロシアと仲良くすることは決してアメリカは許さないでしょうが…。アメリカからの報復が恐くてまず無理なことかもしれません…)。
本当なら、太陽光発電、風力発電、水力発電、波力発電、地熱発電などクリーンエネルギーをメインにいければ良いのでしょう。

やっぱり「平和」が一番です。

節電と健康と「北の国から」

北海道の大停電からちょうど2週間がたちます。
訪問診療で街中を車で走っているので、街の様子、変化がよくわかります。

節電目標が掲げられ、停電から復旧しても夜になると街の中はいつもより暗い状態でした。
街のあちこちにあるコンビニの看板も電気を消しているところが多かったのですが、コンビニの会社ごとにみていくと面白い傾向にありました。

セイコーマート → ほぼ全ての店舗は消している
セブンイレブン、ファミリーマート → 消しているところが多いが、一部店舗で                    はついている
ローソン → ほぼ全ての店舗がついている

ローソンは…大体見かけた店舗は煌々と明かりがついていました。
しかしなぜだか、節電目標が軽減されてから、看板の電気を消す店舗を見かけるようになりました。
誰かがクレームを入れたのかもしれません。

セイコーマートはさすが道内企業です。
地震で停電の時も、従業員の車から電源を取って暖かいお弁当を提供していたと話題になりました。

クリニック近くのセイコーマートでも、地震翌日の夜、配送用のトラックではなく
小さな軽自動車2台に、段ボールをいっぱい詰め込んで商品を配送していました。
少しでもこまめに商品を陳列しようとする努力なのでしょう。
一生懸命運んでいる姿を見てとても感心しました。

商品は少しずつ増えてきている様子で、今日は電池や携帯充電器、おにぎりやパンなどほとんどそろっている状況でした。

節電は本日から解除になっています。

明るくなって日常に戻って良かったなという反面、少し残念な部分もあります。

夜暗いところで過ごすことは、人間にとって自然で生理的であり、健康に良いことです。
睡眠ホルモンのメラトニンも出やすくなりますし、熟睡しやすくなります。
メラトニンは抗酸化作用もあるので、しっかりと分泌されることは体にとって良いことばかりです。
明かりをつける場合は、夜は間接照明などで過ごすと良いと言われています。

ある先生が講習でおっしゃっていたのですが、
高級ホテルというところは、「いかに真っ暗な部屋を作れるか」に重きを置いているようです。
しっかりとした遮光カーテンを使い、真っ暗な部屋を作れるようにして、
しっかりと休める環境を作っているそうです。
ほんの少しの明かりの漏れでも、熟睡感は妨害されてしまうようです。

電気は電磁波の問題もあるので、この部分も健康に関わってきます。

現代の夜は明るすぎます。
無駄に電気をつけすぎているなと気づきました。
電気に頼りすぎています。
ただし真っ暗というのは防犯上良くありませんが。
ススキノとか楽しさや娯楽を求めていく所は明るくていいのかもしれません。

明るくなって活気が出てきて良い部分もありますが、
節電の時期は健康にとってはとても良かった期間だったのかもしれません。

節電をしているお店は確かにいつもより暗いなと感じましたが、客の立場からしたら特に困ることはありませんでした。
このまま節電状態でもいいのになぁと思っています。

夜を無理矢理昼の環境にする必要はありません。
夜は夜です。

ちなみにうちのクリニックは、開業当初から予約の患者さんが来るとき以外は
診察室も待合のところも電気を消しています。
節約の意味もありましたが…。
端から見たらやっているのかやっていないのかわからない怪しいクリニックです。
そして今回の地震をきっかけに、表の看板の電気も消すことにしました。
暗くなったら自動的に数時間点灯するようになっていたのですが、
よくよく考えたら夜間外来診療をやっているわけではないので患者さんがやって来るわけではないし、夕方から夜の数時間看板を照らしていても何の意味がないと今更気づきました…。

電気に頼りすぎない生活を心がけていたら、今回のような大停電が起きてもパニックにはならなかったのでしょう。
「北の国から」の五郎さんのような生活を送っていたら、まったく問題なくすごせたはずです。
電気、ガス、水道のライフラインが止まってしまっても五郎さんは大丈夫です。
しかしその前に地震で家が危なそうですが…
脚本家の倉本聰さんはきっと、便利になりすぎた現代に警鐘を鳴らしたかったのかなと思います。

サプリメントビジネスについて

以前、「国産が安全か?」という話題でブログを書きました。

国内サプリは割高で、ビジネス目的になってしまっています。
特に医療機関専用サプリは割高です。
もちろん本当に良いものもありますし、「良いサプリを作ろう」と原材料にこだわって作っているメーカーもあります。

しかし、今や有名な先生を看板講師にし、民間資格を量産しているメーカーもあります。
最近では医療職だけでなく、一般人向けにも高額な受講費で民間資格を与えていたりします。
一般の人にも講座を開くというのはとても素晴らしいことですが…。
医療職向けの資格も、一般人向けの資格も毎年更新です。
もちろん更新料が毎年かかるということです。
医療系の学会でさえ、数年に1回の更新です。
もちろん更新料はただの資金源です。
どうもこのあたりから、このメーカーは利益優先かなと感じてきました。

もちろんどの企業だって、ボランティアではありませんから、利益を得なければならないのは当然です。
しかしそれがあからさまに前面に出過ぎるのはどうかと思います。

で、今回それがはっきりとわかる出来事が起きました。

北海道で最大震度7という地震が起き、全道停電という未曾有の事態が起きました。
停電から完全に復旧もしておらず、一部地域では断水も続いており、まだ完全には日常には戻れていないにもかかわらず、
クリニックに、あるサプリメントメーカーからFAXが届きました。
(その日ようやくクリニックも停電から解消されたばかりでした)

それは一週間後に迫った、そのメーカー主催の講義の案内でした。
参加費は20万円

人的被害等もありませんでしたが、日常診療や生活にも支障をきたしているときに
このFAXには驚きました。しかも看板先生の笑顔の写真入りで。
地震に対する心遣いの言葉一つもありません。
被災地のクリニックにこのようなFAXを送るなんて、講義の席を埋めたいがためだけに行っている行為です。
無神経以外何物でもありません。
こちらは余震がどうなるかとか、今後の生活がどうなるかとかまだまだ不安な気持ちが大きいときです。
そんなときに笑顔の顔写真入りのFAXって…。

ここにそのメーカー名を書こうかとも思いましたが、まぁ、これまでいろいろ勉強させてもらった部分もありますし、今のところはあえて名前は伏せます。
(お問い合わせいただければ教えます)

ここに学びに来ている医療職、コ・メディカルの人たちは「糖質制限が正しい」というのが前提のようで、普段から糖質制限していない人に対して
「糖質制限やっていないなんて信じられな~い」
と言っちゃうような人たちです。
あえて言いますが、まるで宗教です
自分は以前このメーカーの講義を聞きに行ったこともあるのですが、「糖質制限くそ食らえ」という感じで、微糖の缶コーヒーを机の上に出して講義を聞いていました。(糖質制限が正しいかどうかの論議についてはまた後日…)

そのメーカーにべったりなクリニックのことを「檀家」と表現している人もいました。
言い得て妙です。

ちなみに当クリニックの看護師もこのサプリメーカーの資格を取ってもらいましたが(以前のブログに記載)、今年は更新しません。

愚痴ばかりになってしまいました…。

被災地に対して無神経なFAXを送ってくるようなメーカーは、本当に志があるメーカーなのでしょうか?
私にはそのようにはまったく感じられません。
品質は問題ないかもしれませんが、患者さんにそのメーカーの商品を勧めることは大変失礼なことになると思いました。
ものはいいかもしれませんが高すぎます。
他のクリニックで勧められたけど、高すぎて続けられないと相談に来る患者さんもいらっしゃるくらいです。

基本的に高すぎるサプリは必要ありません。
安くてもいいものはいっぱいあります。

北海道における地震について(北海道胆振東部地震)

9月6日、震度7を記録した地震が発生しました。
札幌市でも地域によっては震度6弱を記録したようです。

そして、全道停電(ブラックアウト)という、不気味な事態に陥りました。

信号も全て止まっているとのことで、当日は早めに自宅を出発しクリニックに向かいました。
使えそうなものを調達しようと、途中のコンビニに立ち寄りましたが、既に長い行列ができていました。
まず従業員の安全を確認し、どうするか話し合いました。
パソコンは使えないですし、薬局さんも休業とのことです。
街中は信号が機能していないため、訪問診療で車で回るにはとても危険ですし、渋滞の予測もつきません。
まずは連絡のつく患者さんに連絡し、問題がないことを確認して、当日の訪問診療はキャンセルしました。
この時は固定電話は不通でしたが、まだ携帯もつながっていました。
そして、従業員も家族がいますので、自宅・家族の安全確認のため、一旦帰宅させることとしました。
状況がだんだんはっきりしてきたところで、午後から当日訪問診療予定だった所(連絡がつかなかった所)へ、看護師さんと手分けをして顔を出しに行きました(特別問題なければ診察はなしで状況確認だけ)。
9月6日夕方くらいから、札幌市内でも所々で電力が復旧し始めました。
しかし大部分はまだ停電のままです。
当日夜は、往診に使う車の給油に向かいました(約2時間待ち)。
交差点では警察官の方が一生懸命交通整理されてました。

停電が起きた都市というものはものすごく不気味で恐いです。
住宅街では、きっと人は家の中にいるのでしょうが、まったく人の気配がありません。
音も聞こえません。救急車や消防車の音が遠くに聞こえるだけです。
札幌市内では強盗事件も発生したようです。
クリニックのセキュリティシステムも作動しないため、貴重品は全て持ち帰りました。

翌9月7日の朝にはクリニックの電気は復旧しました。
そのため、ほぼ通常通りの予定で訪問診療をまわりました。
しかし、街中は信号が消えている所はまだまだ多くあり、ガソリン給油のための渋滞もあちらこちらでありました。
停電している区域は、夕方~夜になると本当にゴーストタウンさながらでした。
札幌市内も道路がやられている地域があり、迂回しなければならないところもありました。

9月7日夜頃からは停電から復旧した箇所が増えてきた様子でした。

これまでにない停電を経験して、備えておくべきものとして
1,懐中電灯
備えておくことは当たり前ですが、多めに用意しておくと良いです。
自分は周りからバカにされるほど持っていたのですが、結果的に今回これが大活躍しました。
キャンプで使うようなランタンもあると良いです。

2.コンバータ
車のある方はシガーソケットから家庭用電源に切り替えられるコンバータを用意しておくと良いです。
自分は、訪問診療で使うノートパソコンを車内で充電するために用意してありました。
いろいろなものが充電できます。

3.車の燃料をなるべく常に満タンにしておく
満タンとまではいかないまでも、最低限常に半分以上は入れておくようにしておくと安心です。
移動だけではなく、携帯を充電するため、テレビを見て情報収集するためにも車が活躍します。
今回、自宅のテレビは当然見れませんでしたし、スマホも当日午後くらいからつながりにくくなり情報が入ってきませんでした。

4.お菓子やカップラーメンなど
どちらも栄養療法的には良くないものですが、自宅にもクリニックにも置いています。缶詰など何でも良いので保存しておくべきでしょう。
今回スーパーの食糧が全くなくなるという自体にはなっていませんでしたが、
長時間並ぶことにより体力が消耗します。

5.ラジオ
できれば手回しで充電できるラジオが良いです。
テレビも見れない、スマホもリアルタイムな情報が見れないとなれば、やはりラジオです。
車がない方はラジオが必需品になります。

車がある方も、マンション住まいの方は要注意です。
立体駐車場や、防犯のためのシャッターがあるようなマンションだともちろん車は出せません。
まったく使い物にならなくなります。

土曜日、日曜日とクリニックに用事があったので街中を車で走ってきましたが、
少しずつ日常を取り戻している様子です。
ガソリンスタンドの渋滞もほぼ解消されているようです(通常営業とまではいかないようですが)。
ガソリンスタンドにはタンクローリーが、コンビニにも配送のトラックが来ていました。
スーパーでも一部の食材を除いて、ある程度そろっているようです。
しかしびっくりしたのが、パン屋さんに大行列ができていたことです。
スーパーでも既に行列はなくなってきているのに、パン屋さんには100人以上の行列ができていました。
これがパンに対する中毒、小麦(グルテン)中毒なのかなぁと思いました…。

PTSDとは違いますが、夜寝る前とか、真っ暗闇になると、何か不安な気持ちがわいてきます。
そこまで繊細な心ではないと思っていたのですが…。

道内では多くの方が亡くなられました。
心からお悔やみ申し上げます。

亡くなられた方の命を無駄にしないよう、今後の災害対策についてしっかりと考えていくべきです。

今回、点滴療法研究会や統合医療学会、その他多くの先生方、同級生、以前の同僚の方(先輩ナース)などから心配の言葉をかけていただきました。
この場を借りて御礼を申し上げます。

国産が安全か?

つい最近北海道大学などの研究チームが、
「市販の日本産の緑茶の茶葉とボトル飲料の全てから
ネオニコチノイド系農薬を検出した」
と発表しました。
一方で、スリランカ産の茶葉からはまったく検出されなかったそうです。
国内ではネオニコチノイド系農薬が多く使われている可能性があると指摘しています。

国産だから安心というわけではないのですね。

しかし、コンビニで売っている普通のお茶に農薬が残留しているとは
何とも恐ろしい話です。

そもそも日本の残留基準値は諸外国と比べてもかなり高いです。
だから当然の結果かも知れません。
フランスでは9月1日からネオニコチノイド系農薬の使用は完全に禁止されるのです。
カナダでも使用禁止の動きです。
しかし日本ではなぜか、逆に基準値をゆるめたり、使用を推奨する動きです。

医療と同じですね。
以前にもブログに書いた抗うつ薬のルボックスは、米国において銃乱射事件の原因とされ発売中止になっています。https://www.o-kinaki.org/341/
しかし日本では現在も精神科に限らず内科でもどんどん処方されています。

インフルエンザ治療薬のタミフルも、諸外国ではほとんど使用されておらず、世界の75%を使用しています。(今現在はもっと使用されている可能性があります。)

なぜ日本は世界と逆行する動きなのでしょうか?
日本の政策は、国民をみているのではなく、大企業しかみていないように感じます。

 

実は、国産が安全か?については、サプリメントにもいえます。

皆さんは、「サプリメントは国内メーカーが安心、外国産は怪しい」
とほとんどの方が思っていると思います。
自分も最近までそう思っていました。
しかしよくよく調べていくと、どうもそうではなさそうです。

サプリメントの安全のしるしとして、GMP認証というものがあります。
日本では
JIHFS(日本健康食品規格協会)→審査が厳しい
JHFA(日本健康・栄養食品協会)→審査が甘い(書類審査)
の2団体で認証しています。
ほとんどのメーカーは、当然ゆるい審査の方で取得します。

一方現在アメリカで販売されているサプリメントは、すべてcGMP認証を取得しています。
cGMPは日本の基準と比べても格段に厳しいものです。
詳細は以下のサイトを参照してください。
https://kininal.me/cgmp-supplement/

そして、アメリカのサプリにはキレートされたサプリなど、日本にはない
吸収効率が断然良いサプリメントも販売されています。

そして値段が全然違います
一例をあげると、ビタミンD3のサプリメントで値段を比較してみます。
国内の医療機関専用のビタミンD3は30日分で約3600円。
iherbというサイトで探すと、90日分で約400~500円。
あるいは360日分で1100~1200円というものもあります。

つまり、日本のサプリメント(医療機関専用)は外国のものより20~40倍も高いのです。
これはもう明らかにビジネスですね。
国内メーカーばかり扱っていたら、お金がある人はサプリメントをいっぱい買えるけど、お金のない人は良い治療が受けられないことになってしまいます。

当クリニックでは最近はアメリカのサプリメントを勧めるようにしました。
ご自身あるいはご家族でインターネットができるのならば、iherbなどのサイトで
ご自身で購入いただくようにしています。

もちろん国内しかない、とても良いサプリメントもあります。
ただ基本的なビタミン、ミネラルはiherbで十分です。

ただ一つの難点は、アメリカのサプリメントはびっくりするくらい大きいということです。
しかし、液体タイプのものがあったり、いろいろな剤形があるので選択肢はとにかくたくさんあります。

話がいろいろと広がってしまいましたが、
「国産が安心」
ということについては、疑ってみるべきでしょう。

皆さん、そのように思い込んでいるだけかもしれません。
あるいはメディアによって洗脳されてしまっているだけかもしれません。
世界の一般常識やニュースが、公正に日本では報道されません。
情報操作と言われても仕方ないくらい、世界のビッグニュースが日本ではまったく報道されないこともあります。
「情報」ということに関しては、日本はいまだ鎖国状態といえそうです。

除草剤で末期がん 米裁判で320億円の支払い命じる

8月11日(土)のニュースに、
モンサント社の除草剤「ラウンドアップ」のせいで癌になったとして、
アメリカの裁判で約320億円の支払を命じる評決が出ました。

つい最近のブログで農薬について書かせていただいていたので、
とてもタイムリーなニュースでした。

モンサント社は、遺伝子組み換えの農作物や除草剤、農薬等を扱っている巨大企業です。
遺伝子組み換え作物にいたっては、90%のシェアをほこります。

モンサント社の種を使い、モンサント社の除草剤を使えば、作物がしっかりと育つ。
しかし種は一代のみ。
農家は毎年、モンサント社から種を買わなければなりません。

「世界の胃袋を握ること」がモンサント社のビジネス戦略と言われています。

札幌市内の某有名ホームセンターでも、「ラウンドアップ」が大々的に売られています。
店内にスピーカーを使ってまで大々的に宣伝していました。
と思ったら、最近は食品成分生まれの除草剤を目立つように陳列していましたが…。

モンサント社については、ネットや本などでたくさん情報が出てきます。
あるいはDVDまであります(「モンサントの不自然な食べ物」)。
発癌物質のPCBや、ベトナム戦争での枯れ葉剤を製造してきた企業です。

世界中の人々は、モンサント社がしてきていることについて疑問を持ち、情報発信をしてきました。
(たぶん日本でモンサント社のことを知っている人はほとんどいないのではないでしょうか?)
世界では、モンサント=ネガティブイメージになっています。

そんな中、去年あたりからビッグニュースが出始めました。
ドイツの製薬企業バイエル社が、モンサント社を買収するというニュースです。
そして、2018年の6月買収が完了したばかりです。

買収が完了したばかりで、この裁判・判決です。
あまりにもタイミングが良すぎて、何かきな臭い感じがします…。

この手の裁判、これからますます増えることが予想されています。
バイエル社ははめられたのでしょうか??
それとも何か裏取引があったのでしょうか??

アメリカでは、悪いものに関してはも今回のようにしっかりと判決を出してくれることがあります。

しかし、日本ではまず無理ですね。
公害問題にしろ、医薬品による副作用にしろ、なかなか認められません。
そもそも、癌になった人が、身近なもので癌になったことに気づかないし、疑いすらしないでしょう。
自分でもっと勉強する・情報を仕入れることが必要です。

世界で普通に流れているニュースが、日本では報道されません。
国内での重大なニュースも、国にとって都合の悪いことは大きく報道されません。

ちなみに、「水道民営化」に関する法案が7月5日、衆議院を通過・可決されたことについて知っている人はどのくらいいるのでしょうか?
(参院では見送られることになりましたが…)
水道民営化は、諸外国では水道料金が5倍になったところもあり、国民にとっては大きな問題です。
7月6日は、あの突然の1日7人という死刑執行がされた日です。
もちろんニュースは、死刑についての内容ばかりです。特番まで組んだりして。

国会で重大な審議・可決されるときは、なぜかタイミング良く重大事件や、芸能人のスキャンダルニュース(薬物など)ばかりが起きることが多いように思います。

「わざと」とは言っていませんが、警察は逮捕するタイミングを決められますからね。
そして死刑執行命令をくだすのは法務大臣ですし、もろに国の人間です。

こんな風に疑いたくはありませんが、あまりにも不自然なことが多いような気がします。

話がかなり脱線してしまいました…。

家族は名医

「家族は名医」

これは、コウノメソッドを提唱している、名古屋フォレストクリニックの河野先生の著書にあった言葉です。

これは本当にその通りだなぁとつくづく感じます。

認知症患者さんを一番みているのは、家族であり介護者です。

しっかりと家族の方が診断をつけてこられるケースもあります。

今は、インターネットや本もたくさんあり、自分で多くのことを調べることができます。

先生によっては「診断をつけるのはオレだ!」みたいに怒る先生もいると聞きます。
ただ「風邪なんですけど…」と言って受診しただけで、怒られたというケースも聞いたことがあります。

 

でも、当クリニックでは事前に診断をつけて受診いただくことは大歓迎です。

医者は診察時しか患者さんを診ることができません。
ましてや、いくら認知症といえど、自宅での様子と診察室での様子は異なることがあります。
取り繕うことだってあるのですから。

日常の様子をみて、こんな病気でないか、と相談いただくことは、こちらとしても大変助かります。

事前に箇条書きでも良いので、症状をできるだけたくさん書いてきてくれると助かります。
(当日渡していただくことでも良いですし、事前にFAXやメールでもかまいません)

患者さんの普段の些細な行動が、驚くほど診断の手助けになります。

家族の方の診断が的確なケースは結構あります。
あやふやでもかまいません。
この認知症のタイプは○○ではないですか?など気軽に声かけてください。

人口の半数以上が病人??

2017年、米国心臓病学会(ACC)/米国心臓協会(AHA)高血圧ガイドラインにおいて高血圧症定義の血圧値が、現行の140/90mmHgから130/80mmHgに改訂されました。

ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)という権威ある医学雑誌に、
米国・テキサス大学サウスウェスタン医療センターの衝撃的な論文が発表されました。

それは、新しい血圧基準においては、
米国45~75歳の65%が高血圧
中国の45~75歳の55%が高血圧
と診断されてしまうようです。

限られた年齢での統計なので人口の半分以上といっては言い過ぎかもしれませんが、なんかおかしくないですか?

自分のまわりの2人に1人以上が病気なのです。
2人に1人以上がみんな薬を飲まされるのです。

一応建前は、最初は生活習慣を変えて、運動して…とかということになっていますが、たいていは安易に血圧の薬が処方されてしまいます。

ちなみに高齢者も例外なく130/80mmHg以下にコントロールすることを推奨されているようです。
こんなことしたら、めまい(それによる転倒・骨折)、脳梗塞、癌などがますます増えるでしょう。
(降圧薬は、免疫や炎症を抑えてしまう作用があり、その影響で癌が発生すると言われています)

日本の基準はまだ140/90mmHgのままですが、現在日本高血圧学会が中心となってガイドラインを改訂中であり、米国に追従する可能性があります。

日本においてディオバン事件ではっきりしたように、ガイドラインを作成するような大学の著名な教授と製薬会社の癒着ぶりはすごいものがあります。
すごくたくさんの寄付金や講演料名目でお金が渡っています。
研究費としては何億という単位です。
医師個人にも多額の資金が渡っています。

「ワセダクロニクル」という確実な調査から社会問題を提起しているサイトに以下のように書いてあります。

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2016年度に医師に支払った講師謝金やコンサルタント料などを集計したところ、総額が約266億円に上ることが分かった。

年間で「1,000万円以上」を受け取った医師が96人いた。その約8割が大学教授だった。「2,000万円以上」も6人いた。大学教授や学会幹部、病院長ら、医学界で影響力が強い医師たちに、多額の金銭が製薬会社から支払われていた。

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米国でも製薬会社と学会の癒着はすさまじいものがあるようです。
製薬会社が米国心臓病学会(ACC)/米国心臓協会(AHA)にどれだけロビー活動をしていたかは不明ですが、確実にあるものと考えて良いでしょう。

「早期に介入した方が予後が良くなるから」
とかもっともらしい理由・論文をあげているようですが、今となっては論文なんて安易に信用できません。
データ・統計は都合いいように調整・解釈ができてしまいます。
ましてや日本でも問題になりましたが、ねつ造だってあるのです。

高血圧なんて、生活習慣・運動はもちろんのこと、マグネシウムなどのミネラルや、ナイアシン(ビタミンB3)で動脈硬化を予防・改善することなどで
ある程度コントロールできます。
自分の患者さんではビタミンD3を十分摂取したら、降圧薬が必要なくなったという方が複数います。

高齢の患者さんをみていると、血圧を下げることばかりがいいとは思いません。
逆に降圧薬を減量・中止すると、みんな元気になります。
原因不明と言われて長年悩んでいたた「めまい」が改善します。
そして降圧薬をやめても思ったほど血圧があがらない人が多いです。
逆に、飲んでいたときよりも低くなる人もいます。
(これは、降圧薬によって強引に血圧が下げられ、体が危険を感じてがんばって血圧を上げていたのでしょう)
自分の患者さんでは降圧薬を減量・中止して、今のところ心筋梗塞や大きな脳梗塞が起きたなど問題になったことはありません。

もちろん、無駄な降圧は脳血流低下を引き起こし、認知症にも関係してきます。

医者の立場として、ガイドラインどおりに治療していれば、頭を使わなくてもいいし、何か問題があっても責任を追及されません
ガイドラインどおりの治療をしていて、たとえ患者さんが亡くなってしまったとしても、医者は裁判で負けることはありません。
けれど、これが本当に患者さんのためになっているのでしょうか?

癌治療だってそうです。
ガイドラインどおりに手術、抗癌剤、放射線治療をやればいいってものではありません。
それが正しいなら、とっくに癌による死亡数も下がってきて良いのではないでしょうか?
欧米では何十年も前から死亡数は減ってきています。
日本だけが、右肩上がりに増え続けています。
これは単純に治療法に間違いがあるからではないのでしょうか?
(欧米では食事療法や代替療法を選ぶ患者さんが増えています)
それとも日本人の癌だけが特殊なのでしょうか?
ちなみにこれは日本の高齢化だけでは説明がつきません。

癌治療を受ける方、ぜひ主治医の先生に聞いてみて欲しいです。
手術を受けて体力が消耗している人にまで抗癌剤をやろうとする先生に聞いてみてください。
「なぜ日本だけが癌による死亡数がうなぎ登りなんですか?」と。